宝石の単位「カラット」の語源になった「珈琲ともココアとも違う」不思議な味の豆が地中海世界の歴史を変えた

キャロブ・カカオ・コーヒーなどの「豆」の歴史!(お菓子の歴史の解説も記事の末尾に付けました)
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写真 カカオ豆

巫俊(ふしゅん) @fushunia

こいつ…アッカド語由来だったのか…キャロブ(Carob)は、古代メソポタミア文明のアッカド語でハルーブ(ḫarūbu)と呼ばれた地中海地方原産の豆で、コーヒーともチョコレートとも言えない渋い風味がある菓子でした。 pic.twitter.com/BVTToOjslA

2021-04-26 23:36:20
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鉄分、食物繊維などを豊富に含むキャロブは、日本では粉末化されたノンカフェインの健康食品として知られますが、その正体は地中海世界の歴史を代表する豆「イナゴマメ」でした。

巫俊(ふしゅん) @fushunia

ダイエット食品のキャロブって、地中海原産のイナゴマメのことだけど、たぶんイナゴマメって名前だと、ダイエット食品になってないよね…ヨーロッパではよく知られた豆で、宝石の単位のカラットは同じ重さのイナゴマメの数で宝石の重量を計量したことに由来します。

2021-04-26 22:59:30
巫俊(ふしゅん) @fushunia

キリスト教の新約聖書に収録されてる『ルカによる福音書』15章には、家出をした放蕩息子が、飢餓の末に豚の番人になった末に、「せめて豚の食う「いなご豆」で腹をふくらしたいと思った」が、「それさえくれる人はいなかった」という話が掲載されてるとのことです。

2021-04-26 23:55:41
巫俊(ふしゅん) @fushunia

グーグルで画像検索すると、イナゴマメの写真が出てくるけど、細長い豆果がイナゴのような形をしてることから西洋でイナゴの豆と呼ばれた植物で、その果肉を指す英語「キャロブ」は、中期フランス語を経て、アラビア語、アラム語、アッカド語まで遡る言葉だとありました。 images.app.goo.gl/gvQ9QejLGAN6a1…

2021-04-26 23:08:36
小林由紀子 @lupus211

@ant_onion @dandonban @mio_sng @_Osahiro @dietmokuhyou @dh_number90 @mapacom @JRRTrollkin @albusovis @ToruMiyano @balsamicoseZ @tsubataroh @safefield @ku_999 @sunday_take キャロブはチョコレートの代用品にもなっています。イナゴ豆の豆の重さが宝石のカラット、ギリシャ語のκεράτιωνの語源になったと言います。放蕩息子が食べて飢えを満たそうとしたのはそのさやバプテスマのヨハネの常食にしていたのはイナゴと野蜜と書かれていますがこのイナゴはイナゴ豆のことらしい

2018-12-01 19:56:15
Kanorin_EX @ant_onion

@lupus211 @dandonban @mio_sng @_Osahiro @dietmokuhyou @dh_number90 @mapacom @JRRTrollkin @albusovis @ToruMiyano @balsamicoseZ @tsubataroh @safefield @ku_999 @sunday_take チョコレートにアレルギーがある人のための代用品に使われているそうですね>キャロブ

2018-12-01 20:12:23
巫俊(ふしゅん) @fushunia

キャロブの果実から抽出された<キャロブシロップ>も健康食品として知られるそうですが、キャロブはサトウキビが利用される以前に地中海世界で甘味料として使われたとのことで、「砂糖」にあたる存在がキャロブだったとありました。

2021-08-13 19:26:36
巫俊(ふしゅん) @fushunia

「砂糖の原料」ともありますが、日本語で検索してるだけでは裏付けは取れませんでした。糖分を含んでいて、キャロブの粉末もほんのり甘いそうです。

2021-08-13 19:27:41
巫俊(ふしゅん) @fushunia

「イナゴマメの鞘の果肉は、砂糖が約48〜56%、セルロースとヘミセルロースが18%です。野生と栽培のイナゴマメの木の間で糖(ショ糖)含有量にいくつかの違いが見られます 」- ja.wikitechpro.com/154350-ceraton…

