自然科学用語のメタファーとしての使用
内田樹先生が「メルトダウンする言葉」という感じで使って、前の先生が「思考のメルトダウンを回避するために」というブログを書いてる。やっぱり科学とメタファは切り離せないな、エピステの人たちはどう思ってるのだろう……。
2011-06-13 13:11:07素人は科学をメタファと扱うということでしょうか。RT @mpne 内田樹先生が「メルトダウンする言葉」という感じで使って、前の先生が「思考のメルトダウンを回避するために」というブログを書いてる。やっぱり科学とメタファは切り離せないな、エピステの人たちはどう思ってるのだろう……。
2011-06-13 21:07:11学問的なものではなく、メタファーによって何らかの効果を狙っているだけだと思う。そう思いたい。素人が科学をメタファとして扱うことを禁止される領域と、そうでない領域があるんだろう。きちんとそこら辺をわきまえているか、良く分からないけども。あっち系のエピステの人はどう思うんだろうね。
2011-06-15 17:03:39自然科学系の人が科学タームのメタファー使用にうるさい印象を受けるのをみてると、18世紀の化学命名法や二名法発明あたりの過程(=術語を作って日常語から分離した)を思い出しますね。そういうものとして専門用語に接してるから「厳密に使われない」ことへの許容度が下がってしまうんだろうな。
2011-06-15 17:26:33他方、人文系だとテキストを読んで一つの用語から概念をメタファー的に拡張し、展開していくことが創造的な営為になる分野もあるのでは。だから、それを咎められるのは無粋としか感じないんじゃないかな。
2011-06-15 17:28:21とはいえ、哲学と文学でまた感覚が違いそう。例えば哲学の人は自然科学系の言語感覚に近い印象を受ける。他方、私は歴史なので、言葉の意味が時代ごとにずれて動いていくのを見るのが関心の基本にある。なので、「その意味はいつ頃から成立したのか」と問いだしてしまい、話がすれ違うこともあった。
2011-06-15 17:30:14大事なことがそれぞれ全然違う。だから互いにとっての価値を理解して行けたらいいと思うが…実際には難しいことも多いかもしれない。
2011-06-15 17:31:59@okisayaka たぶん、文学や人文科学の方でも、あらゆる言葉を「メタファー的」に活かす能力が落ちているんだろうと思います。宮沢賢治が「科学用語の使用が厳密でない」などと批判されることはないでしょうから。
2011-06-15 17:40:40自分が作ろうとしているものが「発想源」か「発想源によってひらめいた理論」かによる気がします。論文は後者だと思っています。QT @okisayaka: 他方、人文系だとテキストを読んで一つの用語から概念をメタファー的に拡張し、展開していくことが創造的な営為になる分野もあるのでは
2011-06-15 18:39:18別に小説や芸術作品が明晰である必要性はまったくない。なぜならそれはある単独の内容を説明するために作られたものではなく、見た人がそこからいろいろなものを組みだしてくれればよいからだ。だが学術的活動は物事をきちんと説明するための存在なので、明晰性は要求していいと思っている。
2011-06-15 18:45:50さらに、自然科学はゴミの中から取っておくゴミと捨てるゴミを分ける学問なので、尊重の要求が場合によっては、価値の押し付けでしょう。RT @okisayaka 大事なことがそれぞれ全然違う。だから互いにとっての価値を理解して行けたらいいと思うが…実際には難しいことも多いかもしれない。
2011-06-15 18:32:19といいますか、全ての分野が微妙に関心を重ね合いながらも違うゴミを集めているというところなのでは。隣の人のゴミを横目で見るくらいの余裕は欲しいですね RT @ainsophyao: さらに、自然科学はゴミの中から取っておく… (cont) http://deck.ly/~YESFt
2011-06-15 21:23:53つまり、ゴミを集める学問と捨てる学問は本質的に違って、後者は切り捨てたところでそれには何ら悪意がないのです。RT @okisayaka といいますか、全ての分野が微妙に関心を重ね合いながらも違うゴミを集めているというところな… (cont) http://t.co/9msbqim
2011-06-16 01:13:12例えばですね。手を合わせておじぎをする文化の人と、手を太股につけておじぎをする文化の人が出会ったとしましょう。お互いが相手のおじぎを理解する解決と、片方が相手の方法でおじぎをする解決とがあります。RT @okisayaka … (cont) http://t.co/9msbqim
2011-06-16 03:13:59それぞれが相手のおじぎの方法を真似てみて、相互理解を促進するという方法もあります。二人の間で通じる第三のおじぎ方法を見つけ、それが周囲に広まることもあり得ます。数多くの可能性に開かれていますね。 RT @ainsophy… (cont) http://deck.ly/~skW8U
2011-06-16 10:16:17A分野用のゴミを集める人間はAの基準から見て不要なものを捨てることをせざるを得ないので、ゴミ捨て自体はどの分やもやっているはずですが…? ただそれぞれにとってのゴミの定義は違うでしょうね。人間の認識力は有限で、対象を絞ら… (cont) http://deck.ly/~ChEFL
2011-06-16 10:23:45全文:A分野用のゴミを集める人間はAの基準から見て不要なものを捨てることをせざるを得ないので、ゴミ捨て自体はどの分やもやっているはずですが…? ただそれぞれにとってのゴミの定義は違うでしょうね。人間の認識力は有限で、対象を絞らないとうまく理解できないですから。RT @ainsophyao: つまり、ゴミを集める学問と捨てる学問は本質的に違って、後者は切り捨てたところでそれには何ら悪意がないのです。RT @okisayaka といいますか、全ての分野が微妙に関心を重ね合いながらも違うゴミを集めているというところな… (cont) http://t.co/9msbqim
話がずれましたが、そもそも自然科学者がメタファーを嫌うというのはおそらく勘違いです。むしろ自然科学ほど複雑で豊かなメタファーにあふれる学問もないでしょう。たとえば、温度を時間で喩えることはいかがでしょうか。これはよいメタファーです。 @okisayaka @shinjike
2011-06-18 00:40:29温度を時間で喩えるってどういう意味ですか?全然違うもののように思えるのですが…。 RT @ainsophyao 温度を時間で喩えることはいかがでしょうか。これはよいメタファーです。
2011-06-18 01:21:02Wick回転したときには(虚時間に解析接続すると)逆時間と温度は同一視され、統計力学と量子力学がつながって来るとどこぞやで習いました。このことをおしゃっているのでは。横からすみません。@sakumichi @ainsophyao
2011-06-18 01:34:37@knyokoyama @sakumichi 虚時間法が頭にあったのですが、適切か怪しい上、少なくとも混乱を招きますね。そして、bluesy_k さんからそれはアナロジーではないかと言われました。ちょっと考えます。
2011-06-18 01:43:05@ainsophyao @knyokoyama グリーン関数で出てくる温度と時間は、数式の上では似ていますが、物理のアナロジーではないと思います。
2011-06-18 01:52:05@ainsophyao @knyokoyama C.N.Yang や K. Huang なんかは、はっきりと「ただの数学的な一致に過ぎない(just a mathematical coincidence)」と言ってます。 http://t.co/QazDjkk
2011-06-18 02:00:00