2011/7/24・11:00開始　東京電力による「原発」に関する記者会見

プレスリリースより
http://www.tepco.co.jp/cc/press/11072401-j.html
※７月23日午前11時、６号機タービン建屋地下の溜まり水について、仮設タンクへ
　の移送を再開。同日午後６時、移送を停止。

※７月23日午後２時15分、集中廃棄物処理施設（雑固体廃棄物減容処理建屋）から
　集中廃棄物処理施設（プロセス主建屋）へ溜まり水の移送を開始。同日午後７時
　移送を停止。

※７月24日午前４時28分～午前５時57分、無人ヘリコプターによる１号機原子炉建
　屋上部のダストサンプリングを実施。

日曜日なので松本さん(つ∀-)ｵﾔｽﾐ
東電寺澤「注水１号機－3.5　2号機－3.8　3－9m3/h　窒素1－71600m3　135.4kPa　2－7900　136.0　3－3200　101.6

使用済燃料プール代替冷却5時現在2－31度　3－30.2度

4号機、原子炉ウェル、機器ピット使用済燃料プール120t注水予定。
6号機溜まり水タービン建屋→仮設タンク昨日11時～18時実施
本日は10～16時予定　仮設タンク→メガフロートは波の影響で移送作業中止中。

2,3号機→プロセス主建屋移送中　雑固体廃棄物減容処理建屋→プロセス主建屋は昨日は14：15～19時150ｔ移送　7時現在
トレンチ1－ダウンスケール　2－OP3588　16時から1↑　3－3752　4↓　タービン建屋1－4920　2－3597　2↑　3－3611　7↓　4－3627　4↓

1号機原子炉建屋地下OP5015　16↓

作業予定　4号機使用済燃料プール底部支持構造物8段目コンクリ打設準備作業。
1,4号機使用済燃料プール代替冷却工事　1号機原子炉建屋内で鉄板敷設などの遮へい作業　4号機は熱交換設備繋ぎこみ　ケーブル敷設。

瓦礫撤去3,4号機タービン建屋海側道路瓦礫撤去　1号機原子炉建屋カバー設置の整備作業実施の予定。

本日もT-hawkによる原子炉建屋上部ダストサンプリング4：22～5：57　1号機原子炉建屋上部ダストサンプリング実施。

汚染水処理10時現在高レベル汚染水累積処理量27470ｔ　淡水化9310ｔ

ベッセル交換4塔予定

サブドレン水核種分析結果　昨日同様大きな変動ない建家側への漏洩はないものと考える」

質疑

NHK山崎「パラメータ見ると1号機原子炉底部温度90度後半で安定してきているかなと　減少傾向理由と理由の評価」

東電巻上「圧力容器底部周りは低下傾向　注水量に応じて発熱と除熱のバランスで決まるので現状一定の温度で推移するより多めの水と判断。
崩壊熱が時間と共に低下傾向なので同じ流量注水すると低下傾向になる。
1号機は上旬流量低下傾向も観られたので現状3.5m3/h続けている」

NHK山崎「注水量増やしたことが温度低下に結果出るか」
巻上「１号機にかぎったはなしではないが、最近で言うと1,2号機は注水量低下傾向みられるときに一時的に流量増加させている操作も行っている、流量と共に温度低下傾向差がみられている。」

NHK山崎「1号機だと少し増やした流量で維持するか　いずれもとに戻すのか」
巻上「近々の予定はないが、温度下げる今後のステップ2との関連で言うと　温度精度上げた把握できるか、水処理量に関しては水処理装置の安定の度合い踏まえて検討する。」

朝日佐々木「作業員被曝の関係で昨日海江田経産大臣がテレビで線量計をつけて入ると、法律的に働けなくなるからおいて行ったという発言があったが。当初線量計足りなくなったという話はあったが、意図してそういう事したという事実認識は」

東電寺澤「海江田大臣のテレビでの発言は承知している。しかしながら当社としては線量計をおいて行ったという事実は把握していない。発災直後代表に線量計を持っていただき運用していたことは事実」