2021-08-13 19:33:05

「ブタのエサ」とされたり、エジプトでは甘味料として使われたり、キャロブ(イナゴマメ)は歴史が古いので、評価も色々のようでした。

巫俊(ふしゅん) @fushunia

最近の時代に普及した珈琲・チョコレートも含め、地中海世界には長い歴史がありますからそれだけ競合する新食品・新植物も登場しやすく、アッカド語に由来する豆キャロブは聖書が書かれた段階で、ブタのエサになっていたということですね。

2021-08-13 19:32:44
巫俊(ふしゅん) @fushunia

キャロブ(イナゴマメ)の歴史のツイートをしてましたら、英語の世界でキャロブの研究をしてる方にRTされて驚きました。その方にとっては、日本で発売されてるキャロブを使った菓子のパッケージが見れてよかったのかもしれないです。

2021-04-30 01:16:49
巫俊(ふしゅん) @fushunia

ブログはやしのなか」 「半分ぐらい飲んだときに思い出した。これ、モカジャバだ。コーヒーとココアを混ぜたモカジャバ(ただしココアの率がかなり多いやつ)。もう何年も飲んでないからアレだが、それに近いと思う、たぶん。もちろんコーヒーの香りとかはしないけど(香りはココアに近い)。

2021-08-13 18:33:50
巫俊(ふしゅん) @fushunia

キャロブはノンカフェインのココア代用になり得るのだろうかblog.livedoor.jp/fore_fore/arch…

2021-08-13 18:35:04
巫俊(ふしゅん) @fushunia

逆の体験なのですが、コーヒーとチョコレートの中間的な味(ただし、土くさくて地味な味)のイナゴマメのお菓子を食べた結果、それまでコーヒーもチョコレートも「豆」から独立した未来を生きてると思ったけど、「豆味がする」と感じるように味覚が(本来の姿を想像して)「戻った」ことがあります。 twitter.com/osaka_seventee…

2021-08-09 19:42:45
蝉川夏哉 @osaka_seventeen

はじめは模造品として作られたカニカマが、本物の蟹にはない新しい未来を切り開いていくところ、オタクの好きな「イミテーションが本物に克つ」なので、好き

2021-08-09 17:59:29
巫俊(ふしゅん) @fushunia

豆の歴史も面白い。珈琲・チョコレートもあるし、先日話したキャロブ(イナゴマメ)のような日本ではマイナーな感じの地中海世界の豆もある。大豆・小豆になると東アジアの歴史が語れるし、小麦などと比較すると、独自の立ち位置の話ができる。

2021-08-13 14:42:25

イナゴマメは、大豆・小豆などと同じ「マメ科」の植物ですが、コーヒー豆はアカネ科、カカオ豆はアオイ科で、植物の系統としては違うのですが、それでも「豆っぽい味がするかな?」と意識すると、「豆っぽい味がする」気がしてくるから不思議です。

巫俊(ふしゅん) @fushunia

ええっ、初耳でした。 メキシコトビマメ「種子が跳ね回るのは、種子を乾燥させる熱気から幼虫が身を守るための生存手段によるものである。太陽の紫外線は低い気温の中でも種子を跳ね回らせるが、種子が長時間直射日光に晒されれば低い気温であっても種子は乾燥し、内部の幼虫は死ぬ」 twitter.com/volantverba/st…

2021-08-13 15:31:47
巫俊(ふしゅん) @fushunia

スペイン語でブリンカドール(「這い回るもの」あるいは「跳ねるもの」)と呼ばれる種子で、内部に幼虫が入り込んで食い荒らし、空洞化した種子で蛾に成長するそうですが、外部の熱気が伝わって中が暑くなってくると、必死で飛び跳ねて冷却するってことらしいです。

2021-08-13 15:37:03
アミュクレス @Amyklai_mythos

@fushunia Whats inside a Mexican Jumping Bean? youtu.be/CJRw18MtRPg @YouTubeより 僕もついこの間知りました。 極小の幼虫に豆を跳ねさせるほど筋力があるのが不思議です。

2021-08-13 15:37:52
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巫俊(ふしゅん) @fushunia

@nautaetcantio @YouTube 動画を初めて見ました。豆が…豆が…❗️スペイン語で「這(は)い回るもの」「跳ねるもの」と呼ばれてるとのことですが、まさにそんな感じですね。

2021-08-13 15:43:42
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