読む。「情報収集衛星—このまま進んでいいのか」朝日社説:http://www.asahi.com/paper/editorial.html#Edit2 正論だ。
2009-12-08 11:01:33情報収集衛星の問題点は、「毎年600億円以上の支出を説明責任なしにしておいていいのか」ということに尽きる。隠す理由がどこにあるかといえば、ほとんどない。
2009-12-08 11:04:18正確には、一つ、情報収集衛星を機密にする積極的理由がある。「アメリカからの圧力を回避して日本独自の地球観測衛星の技術を蓄積する」ため。
2009-12-08 11:05:44春原剛さんの本に出てくるが、開発開始にあたってはアメリカからの「衛星を買え」という圧力が存在した。当時の自民党がそれを押し切って国産開発を決めたわけだ。が、その後も色々アメリカの影がちらついている。
2009-12-08 11:07:16日本では作れない、作っても高くなりすぎる、そのためアメリカから輸入せざるを得ない部品が存在するわけだが、輸出にあたって商務省がかなりきびしい条件を付けてきているらしい…なにしろ機密だから「らしい」ぐらいしか私には分からないのだけれど。
2009-12-08 11:09:37情報収集衛星に限らず、アメリカの官は今もなお「日本は経済的な敵国である」というバブル期の感覚で動いている節がある。官が方向転換できないのは日本と全く同じ。
2009-12-08 11:11:57スーパー301の結果の構造協議は今なお続いていて、毎年アメリカは日本に改善要求を突きつけているわけだし。20年もこんな状態なのかと思うと、けっこうくらくらする。
2009-12-08 11:13:05そんな中で、日本国の施策として地球観測衛星に集中投資する方便として、情報収集衛星は確かに機能している。が、その一方で「説明責任なしの600億円」という役人天国も産み出してしまっているわけだが。
2009-12-08 11:15:54ちなみに、現在開発中のGeoEye-2は、分解能25cmを実現する予定。米商務省は衛星一機ずつに公開して良い最低分解能を指定するという形で免許を出している。
2009-12-08 11:18:02ということは、アメリカの民間地球観測衛星は、現行の50cmから将来的に25cmまで分解能が上がることが既定路線になっているということだ。でなければ、民間がわざわざコストをかけて25cmのセンサーを使用する理由がない。
2009-12-08 11:18:51RT @ShinyaMatsuura 情報収集衛星に限らず、アメリカの官は今もなお「日本は経済的な敵国である」というバブル期の感覚で動いている節がある。官が方向転換できないのは日本と全く同じ。
2009-12-08 11:18:53たとえ情報収集衛星が、40cm解像度を達成したとしても、アメリカは民生レベルでその先を行くということである。いや、逆に日本側がアメリカに配慮してそのレベルに留めているのだろうか??
2009-12-08 11:20:1225cmでの販売は政府だけ、ということもあるのでは。現在も政府向け販売が結構多いはず。RT @ShinyaMatsuura: ということは、アメリカの民間地球観測衛星は、現行の50cmから将来的に25cmまで分解能が上がることが既定路線になっているということだ。でなければ、民間が
2009-12-08 11:20:21いずれにせよ、情報収集衛星で開発した技術が民生衛星に転用されて量産・販売するところまでいかなければ、累積7000億円超の投資も説明がつかないことになるわけだが。
2009-12-08 11:21:20@ohnuki_tsuyoshi やあ、わかりませんよ。50cm規定は法律でもなんでもなく、商務省が衛星単位で自由に決められる「免許条件」ですから。簡単にひっくり返るものです。
2009-12-08 11:22:42@ShinyaMatsuura パスコが解像度25cmの衛星を6機保有して、政府には25cmでの優先撮影権を売り、民間には1mの劣後撮影権を売っても良いわけで。
2009-12-08 11:23:06ALOSと二階建てになってる事や、機密だらけで、所定の性能が出てるか検証不可能までは突っ込むには、紙数が足りないか。RT:@ShinyaMatsuura 読む。「情報収集衛星—このまま進んでいいのか」朝日社説:http://bit.ly/bIjSS 正論だ。
2009-12-08 11:24:13@ohnuki_tsuyoshi そうそう、そういうこと。RT @ohnuki_tsuyosh パスコが解像度25cmの衛星を6機保有して、政府には25cmでの優先撮影権を売り、民間には1mの劣後撮影権を売っても良いわけで。
2009-12-08 11:24:25@ShinyaMatsuura 逆に言うと、ハード的にはいくらでも高性能なものを保有させて、どこまで市販してよいかは政府の胸先三寸だけど、最高精度の写真は一定量買い上げますよ、という柔軟な運用もできるということです。
2009-12-08 11:24:50@ohnuki_tsuyoshi ですね。逆に言えば、どこまで民間に高分解能画像を提供するかですが、これはいずれ軍用と同等になるんじゃないかと私は観ています。GPSの精度コントロールと同じではないか、と。
2009-12-08 11:26:57@ShinyaMatsuura GPSが精度を落とさないで公開されたのは、高精度の民間サービスの芽を潰すことで、有事のコントロール権を持つことでしたね。ところが、欧露中がそれに反発し、GPS代替衛星を上げ始めたので、もう精度を落とす理由がなくなってしまった。
2009-12-08 11:30:28@ShinyaMatsuura 今後、地球観測衛星の精度コントロールは、超低軌道にダイブするとか、即応打ち上げでフリークエントに撮影するとか、そういうところに移っていくのではないでしょうか。低軌道滞在型の地球観測衛星は民間でも充分できるようになってきている。
2009-12-08 11:32:39@ohnuki_tsuyoshi というよりも、民生用で高精度のニーズが極めて強かったということが大きいです。巨大な民生市場を前提にすると軍用機器もぐっと安くなりますし。
2009-12-08 11:33:06