日垣隆流喧嘩必勝法研究Ⅰ

これに対し、なんと著者ご本人からの申し込みがあります。ご本人ですから、存在するならば持っていても不思議ではありません。申し込みに対して、条件の一つであった証拠写真が要求されます。

これを見て、あなたは何を思いましたか？差別発言としか思いつかなかったならば、あなたは残念ながら日垣流喧嘩必勝法の餌食となりました。
リンク先(TwitLonger)のツイートを見ると、「要証拠写真。現物と交換」というふたつの条件が削除されているのです。

日垣先生の言いたいことは、「証拠写真」を要求するなんて条件は最初の提示にはなかった、ということのようです。この時まで日垣先生はその条件が提示されているのに気づかなかったか、あるいは気づいていても意味をわかっていなかったのかもしれません。しかし、その条件をご自身で削除しながらそれを言っても説得力がありません。

そこでどうしたか。ここに意図があったとすれば、次の4つです。

• 条件を変更して、状況を自分に有利にしようとした
• 条件を編集して、相手は条件を後から変更する卑怯者だという印象をつけようとした
• 条件を削除した箇所をTwitLongerにすることで、気づかれにくくした
• 同時に差別的・侮蔑的な発言をすることで、条件を削除したことから注意をそらそうとした

これが、インターネットやメディア リテラシーに関する著書もあり、『喧嘩必勝法』という著書を新潮社から出す予定の日垣隆先生の「喧嘩必勝法」（の一部）です。

しかしTwitterは多くの人が見ているため、これに気づく人も現れます。すぐに次のように指摘されました。

続いて、差別的発言にも抗議が入り始めます。まともな反応であり、おそらくこちらが期待される反応です。

指摘に対し、日垣先生は次のように反応されます。

このツイートは研究する上で非常に有益でした。前述した意図はこのツイートから見えてくるためです。
しかし、意図が見えてしまうということは同時に戦術としてミスであるということも言えます。

喧嘩必勝の日垣先生ですから、ここからどのように形勢を変えていくのか、いつまでも熱い視線を送り続けていきます。現時点では日垣先生は必勝法をレベルアップさせ、指摘されても反応せず無視することで対応されており、形勢は変わっていません。

今回の事例からは、「必勝法を指摘されても無視せよ。反応してはならない」というとても重要なことがわかりました。

補 前述の『喧嘩必勝法』については、次のように日垣先生本人が述べていることです。（注）2010年のツイートです。

また、興味がある方は 日垣隆流喧嘩必勝法 http://togetter.com/li/137679 も参考にどうぞ。