朝日佐々木「所管大臣がこういう発言事実であれば労働安全衛生上問題になるケースだが具体的に調べるご予定は」

寺澤「現時点では調査の予定はない」

朝日佐々木「過去の被曝を調べる中での聞き取りは」
寺澤「今のところはそういった聞き取りまではする予定ない　改めて持ち帰らせていただこうと思います」

NHKいしざか「原子炉への注水量　たまに低下傾向が見られ一時期2号機で3.2になったと聞いたが17日ポンプ変えて以降一番下がったのは3.2か」

巻上「23日流量3.2に低下　それを踏まえて3.8に調整　設備的に異常があるところは確認されておらず引き続き調査しながらパラメーターの把握に努めている」

NHKいしざか「1号機も目標としては3.8m3/hか」
巻上「1号機は3.5m3/hデ十分と考えている」

NHKいしざか「たまにさがり、原因がわからないのは不安要素だが」
東電黒田「明らかな機器の不具合ではないと考えており、非常に全体のシステム、ポンプ容量、配管容量に対し微量のところで調節しており　ちょっとしたところでふらつきがある。日々良く監視して下がったときは流量戻すことを繰り返す」

NHKいしざか「具体的にはどう増やしている？」
黒田「弁の開度を少し開いてやって、警報でてる場合は警報をクリアして少しずつもどして調整する操作」

NHKいしざか「警報がなるレベルとは」
黒田「1号機は設定2.5　少し余裕を持って前回は3.0で警報が出た」

共同かわぐち「2点　プラントパラメーター　冷温停止条件で原子炉圧力容器の下部温度見るということだが上部は条件に入れないのか。本来は水温をみなければならないが今は見られない状態なにか対策あるか」

黒田「原子炉内部全体が100度切っていることを何をもって判断するか、水で満たされていれば水の温度で判断するが今は満たされてないので外部温度で判断する。燃料が下部に相当量あるだろうということで下部の温度で判断。冷温停止条件は今後よく判断しなければいけない、下部が100度切っていても別のところが高ければ冷温停止とは言えないだろうと。燃料に一番近いところが100度切るという表現している。温度計含めて全体信頼性もって下がっているという判断つくかどうか」

共同かわぐち「汚染水処理に新しいホースつけるということ、進捗とそのホースが詰まったとき」

黒田「仮設ホースは手配中で納入予定はまだ不明。位置とスラッジが流量低下の主な原因という確定はしていない特定のプロセスとして配管、取り替えた上で流量戻ればその後の判断。定期的に交換するかスラッジが付きにくいものに変えるということも検討」

平等党報道部田中「東北各地の稲わらが御社がばらまいた放射能で汚染されそれを食べた牛の肉が全国で販売され全国の人がこれを食べ内部被曝を受けた問題。これに関してマスコミは汚染牛肉にふくまれる放射性物質は長い間食べ続けなければ健康に影響を受けない程度のものと言うものが散見されるが東電としてもこのような見解か」

東電寺澤「基本的にはそのような見解で同様だと思っております。」

平等党報道部田中「内部被曝は少量でも大きな被害を与えるので決してそういう結論にはならないと思います。稲わら以上に心配なのは一番遠いところで岩手県でも汚染された稲わらが発見され180km位た、直線距離で１広範囲に汚染が広がっていることの証左。稲わらだけでなく野菜も汚染されている可能性が高い。そうなると首都圏以東に住む人間は食べるものがないという状況が実態だと思う。こういう状況にどう対処する。どう責任を取る、畜産業者、稲わら農家、飼料農家、食物業者、食肉業者、これを食べた消費者一人ひとりまで補償の対象になると思うが加害企業当事者としてどう対処する。」

東電寺澤「今回の汚染牛の関係に対しては大変シャキの皆様、地域の皆様に御迷惑をかけたことをお詫びしたい。しかしながら補償に関しては国の紛争審査会の指針を踏まえて適切に対応してまいりたいと思いますのでご理解を頂きたい。」

