ボカロと仮歌と人の歌声
ボカロ曲は音楽じゃない、か。まあこういう考え方をする人が出てくること自体は不思議じゃない。 / VOCALOID: 歌いたい奴ちょっとキタコレ!(゜∀゜) http://htn.to/Np7KoV
2011-07-02 14:37:55人間のボーカルには限界があるんだよね。自分のボーカルも含め。テクニックでビブラートのふれ幅を大きくしたり、安定させたりはできるけど、そこを乗り越えるには数年から数十年かかる。その間に声は衰える。変質する。でもボカロだとうまく歌うテクニックはひたすらたまっていくのだ
2011-07-02 15:41:07ボカロPには実際に歌がうまい人が多いけど、それは当然だと思う。仮歌でいいや、とそこで歌手に放り出すのではなくて、自分で表現方法を模索していくから。でも、すぐに使えるリアルな歌い手とボカロの落差を埋められない人はいると思うし、自分で歌える(と思っている)人は興味すらないだろう
2011-07-02 15:47:50金次第ですぐに使える歌手使ってやがんなちくしょーめ。でも俺は自分のこのぶっとい声で歌うぜ、へへへ……。いや、気持ちはわかるよ。俺も自分の声がどの男声ボカロよりUTAUより好きだからね
2011-07-02 15:53:51一人の歌声を数千人、数万人のプロデューサーがよってたかってあーでもない、こーでもないって鍛えていって、そのノウハウがみんなに共有されて、歌声のマネージャーやプロダクションにもフィードバックされて改善されてるという状況なのだよボカロは
2011-07-02 16:03:45VOCALOIDの歌わせ方・調教の多人数によるノウハウ蓄積と共有は、VOCALOID3の Job Pluginを使った「XX風歌わせ方」が流通するようになれば大きく変わっていくはず
2011-07-02 16:25:55.@mazzo LA遠征、お疲れ様です! ツイートレポ、わくわくしながらチェックさせていただいています(・∀・) 話題になってるブログのお話、ぼくも松尾さんのご意見に近いです。『CDジャーナル』「ボカロのじかん」で以前書いたことを引用してリアクションさせていただきます〜。
2011-07-02 16:48:27というわけで、ついリアクションしたくなっちゃったので、以下、現在『CDジャーナル』誌で連載させていただいてる「ボカロのじかん」から、第1回(4月20日売り号掲載)に書いた記事を自分で引用ツイートしちゃいます。松尾さんはじめ、みなさまTL汚し失礼します〜m( __ __ )m
2011-07-02 16:51:39(引用ここから)ボカロシーンが面白いのは、ポップス本来のーーもしかしたら、近年のJポップがちょっと忘れちゃったかもしれないーー歌の可能性を復活させているように思えるから。端的に言って、人間が歌っているそのへんのJポップより、よっぽど「歌が強い」んだよね。
2011-07-02 16:52:33「ボカロP」(ボカロ曲制作者を指す呼称)をほかの音楽家と違うものに特徴づけてるのは、「調教(調声)」というプロセス。ボカロソフト上で歌声を調整することね。ここで、「歌ってなんだろう」って、“意識的に”考えざるをえないもの。
2011-07-02 16:53:39もちろんあらゆる歌制作の関係者も考えることだろうけど、ボカロの場合、ボカロソフトのパラメーターっていうかたちで“概念=言語”が公平に、共通して与えられてるからこそ、それをどう扱ったか、思考したかの差が際立つからね。
2011-07-02 16:54:19そしてボカロPは、「あるメロディをどう歌わせるか」に留まらず、ほぼ必然的に「歌唱にとってメロディはどうあるべきか」、「歌詞にとってメロディはどうあるべきか」を考えることになる。 有名Pの方々はみんな、音楽、そして歌の理解がすごく深いんだと思うんだよね。
2011-07-02 16:54:57たとえばね、この前cosMo(暴走P)さんのニコ生聴いてたんだけどね(以下、次号)ーーと尻切れに「ボカロのじかん」第1回は終わりました。
2011-07-02 16:58:26第2回は、cosMo(暴走P)さん @cosmobsp さんの「初音ミクの消失」を中心に、少なくない数のPが”人の歌声のシミュレート”という問題をとっくに離れていること(意識的/無意識的かの別はわからないけど)、というようなことを書きました。
2011-07-02 17:04:10.@mazzo リプありがとうございます! mazzoさんもぼくと同じく日本から念を飛ばし組なんですね!← 「ボカロのじかん」、月刊誌で1500字ずつなんで亀の歩みですが、まだボカロ知らない人の目に少しでも入ればと思いがんばっております!
2011-07-02 17:07:57「ボカロのじかん」、字数かぎられた中で、ボカロ知らない読者を想定してやらせてもらってるんでここまでは書けなかったけど、第2回で書きたかったこと→歌詞中に〈所詮ヒトの真似事〉とあるけど、「初音ミクの消失」は〈ヒトの真似事〉じゃなさすぎる歌。歌詞と歌のその入れ子関係まで含めて(続く
2011-07-02 17:13:40感動的に完成度の高い、大名曲だと思う。cosMoさんが同曲を発表してからもう3年以上が経ったけど、「ボカロのじかん」本文中で書いた通り、ボカロを知らない人にまず1曲聞かせるなら、いまでも、ぼくはこの曲を選ぶかもという感じです。何度聴いても泣けてしまってたいへんです(´Д⊂ヽ
2011-07-02 17:18:29「あきれて言葉も出ないです」の人のBlogを見てみたら、「ボカロ曲は音楽ではない」と豪語していらっしゃるけど、Mix師やってた立場でよく言えるなあ。感動するわ。 http://shorter.seesaa.net/article/165198359.html
2011-07-02 14:15:08また「ボカロは音楽じゃない」発言があったらしい。個人の感情に何言ったって詮無い事だけど、思うだけじゃなくそれをネットで口にしちゃうって事は、原宿で拡声器もって「ピアス付けてる奴は人間じゃない」と叫んでるのと同じだって事は自覚した方がいい。カイジも言ってるでしょ「口に出したら戦争」
2011-07-02 15:34:38そうそう。音楽じゃないとか絵じゃないってのは根本的に第三者が決めれる事じゃなく、それが口にされた時点で必ず対象に対する害意が内包されている。RT @wotamoli ウケるかどうかとか、売れるかどうかを別にするなら、音を出して楽しんだらもう音楽だろ?違うの?
2011-07-02 15:45:59@wotamoli 前述の通り、「決め付けが」ではなく「それを公言することが」です。自分が気に入らない他人(の価値観)を社会から排除しようとする行動は、基本的に害意を持って行われます。その最終的に行き着く先は殺人でしょう。
2011-07-02 15:56:09@wotamoli ただ、その害意が広く公共性を持てば、それは社会正義足りえます。先ほどからお話になってる「黒板を引っかく音」の事例はそれですね
2011-07-02 15:59:42@wotamoli 今回の話。発言元は存じませんが、それなりに影響力のある人が発言したのなら、それなりの実効力はあると思いますよ。その彼(もしくは彼女)の周りを同調者で固めて、彼(もしくは彼女)が安心できる空間を作るくらいには
2011-07-02 16:03:19