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初めに
『童貞。をプロデュース』の性行為強要問題とは
ドキュメンタリー作品『童貞。をプロデュース』の監督:松江哲明氏が、出演者の加賀賢三氏に対して、映画の撮影中に性行為の強要を行ったとされる問題です。
2017年の公開10周年の記念上映において、加賀氏が下半身を露出しながら告発したことで明るみになりました。https://youtu.be/-3O4oeP6dlM
"童貞”がAV撮影の現場を見学するという場面で、加賀氏の意思に反し、彼を羽交い締めにしながら無理やり口淫を受けさせるというシーンが問題とされています。
また映画祭での限定上映という本来の約束を松江氏が違い、加賀氏が上映中止を求めるも黙殺し、10年以上に渡り巡業公開を続けたことも問題としてます。
松江哲明監督が謝罪文を発表
非常に長いので要約すると…
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本作は童貞を肯定する映画だった。
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加賀氏とは「阿吽の呼吸」で映画製作を進めていっている認識だった。
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映画製作を通じて良好な関係を築けたことは今でも良き思い出の一つだが、講師と生徒という関係性を考慮すべきだった。
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嫌がる加賀氏をAVの撮影現場に連れていったが、口淫の可能性を明示的に伝えておくべきだった。加賀氏を含めた現場スタッフと「ストップワード」(お弁当)を設定したはずだが、加賀氏が忘れていた。
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加賀氏とは「物語の演出」としての“約束事の共有”が出来ていなかった。だが加賀氏の受け答えには多々そう思わせる節があったので誤解した。
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その後の加賀氏の行動は映画製作に積極的だった。またその時は私に否定できはなかった。「いじめている自覚のないいじめっ子」だったのだろうか。
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上映が好調の中、加賀氏から突然上映中止を求められる。(当初は映画祭での限定上映の約束だったが)作品が世に羽ばたくのを妨害する加賀氏の主張が全く理解できず、加賀氏とのコミュニケーションを断つ。映画の公開にGOを出したが、映画の上映について出演者にお伺いを建てないのは慣例・常識だ。
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ここまで加賀氏を追い詰めてしまったことを猛省している。
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加賀氏の、映画館での露出・暴行事件は、劇場と観客の関係性を壊し、許されることではない。また加賀氏が主張するような「観たことが罪になるような映画」は存在しない。映画製作者が観客に鑑賞体験を強要することは、許しがたい。
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加賀氏の上映中止を求める圧力行為はどれほどやってはいけないことなのか理解していない。
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『f/22』という雑誌のインタビューを受けた。加賀氏を傷つけたことを謝罪したが、「嘘だ」「保身だ」と終始言われ続けた。それでも頭を下げ続けた。まさにこの瞬間「圧力」を感じた。これが加賀氏の主張されている「同調圧力」であり、その怖さを実感し、改めて加害性の正体に気づいた。否定と訂正と謝罪を執拗に求められたが、誠心誠意答えた。
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だが筋違いな映画監督の進退や家族のことを問題に出された。「対話を通した和解」を見据えた状況ではなかった。やはり「公の場での討論」を拒否していた判断は間違っていなかった。『f/22』は偏向的で信用ならない。
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第三者の客観的な判断が必要。「司法」で白黒を付けて、裁かれたい。
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『あってはいけない映画』を決めつけることはとても危険な考え。表現者側が表現の萎縮と規制を求めることに危険性と違和感を感じている。
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世の中に不満があるなら自分を変えろ。
それが嫌なら耳と目を閉じ、 口をつぐんで孤独に暮らせ。
それも嫌なら・・・
(「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」1話より)
読者の反応
