- futaba_AFB
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下調べはしましたが、書くのは即興なので、いろいろあらが有るかもしれませんが、あと戦史クラスタにはあとでちょっと分析をお願いしたいのです。
2011-07-19 20:32:23さてさて、太平洋戦争のあいだ常に日本の主力機であり続けよくも悪くも日本の象徴たる零戦。かたや太平洋戦争のヤラレ役、もしくはアメリカの一番辛い時期を支え続けたF4F、この両者がどういう戦闘機なのか、スペック厨の本気で比較してみようと思うのですよ
2011-07-19 20:36:44というわけでチキ・チキ・バン・バン、珊瑚海海戦で死闘を繰り広げた零戦(上昇率は資料の都合で2号零戦ですが)VSワイルドキャットの初期型F4F-3、ご覧のとおりものすごく似通った性能の飛行機なのです。 http://twitpic.com/5sgi0b
2011-07-19 20:38:39さらに火力を一秒間あたりの投射エネルギー量で比較するとF4F-3はブローニング4丁で771819J 零戦は7.7mm機関銃×2 20mm機関砲x2で465244J、20mm機関砲の炸裂弾の影響を加味出来ていないのですが、F4Fのほうが高火力という判定に
2011-07-19 20:51:25最も、零戦の20mm機関砲は初速と発射速度はそれほど高くないことからあまり戦闘機向きではないことを考えると、少なくとも対戦闘機戦ではF4Fのほうが高火力という認識でもそれほど間違ってはいないんじゃないかな~と思います。
2011-07-19 20:53:09@futaba_AFB 零戦の初期型が搭載していた20mm機銃に関して言えば、搭乗員から不評が多かった(弾道が垂れる、いわゆるションベン弾、弾数が少ない)ことも肯定してますね。20mm機銃自体対攻撃機用に搭載されたものですし。
2011-07-19 20:57:09つづいて、F4F-3の改良型F4F-4、ミッドウェー、ガナルカタルの攻防なんかで使われたタイプですね。ご覧のとおり性能が低下しており、おそらくワイルドキャットの悪評についてはこのころについたものではないかと思われます。 http://twitpic.com/5sgr77
2011-07-19 21:00:13F4F-3は欧米機にしては軽量な機体に二段二速過給器装備の高高度性能と高パワーとあいまって、速度性能はほぼ互角としても、上昇率は中高度以上になると零戦以上ですが、F4F-4になると上昇性能、速度とも大きく負けてしまいます。
2011-07-19 21:04:32手記によってアメリカ軍は上昇力をいかして~と零戦の上昇力をいかして~と食い違うのはおそらくこのせいではないか?と思われます。
2011-07-19 21:05:22@futaba_AFB 機銃を6丁にした分重くなって上昇率とかロール性能下がったうえに一丁あたりの携行弾数が減って現場から文句ブーブーでしたっけ<F6F-4。A6Mの三三型は航続距離以外は好評だったようですが
2011-07-19 21:05:27さて、一見改悪のように見えるF4F-4にはどういう改良が行われたのかというと、搭載機銃が4門から6門に増え火力の増強、さらに折りたたみ翼(最初のF4Fは折り畳み出来なかったみたいです)の採用で空母あたりの搭載量の増加、防弾装備の充実などだそうです。
2011-07-19 21:07:29つまり、日本軍機が人命を軽視してまで推し進めた軽量化を行わなかった場合どのような性能低下が起きるかについて、はからずもF4F-4はその性能低下によって証明してしまうわけです。
2011-07-19 21:09:10しかし、実際の戦闘では日本軍は1942年の12月にはラバウルの過動機が100機以下になるまで追い詰められ、結局のところ最期まで生き残っていたのは零戦より遥かに劣るはずのF4F-4でした。
2011-07-19 21:12:29(激戦でF4F-4は殆ど残存してないじゃ~んという意見には耳をふさぎます。)
2011-07-19 21:13:05日本軍の零戦は熟練のパイロットが短期決戦で決着を付けるのには当時最適の艦上戦闘機だったといると思います。しかし、実際のところWW2の航空戦は先に消耗しきったほうが負けという空の塹壕戦であり、消耗戦を生き延びれたのはタフで無線機によって連携の取れたF4Fだったという事でしょう
2011-07-19 21:17:12とはいえ、戦闘機の優劣で考えればF4Fが零戦に優っているわけではなくて、本当に良いライバル関係だったと思います。零戦というか海軍に取って誤算だったのは太平洋全体の制空権を確保する戦いに巻き込まれてしまったことではないかな?と思います。
2011-07-19 21:24:06日中戦争やノモンハンでの主役は陸軍であって、隼のほうが防弾性もよいですし零戦よりも長期に渡る制空権の奪い合いは向いていたでしょう。しかし陸軍は急速に拡大する戦線に対応できず。空母による短期の局地戦にあわせた零戦がその代わりを補ってしまったのが最大の間違いだったのでは?と思います。
2011-07-19 21:28:20姫様によるF4Fはどう戦ったの?
事実、陸攻機はガダルカナル島での戦いでかなりの数落とされてるのよね。日によっては損耗率60%が超える時もあった。これは後になるにつれ増えてくるのよね。
2011-07-19 23:19:04@nekoguruma 坂井三郎氏が撃墜されかけて片目を負傷したあの戦闘で、敵戦闘機12機を落とす戦果を台南空はあげているんですが、その反面日本側は陸攻機27機中5機を失っています。その翌日の陸攻隊の攻撃では23機中18機が落とされたそうです。
2011-07-19 23:23:37その後の戦闘でも陸攻機は護衛の零戦も付けてガダルカナル爆撃に向かうわけですが、日に日に陸攻機の撃墜数は増えていきます。9/28日の侵攻では零戦40、陸攻25機が爆撃しにいくわけですが、米軍機の撃墜はゼロに対し、陸攻機は7機撃墜、残りの機体も全て被弾という大損害を受けています。
2011-07-19 23:28:01