平等党報道部田中「補償問題については東電独自の見解があってしかるべきだと思うのですけれどもそのへんを具体的に示して頂ければと思います」

平等党報道部田中「このほど広瀬隆さんと明石昇二郎さんというジャーナリストが東電ですと勝俣会長と清水前社長を刑法211条の業務上過失致死罪で刑事告発しました。これに対してどう対処する」
東電寺澤「まだ訴状をみていないのでコメントできません」田中「かなりたってますが」寺澤「念のため確認したいが訴状についてはコメント控えさせていただきたい」巻上「刑事告発に関しては訴状の内容についてすぐみられる状態ではないと理解している。」田中「告発状はHPにアップされている」寺澤「みさせては頂きますが基本的にはコメントは控えさせていただきたい」

産経おおや「水処理施設の仮設ホース設置の関係　ここにつけるとか設置可能かどうか　配管の中にたまったスラッジの処理方法」

東電黒田「現場の雰囲気線量は50mSv/h若干高い。この線量は取り替えるべき配管の線量ではなく、近傍に通っている油処理施設をでたところの配管がありそれが効いているのではないかと。
より慎重に線量管理しながら作業する。実際の作業方法は実際やる段になってから。どういう性質のスラッジかも分析かけないとわからないのでそういう事も今後検討。」

産経おおや「その50という数値が詰まった配管ではなくそれ以外の配管？」
黒田「並行して設置されている別の配管の表面線量が50mSv/hと理解している。スラッジが溜まったからと言って必ずしも高線量になるとは限らない。50という線量は他の配管からと予測している。」

平等党報道部斉藤「原発作業員の安全性基準　東電・事業者の方から保安院、厚労省に対して作業員の放射線浴びる限度を引き上げるよう2度要請。それに関わる東電からの文書、今のところ厚労省では公開、保安院も8月初めに公開と。電離則基準の引き上げ文書を是非公開していただきたいが。」

東電黒田「そこのやり取り、事実関係、書面あるかどうかも確認していないので確認して持ち帰らせていただきたい。」

平等党報道部斉藤「安全衛生基準巡り、国と事業者の間で認識の違い、わからなくもない協力会社下請け孫請け労働者あり、あるいは松本さんの労働者の意識というお答えあったり。安全衛生の問題、非常に複雑に入り組んだ現場だったりしたとき、単に事業者の問題とか単に労働者の意識の問題と片付けるのも非常に問題ある。安全衛生協議体制、今までの法律上のことだけやっていては実効あがらない。国に要請し、国も入って、国と事業者の認識の違いというのはきちんと安全衛生協議体制できていればそういう事怒らないと思う。　震災に関しては安全から健康をと安全プロジェクトが小林政務官のもとで作られている。そういうものを国に要請しきちんとした体制を作るべきだと思うが」
東電黒田「この状況で熱中症、線量の関係厳しい状況。元請けの責任、我々設置者の責任二つの状況の中で作業していただいている。我々としては企業協議会設置して、そこには国は入っていないが協力企業と東電含めた協議会で注意喚起等の活動を強化。今後国との関与については、現状保安院の常駐検査官、状況は本店内部合同本部でも共有されているので今後国と連携とってやっていきたい。」
平等党報道部斉藤「海江田さんと東電で認識が違うのもまずいので、厚生労働省監督官など国の関与を東電の方からも要請していくべきかと思います。」

東電寺澤「さきほどの文書の話　50mSv／yの線量を私どもから緩和を要請したことはない、250mSv/yについては確認する」

NHK山崎「SARRY準備作業」
東電巻上「現在配管工事、電気計装進捗しているところ。吸着塔の搬入は来週中実施。今月下旬から来月当初、吸着塔搬入据付　中旬通水　下旬運用」
NHK山崎「搬入は1日では終わらないと」巻上「そのように考えている」
NHK山崎「日取りは」寺澤「細かいところは確認する」

寺澤「夕方の会見は17：30予定　松本にかわって川俣が対応する　原子力立地本部長代理兼原子力品質安全部長」
黒田「1号機注水今日は11時3.3m3/hにさがった　10分後11：10　3.8m3/hにまた調整した」