「第18回スクエニ マンガ大賞」盗用問題でスピリッツ編集部の人のボヤき
- nikoran1985
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この盗作問題はマジで怖すぎる。何が怖いかと言ったら「自分が同じ立場でこれを防げるかどうかわからない」から。…とか書くと、駄目編集死ねって思われてしまうんだろうけど、いやマジで怖いですよ。
2011-07-15 08:12:40まず、この作品の盗作元である『マルドゥック・フラグメンツ』の単行本発売日が5月。んで、第18回スクエニ漫画大賞の応募締切が多分3月末。ってことは、短編が掲載された雑誌を読んでないと気づけない。
2011-07-15 08:15:55んでもって、小説を雑誌で読む習慣のある人間は漫画編集の中でもほとんど、いやまずいない。例えば、今月号の「小説すばる」や「きらら」に掲載された短編を知ってる人間がどれくらいいるだろうか。
2011-07-15 08:22:33それは多分『マルドゥック・スクランブル』って有名作品でも同じ。単行本化される前に読んでる人間は圧倒的に少ない。有名作品ですらそうなわけだから、それほど有名ではない作品においてをや。
2011-07-15 08:30:55誰でもいいんだけど、例えば赤川次郎氏が書いた最新短編の内容を知ってるか。自分は知らない。てことは、少なくとも自分はその作品をパクった漫画にOKを出す可能性があるってこと。編集部に知ってる人間はいるか。恐らくいない。……いや、ホント怖い、怖すぎる。
2011-07-15 08:43:12@isemaeda 昔少年サンデーに「新人原作大賞」があって、その受賞作が増刊少年サンデーに載ったんですが、僕が当時の担当さんに「これ『ラシャーヌ!』にそっくりな話があるよ」と教えたら、なんかいろいろあったみたいです。少年漫画の編集者は少女漫画を読んでなかったという話です。
2011-07-15 14:40:56@masyuuki そ、それは恐ろしい話ですね((((;゚Д゚))))盗作に賞を与えてしまうことほど編集部に不名誉なこともないですから…そして、フォローありがとうございますm(__)mこちらもフォローさせて頂きました。ゆうき先生担当のヤマウチさんにはいつもお世話になっております。
2011-07-15 15:53:41@SINTAKE アクションができたかどうかは、編集部(及びその周囲)で読んでる人間がいたかどうかで決まるのと思います。なので読んでいなければ、アクションのとりようがないんですよね…
2011-07-15 17:09:30@isemaeda 仮に元が純文学や未翻訳の海外作品などまったく畑が違うものならおっしゃるところも理解できるのですが、顧客層が(恐らく)被る分野の作品に対しあまりにアンテナが低いと感じます。個人で負うのは難しいでしょうが、部署としてまったくノータッチと言うのは・・・。
2011-07-15 17:16:59あまり門外漢が口を出す話でもないのかもしれない。でもそこそこメジャーなシステムのソース丸パクリしてオリジナルですとか開陳したら、普通誰か気付いて社外リリース前に懲戒もんである。ドライバとかハード制御部分だと見えにくいから時々裁判沙汰になるけど。
2011-07-15 17:23:06マルドゥックシリーズの短編は『ゼロ年代SF傑作選』に収録されていたようです。不勉強でした。ご指摘頂いた皆様、ありがとうございますm(__)m @penuts_k @yokohamalotte @TodomeK @mikan_kotatsu
2011-07-15 17:28:30@SINTAKE うーん、やはりこれも読んでいる人間が部署にいなかったということにつきるんではないかと思います。もちろん、アンテナが低いと仰る意味もよくわかるのですが。
2011-07-15 17:37:18@isemaeda 読んでなければ仕方ない、という側面もあるとは思うのですが、謝罪広告の文面を見ると持ち込んだ作家が悪いとしか思ってない様に取れるのですよね。不勉強が招いた事態と認識しない限り、またすぐ同じことが起きるように思います。
2011-07-15 17:44:58@SINTAKE 謝罪文を読んでいなかったので、なるほどです。多分新人賞の応募要項にオリジナル作品である旨を明記してあるために、そういう風にとられる書き方になっているんだと思います。
2011-07-15 18:57:27@SINTAKE それと、同じ編集だから贔屓目で見ていると思われてしまうかもしれませんが、掲載した責任者と担当はめっちゃ悔やんで反省していると思います。にも関わらず、再発可能性がある点がこの問題の怖さだと思います。
2011-07-15 19:00:11『コンプライアンス-絶対法隷都市-』を読んだ。自分は『マルドゥック・スクランブル』も『マルドゥック・ヴェロシティ』も読んでるけど、これが盗作だと気づける自信はない……防げるかどうかの件、ますます怖くなった…orz
2011-07-15 21:40:32@isemaeda 盗作の発見は本当に難しいと思う。全部の著作物に目を通すのは人間には無理。どちらかというと新人の作家の方に盗作について伝えるのが一番の対策じゃないかと思う。新人賞に関しては、それすら難しいわけで……
2011-07-15 22:54:05@fujimula しかも今回ので怖いなと思ったのは、有名な作家の小説も部数のめっちゃ少ない(失礼!)雑誌が初出のことがままあるってことで。今100万部超えてる「謎解き〜」だって、初出は『きらら』(刷り部数:約6500)なんだよね。
2011-07-15 23:13:37@isemaeda 小説誌の部数はどこも少ないね(笑)それは作家のせいではなく、小説誌で読む習慣が日本にはなくなり、それを全く取り戻せない編集部のせいで。
2011-07-15 23:35:52@isemaeda 盗作を見逃す可能性を少しでも減らすためにも、編集者はいつまでも勉強し続けなければならないんですよね・・・。誰かに教わるんじゃなくて自分のために。
2011-07-15 23:57:11@ponkantea 仰る通りですね。盗作のネームに気付かず通してしまうってのは、最悪ですから……お互い頑張りましょう、って偉そげにすみません(´Д`)
2011-07-16 00:16:41