『ゲノムと聖書』翻訳者mmesachiさんの「聖書と科学」連続Tweet+「進化論と創造論」に関連したやりとり
- hannamasako
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昨日、礼拝の準備のためにハッブル宇宙望遠鏡の撮ったたくさんの写真を見ていた。神はアーティスト。そして、とんでもなく大きなお方。それを見せてくれる科学者の誠意と尽力に心から感謝。そして、この宇宙の中で、神が一番の情熱を人間に対して持っておられることに、畏れを感じる。
2011-07-09 21:22:08夫が信仰をもったばかりの頃、彼の好きな御言葉として掲げていたのが詩篇19:1でした。これが、彼がクリスチャンの大気流体力学者として歩みを始める上での、基となったようです。「天は神の栄光を語り告げ、大空は御手のわざを告げ知らせる」@nj_otenki
2011-07-09 21:37:34(1)地球流体力学で博士号を取った数ヶ月後に信仰を持った夫は、当初は科学と信仰の間に何の矛盾も感じていなかった。彼にとって自然は神を知るための窓口であり、科学はその方法の一つだった。ところが教会と深く関わるようになり、
2011-07-09 22:30:492)教会では科学が信仰の敵であるかのように言われることもある現実に、彼は葛藤を覚えるようになったらしかった。らしかった、というのは、彼は私にその葛藤を伝えてくれたことがなかったので、私ときたら、まったく気づいていなかったのだ。
2011-07-09 22:30:58(3)教会は、聖書に書かれている(と彼らが思っている)ことを、夫が科学者として肯定することを求めてきた。たとえば地球の年齢は六千〜一万年だとか、進化論は嘘だとか。しかし夫は科学者として自分が知っていることを曲げなかった。
2011-07-09 22:31:09(4)それは科学を優先するために信仰を妥協したのでなく、彼の中ではその二つは問題なく両立していたからだ。でも、彼が教会でそのような発言をすると人々は困った顔をした。彼に議論をふっかけてくる人もいた。
2011-07-09 22:31:17(5)夫は自分から積極的に科学と信仰の問題を話題にしたり、他の人の考えを変えさせようとすることはなかった。聞かれたときだけ、簡潔に自分の考えを述べていた。まさに「然りは然り、否は否」と。
2011-07-09 22:31:27(6)70年代に米人宣教師を通して信仰を持った私は、地球の年齢は若く、進化論は嘘だと当然のように教えられていた。だから、夫が前記のような考えを、信仰を持った後でも変えていなかったことに気づいた時は、正直、驚いた。
2011-07-09 22:31:37(7)一度、激しい口論になったこともある。(口論と言っても、私が一方的にわめいただけだったが。)彼は議論によって私を説得しようとすることはなかった。ただ、徹頭徹尾、柔和で、冷静で、そして確固としていた。
2011-07-09 22:31:45(8)私の理解が追いつくのを、忍耐と愛をもって待とうとしてくれているようだった。その姿に、私は彼が揺るがない礎石の上に立っているのを感じた。そして、自分が当然として教えられてきたことを、再吟味するようになった。それが約10年前だ。
2011-07-09 22:31:59(9)神が進化というプロセスを通してこの世を、そして人間を創造されたと考えることは、私の神への畏怖と感嘆を一層深いものにした。そして、「信仰」の名のもとに神の偉大なる御業を小さな箱の中に押し込んでいたことにも気づかされた。まだまだ分からないこともある。
2011-07-09 22:32:06(10)でも夫は言った。神学も科学も、どちらもまだ発展途上。現時点で矛盾があるように思えても、心配する必要はない。真理は主のものであり、主は一つ。神学と科学が、それぞれの領域でそれぞれに真摯な探求を続けていくならば、やがてそこには調和が見えるはず、と。
2011-07-09 22:32:14(11)進化に関しては、科学の方がたくさんのデータを持っている。それを元に神学の側に調整する必要が出たとしても、それは信仰の妥協でも聖書を軽視することでもないと思う。「天は神の栄光を語り告げ、 大空は御手のわざを告げ知らせる。」詩篇19:1
2011-07-09 22:32:20夫が2003年2月に書いた、科学と信仰に関するメモです。http://d.hatena.ne.jp/mmesachi/20030203
2011-07-09 22:36:01RT @mmesachi: (10)でも夫は言った。神学も科学も、どちらもまだ発展途上。現時点で矛盾があるように思えても、心配する必要はない。真理は主のものであり、主は一つ。神学と科学が、それぞれの領域でそれぞれに真摯な探求を続けていくならば、やがてそこには調和が見えるはず、と。
2011-07-09 22:42:28この説明はいいですね。私も理科系大学卒だから、こう整理していただくと、ありがたい。RT @mmesachi: 夫が2003年2月に書いた、科学と信仰に関するメモです。http://d.hatena.ne.jp/mmesachi/20030203
2011-07-09 22:43:47@mmesachi 確かに、科学と聖書は矛盾しない。奥山実師の「悪霊を追い出せ」という本は、前半はその名の通り名のだけれども、後半は量子力学の話に終始しており、私には何を言っているのかさっぱりわからないが、量子力学を極めれば尚のこと聖書に近づく、らしい。極めれば両者は近づく、と
2011-07-09 22:48:41@mmesachi 初めまして。フォローさせて頂きました。進化論等の科学と聖書との論争に一つ決着をつけたく思っていた矢先に貴女のつぶやきに出会い、旦那さんのメモも含めてヒントを頂けたように思います。ありがとうございました。今後も楽しみにしています。
2011-07-09 23:35:20僕の苦手な分野なんですが、とても良くわかりましたし、すごく勉強になりました。ありがとうございました!@mmesachi 夫が2003年2月に書いた、科学と信仰に関するメモです。http://t.co/Nm8JNOm
2011-07-09 23:36:09@fumidiego 初めまして。長い連続ツイート、読んでくださり感謝です。こちらこそよろしくお願いいたします!
2011-07-10 00:06:52@fumichito 長いものを読んでくださり、ありがとうございます!私も、主の前にへりくだりつつ、学び続けていきたいと思います。
2011-07-10 00:44:01@mmesachiご主人は科学者だけでなく、人格者なのですね。ついつい感情的に議論をしてしまう私、ご主人のこの態度→、大いに見習いたいです。RT@mmesachi 彼は議論によって私を説得しようとすることはなかった。ただ、徹頭徹尾、柔和で、冷静で、そして確固としていた。
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