行政・地域から見放された被災地の「福祉の真空地帯」

NPO法人POSSEでは仙台で避難所から仮設住宅への被災者の引越しを手伝っています。その活動を続けているスタッフの @Hiroto_1988 たちが聞いた被災者の声、その3です。POSSEの復興ボランティア募集はこちらから→mhttp://blog.goo.ne.jp/posse_blog/e/5d9affea2e6974e3a0c61c65c34acd71
6
坂倉昇平@『大人のいじめ』(講談社現代新書)/総合サポートユニオン/NPO法人POSSE @magazine_posse

仙台で被災者支援をしているNPO法人POSSEのスタッフが聞いた被災者の声をまとめました。/避難所から引っ越せない被災者、避難所にも行けない被災者 http://t.co/qgp8OD7

2011-06-14 09:48:38
坂倉昇平@『大人のいじめ』(講談社現代新書)/総合サポートユニオン/NPO法人POSSE @magazine_posse

2つ目です。仙台で被災者支援をしているNPO法人POSSEのスタッフが聞いた被災者の声をまとめました。/仮設住宅の生活費が払えない…入居を辞退する被災者たち http://t.co/cV4zRjj

2011-06-16 10:11:33
坂倉昇平@『大人のいじめ』(講談社現代新書)/総合サポートユニオン/NPO法人POSSE @magazine_posse

POSSEスタッフが仙台で聞いた被災者の声をまとめた「避難所から引っ越せない被災者、避難所にも行けない被災者」http://t.co/qiKtqH7 を紹介してくれてる双風舎・谷川茂さんの記事がアメーバニュースに転載されてますね。http://t.co/zmMpUrX

2011-06-17 17:17:46
渡辺 寛人(POSSE編集長/事務局長) @Hiroto_1988

一件目終了。一人暮らしで身寄りのない高齢者の女性。みなし仮設として入居するアパートを見つけられたのは、たまたま避難所を訪れた市議会議員がサポートしてくれたおかげとのこと。おそらく議員のサポートがなければ入居すること自体困難だっただろう。

2011-06-16 13:14:53
渡辺 寛人(POSSE編集長/事務局長) @Hiroto_1988

今日は興味深い話をたくさん聞いたのだけど、つぶやく時間がない…。

2011-06-16 22:28:48
渡辺 寛人(POSSE編集長/事務局長) @Hiroto_1988

つぶやくひまがない…。今日はご飯を食べないと足がガクガクするとを学んだ。

2011-06-17 21:10:23
uma @uma_hlpco

ここ最近、被災者の引越しの手伝いを行っている。彼らから話をきくと、中には生きるか死ぬかギリギリのところで生活をしている人もいた。

2011-06-18 09:14:43
uma @uma_hlpco

詳細は記せないが、揺れで家が全壊し、仮設への移住を余儀なくされたケースがある。家族の中に障害を持つ方がいて、通院の関係で避難所へ行けなかった。全壊した家に3ヶ月住んでいたのである。また働き手の事業所が全て津波で流され収入もなく、食べるものにすら困った

2011-06-18 09:21:31
uma @uma_hlpco

だが避難所に行かなければ食料も情報も入らない。仮設住宅など援助関係について、市から知らせがくる訳でもなく、町内会で情報が回ってくることもなく、全く知ることが出来なかったという。避難所にいる知人から、4月末ごろにやっと色々な情報を教えて貰ったらしい。

2011-06-18 09:28:22
uma @uma_hlpco

「あのまま何も知らなければ今生きていなかった」と彼らは話す。避難所にいる人=被災者となりがちだが、被災したが避難所に行きたくても行けない人は少なくない。行政や地域コミュニティが機能しなければ、援助を求める人々をすくい上げることはできない。

2011-06-18 09:35:05
uma @uma_hlpco

つぶやけないわたなべに代わってすずきがつぶやきました。

2011-06-18 10:35:26
渡辺 寛人(POSSE編集長/事務局長) @Hiroto_1988

ある依頼者は新築8ヶ月で被災してしまった。二重ローン問題の話題を出したところ「そもそも支払能力がないから二重ローンをすることすらできないよ。二重ローンが問題になるのは二重ローンができる人だけだ。」と言われた。確かに。

