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新卒が「自分が一生やりたい仕事が見つかった」というのは、離乳食が終わったばかりの2歳児が「カレーの王子様は世界で一番おいしい食べ物である」というのと同じぐらい説得力がない。知っている選択肢の幅が極めて狭い時点でベストな選択肢が見つかると思う事に無理がある。
2011-08-14 12:39:03「一発目が全てではないので焦らなくていいよ」という意味での発言だったのだが、非公式RTが増えると意図しないところだけ抜粋されて広がっていって、新卒はバカだというのが僕のポイントみたいになっちゃうな。ちなみに、自分がバカだったと思っているという話から出たたとえ話なのですが。
2011-08-14 15:35:23今日も学生さんに「これが自分のやりたい仕事なのかわからない」という話をされたが、そんなの僕だって今でもわからない。やりたいことが死ぬまで変化しない人で、世界の現在と未来の全ての仕事の種類を知っている人以外、ベストな選択肢というのは一生断定できない。
2011-08-14 12:50:12「これが自分にとってベストな仕事だ」と言い切れる人がいたとしたら、それは自己革新と新しい可能性の探求の両方を諦めているからなんじゃないかな。世界は想像以上に広いし、新しい発見の中で、死ぬまで自分の「その時点で知っている限りでの」ベストを選択肢を探し続けていくしかない。
2011-08-14 12:53:35自分にはどんな仕事がベストなのかは、一生変化し続けると思う。成長するまで価値が見えてこない新しい世界というものがあるのだから、成長し続ける限りはどんどん可能性が広がり続け、新しい魅力的な選択肢について学んでしまうわけで。
2011-08-14 12:56:35大学生や高校生の時点で一生やりたい仕事が見つけるなんて、よほどの天才か何かじゃない限り、ほとんどの人には無理だと思うんだよね。普通は、気の迷いか、当時わかる範囲で決めちゃった程度の話であって、社会経験をつみ視野が広がるにつれ要修正なんじゃないの。
2011-08-14 13:07:48もちろん、面接の時には、あたかもその会社で一生働きたいかのように説明し、その理由も論理的に体系立てて説明すべきだと思うけど、ビジネスだし。でも、本当に自分がそう思っているものと自己洗脳しちゃうのはまずい。その時点で、他の世界に何があるのか見えなくなるし。
2011-08-14 13:10:08「自分は自分にとってベストな仕事をしている」と断定するのは、なんというか、思い上がりだと思うよ。大抵は自分の事についても自分やっていない仕事の事についてもろくにわかっていないわけで、わかると思うこと自体が自信過剰だと思う。
2011-08-14 13:16:25まあ、要するに、学生の「これからやる仕事が本当に自分のやりたい仕事がわからないんです」という問いに対する答えは、「普通、まだわからないんじゃない?そして、たぶんどうせ死ぬまでわからないので、一生悩み続けるしかないと思うよ」、であるということです。
2011-08-14 13:20:12やりたい仕事をやるということ自体は場合によっては簡単かもしれない。ただ、そこで思考を止めずに、「それよりもやりたい仕事は無いのか?」、という問いに悩むことも、結構大事なんじゃないですかね。
2011-08-14 13:22:38仕事上の自己分析というのは、就職活動のときにスタートする。新卒の時点ではめちゃくちゃ浅いが、ずっと深め続けていくことで少しずつ自分のことがわかり始める。新卒時の浅い自己分析が面接にどう役に立つかなど細かい話で、自己分析が重要になるのは30代過ぎてからだと思う。
2011-08-14 13:28:43