長い文章なので要約すると、 合意の上だと思ってた。 悪いとは思ってない。 オレを批判する社会は危険な社会。 この人と知り合いでなくて良かった。 『童貞。をプロデュース』監督・松江哲明より|松江哲明 #note note.com/tetsuakimatsue…
2020-01-21 15:06:07「謝罪します」→「訴訟します」→攻殻SACの引用、というの、かなり混乱した文章だと思う… 『童貞。をプロデュース』監督・松江哲明より|松江哲明 #note note.com/tetsuakimatsue…
2020-01-21 17:05:21松江監督の超長いアレ、最後までちゃんと全部読んだので誰かほめてほしい。読んでいない人用に要約すると、「同じ気持ちだと思ってたのに違ってて申し訳無いけど、自分は同じ気持ちだと思ってたんですよねーどうやら違ってたみたいだけど。同じ気持ちだと思ってたのに。 …法廷で会おう!」です。
2020-01-21 21:34:01すげえな。長文を読み進めれば読み進める程、不快になる。締めの文章ではもうウェザー・リポート気分。「お前は 自分が『悪』だと気づいていない… もっともドス黒い『悪』だ」。:『童貞。をプロデュース』監督・松江哲明より|松江哲明 #note note.com/tetsuakimatsue…
2020-01-21 15:46:09凄い! 謝罪感全くねぇ。取り敢えず取り繕った長文書いとけば数人くらい納得してくれるだろう、という打算に満ちてる上に全く機能してないnoteのサーバ容量と閲覧者の時間のみ磨耗させるだけの駄文 / “『童貞。をプロデュース』監督・松江哲明より|松江哲明|note” htn.to/3igzeupWv8
2020-01-22 09:20:48『童貞。をプロデュース』監督・松江哲明より|松江哲明 #note note.com/tetsuakimatsue… 案の定の「俺は被害者」アピール。今更「あれは映画撮影の手法で加賀も同意していたと思っていた、俺と加賀との見解の相違」で。最後は加賀と藤本に糾弾され、ひどいこと言われちゃったウェーンってさあ…
2020-01-21 13:57:15「被害者」に対する謝罪の内容かと思ったら、どういうわけか、最終的には表現の自由は守られるべきだという結論に着地していて、「いや、正論だけど論点がすり替わってるでしょ」と思った…そこに意図/悪意が全く無さそうなのが余計に悪質な気がして、闇が深いなあ、と。 note.com/tetsuakimatsue…
2020-01-21 23:55:24反省を綴ってるのかと思ったらいつのまにか自分が攻撃されて傷ついたという展開になり最終的には訴える方向に進んでいてびっくりした。 『童貞。をプロデュース』監督・松江哲明より|松江哲明 #note note.com/tetsuakimatsue…
2020-01-21 16:41:51当時の相手との関係について自分が「圧力」をかけているとは思っていなかったが、今回相手から呼び出され詰められて「これが圧力か〜」と、自分がやっていたことの暴力性を実感した、という風に、反省をしているふりをしながら(できていない)、相手から攻撃されてることを強調するのきついな
2020-01-21 17:29:57加賀氏の撮影による映像素材を多く用いたことを認め、彼をクリエイターとして評価し共同制作者として扱ってきたように言う一方で、上映に関してふつうはいちいち出演者やスタッフに確認したりしないんで〜と言っちゃうあたりもウワーッとなる。
2020-01-21 18:17:04出演者でもあり、制作にも大きく関わり、映像素材を多く提供してるひとから上映中止が求められてるのは明らかに通常の状態ではないわけで「ふつうはいちいち確認とりませんよ」じゃねーよという。
2020-01-21 18:17:04もう少しちゃんと読み込みたいとは思うけど、性被害を受けたと話す人に対して「共に過ごした時間」には温かいものが流れていた、みたいなこと言うのってなんとなくあの写真家みたいで既視感だなあとか、加賀氏が女性だったらこの件はどう扱われていったのだろうとか色々考えた note.com/tetsuakimatsue…
2020-01-21 14:19:06言ってることが、久しぶりに旧友と再会したいじめっ子が言う「俺お前のこといじめてたの?そんな記憶ないけど」と変わらないというか、完全にその図式になってる。 note.com/tetsuakimatsue…
2020-01-21 16:41:30自己弁護が邪悪すぎてびっくりした。友人だと思ってた、信頼関係があったと思ってたで押し通すのは無理があるだろ。都合が悪いことに目をつぶって、美化した記憶に酔ってると言われても仕方ない。 『童貞。をプロデュース』監督・松江哲明より|松江哲明 note.com/tetsuakimatsue…
2020-01-21 18:38:21松江哲明氏の弁明文(?)、最後のほうを含むごく一部をとつまみ読んだだけでも、謝罪しつつ被害者ポジションからものを言っていたり、ものすごい持って回った言い方で訴訟提起を仄めかしていたり、末尾を『攻殻機動隊』のあの有名なセリフの引用で締めていたり、文章全体のすごさの片鱗が感じられた。
2020-01-22 09:12:53最後のほうの訴訟提起を仄めかす、というかまあ明言している部分、〈私が「訴える」のではなく「裁かれる」のが今回の趣旨です〉など、言い方が非常に独特なものになっており、そこを読むだけでも尋常でなくねじれた何かを感じ取れる。note.com/tetsuakimatsue…
2020-01-22 09:26:08