2011-06-19 10:38:59
渡辺 寛人(POSSE編集長/事務局長) @Hiroto_1988

震災当日の午前中に鍵の受け渡しを終え、直後に被災しその自宅が全壊流失してしまった人がいるらしい。住民票を移す前だったので、罹災証明書を取ることができない世帯がいるとのこと。

2011-06-19 10:39:12
渡辺 寛人(POSSE編集長/事務局長) @Hiroto_1988

罹災証明書がないと、仮設住宅も義援金も生活再建の支給金も申請することができない。

2011-06-19 10:39:13
渡辺 寛人(POSSE編集長/事務局長) @Hiroto_1988

「コミュニティーを維持しようとしているが、地域のまとめ役が亡くなってしまったので苦労している」という話も。

2011-06-19 10:50:12
渡辺 寛人(POSSE編集長/事務局長) @Hiroto_1988

情報をもらいに市役所に行ったら「市のホームページを見てくれ」と言われたという。自宅を流された人への対応としては最低なものだと思うが、ここで安易な行政バッシングに回収されてはいけない。行政にはきめ細かい対応をするための人的資源が足りていないのだ。

2011-06-19 11:01:05
渡辺 寛人(POSSE編集長/事務局長) @Hiroto_1988

二重ローン問題について。神戸のときは、二重ローンできない人たちに対して、銀行が間口を広げ、借りやすくするというかたちで対応したようだ。その結果、返済できない人たちが増加した。神戸の二の舞にしてはならない。

2011-06-19 11:15:46
uma @uma_hlpco

高砂市民センターに、引越しサポート事業についてのフライヤーを置かせてもらいに行ってきた。館長の方に色々お話を聞かせて貰った。ここは元々避難所だった訳ではないが、津波の脅威から逃げてきた人が約600人に上ったらしい。

2011-06-19 13:22:57
uma @uma_hlpco

だが避難所指定施設ではなかったために、市から支援物資の支給などを後回しにされた。そのために館長自身が各企業に問い合わせ、物資を確保して被災者へ配布したという。

2011-06-19 13:31:19
渡辺 寛人(POSSE編集長/事務局長) @Hiroto_1988

人の人生に関わること、生活に介入していくことの責任の重さ、難しさ、しんどさ、そして喜びについていろいろと思考を巡らしながら一時上京。東京の蒸し暑さが懐かしい。張りつめていたものが緩んで疲れがどっと出そうな予感。

2011-06-19 23:31:05
渡辺 寛人(POSSE編集長/事務局長) @Hiroto_1988

「被災者」と一口に言っても、その内実は人それぞれで、大変に多様で奥行きがあって、とても一般化することはできない。彼らを支援していくためには、そこに「人間」が媒介しなければならない。

2011-06-20 11:14:42
渡辺 寛人(POSSE編集長/事務局長) @Hiroto_1988

阪神淡路大震災後の「仮設住宅での200名にものぼる大量の「孤独死」は、自助の前提を欠く状況にありながら、なお自助努力を強要され、大震災後長期にわたって放置されてきた結果である。」江口英一編『生活分析から福祉へ―社会福祉の生活理論』

2011-06-21 23:48:52
渡辺 寛人(POSSE編集長/事務局長) @Hiroto_1988

「そうしてこうした状況は大震災後の被災地に特有の現象ではない。北九州市の1年間の「孤独死」数が140人も存在するという報告(筆者注:97年当時)は、大都市圏を中心にかなりの数の「孤独死」が恒常的に発生していることを物語っている。」

2011-06-21 23:51:43
渡辺 寛人(POSSE編集長/事務局長) @Hiroto_1988

自助努力によって、生活困難にも立ち向かうこともできず、社会的な支援も得られなければ、ホームレスに追い込まれ、最後は窮死するしかない。

2011-06-21 23:55:11
渡辺 寛人(POSSE編集長/事務局長) @Hiroto_1988

避難所での生活に家賃がかからないということで家賃扶助をカットしようとしたり、義捐金を収入とみなして給付から差し引こうとしたりということは、阪神淡路大震災のときも行われていた。その結果、被災地神戸における生活保護受給が減少するという理解しがたい現象が生じた。

2011-06-22 00:06:59