「雑誌では原稿料」「単行本では印税」と単純に区別はできません

出版視点で漫画家さんの「原稿料」と「印税」のお話(http://togetter.com/li/15704)に意見
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森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

印税も稿料も、制作費や宣伝費、流通費などを抜いた利益(雑誌単体では赤字で単行本分を見込む場合も)の中での「著者配分」から算出しているので、「雑誌では原稿料」「単行本では印税」と教条的に区別することはできませんね。 http://togetter.com/li/15704

2010-04-23 09:36:44
森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

こと出版の場合、印税というのは「本体価格の○%」という計算になります。これを200円の雑誌に適用すると「0.07%」とかたいそう微妙な数字になってしまいます。なので、ざっくり稿料で回していく方が効率的だし、楽ですよね。 http://togetter.com/li/15704

2010-04-23 09:39:07
森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

ちなみに、ゲームソフトなどを雑誌・ムックに収録する場合、僕がこれまで見てきた範囲では、一括で○円、あるいはロイヤリティ○円/刷り部数(印税計算ではなく)という感じです。 http://togetter.com/li/15704

2010-04-23 09:41:05
森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

「雑誌の立ち読み」の横行は、すぐにどうこうという影響はないかもしれません。しかし、これが横行して売上が下がると、当然ながら原稿料が下がったり雑誌そのものがなくなったりしますので、結局のところ作家に打撃が.. http://togetter.com/li/15704

2010-04-23 09:44:36
森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

要するに、印税と稿料の境目はそれほどきっちりしたものではないってことです。

2010-04-23 10:00:26
森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

とある出版社さんの場合ですと、作業費について話を詰めている段階では「稿料」ということで「○ページあるのでいくらいくら、増刷印税はいくら」みたいな話だったのが、契約書上では「初刷○部は印税いくら、増刷は印税いくら」になっていたりします。無論、金額は変わりません。

2010-04-23 10:00:55
森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

「雑誌は稿料で書籍は印税」「へー」とかいう具合にトリビアGET段階で満足する前に、「著者報酬」(ひいては「製品価格」にも繋がる)というものがどのような理屈で定められているのかについて考えを巡らす方が生産的かと。

2010-04-23 10:05:21
ミィム@糖質制限中 @happylab

@Molice ホントは印税って著作権料の支払なんで、全然意味が違うんですけどね [きゅんきゅん]

2010-04-23 10:02:46
森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

.@happylabさんの指摘で思い出した。そういえば、出版社によってそれぞれ微妙に「印税」「原稿料」の意味合いが異なっているように感じることもある!

2010-04-23 10:10:25
森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

このへんデータベースとかにまとめていくとたいそう面白いのでしょうけれど、ものすごい勢いで干されますね♪

2010-04-23 10:11:08
まこと @makoto24mako

@Molice でもこういう問題って理解しづらいというか…常識なんですけど、想像が働かせにくい部分はありますよね。当事者になってやっとわかるって事も多い気がします。書籍は出してないですけれども…

2010-04-23 10:11:50
神北恵太 @Keitakamikita

@Molice 400文字単位金額のデータベースであるまいし、用語から見る文化比較でしかないから、そう問題は無いと思うけどなぁ。

2010-04-23 10:13:47
森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

@Keitakamikita 問題は、編集者個々人でもバラつきがあるように思えるあたりですね♪

2010-04-23 10:17:22
神北恵太 @Keitakamikita

@Molice あーそれはある。同じ出版社の中でも、編集部・会社側編集者・間に入る編プロ・ライター/絵描きの順列組み合わせで、随分変る気がします。

2010-04-23 10:20:23
森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

書き下ろしで書籍仕事をやっている編プロ・ライターにとって、原稿料と印税の最大の違いは「印税計算の場合、発売直前までいくら貰えるかわからない」ことです。あがってきた原稿を確認してから部決(何部するか決める)って、結構あるんですよ。1000部の増減で簡単に7~8万円は上下します。

2010-04-23 10:15:10
森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

(まあ、作業終わるまで原稿料曖昧なままなんてことも普通によくある!)

2010-04-23 10:16:24