テルル129, テルル129mとヨウ素129
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本当だ。それにテルルの正体http://t.co/1S4EEzN“@siosio_ex: 半減期の短いテルル、文科省のモニタリングによるとあちこちで検出されているようだ。http://t.co/Qtxwlvq”
2011-07-17 07:07:00@miraiclel テルル129は物理学的半減期69.6分でヨウ素129に変化します。ヨウ素129の物理学的半減期は確かに1,570万年万年ですが、生物学的半減期は甲状腺で120日、その他の組織で12日とされておりhttp://bit.ly/g69PEU (続く)
2011-07-17 14:19:37@miraiclel (続き)非放射性のヨウ素127の甲状腺からの消失の生物学的半減期(成人では80日、年齢により変動、p.8参照)http://bit.ly/nlbCVu と比べやや長めという程度。大事なのは放射性物質が体内にとどまっている間にどれだけ放射線を出すかということ
2011-07-17 14:30:56@miraiclel 放射性物質の半減期が長いというと、それだけの期間のべつまくなしに放射線を出し続けるというイメージがありますが、実際には放射性元素が放射線を出すイメージとしては水が滴り落ちるのを想像するほうが実際に近いだろうと私は理解しています。
2011-07-17 14:34:48@miraiclel 同じ数のヨウ素131の原子(物理学的半減期8日)とヨウ素129の原子(物理学的半減期1,570万年)が甲状腺の中にあったとすると、ヨウ素131から放射線が出て行く様子は短い時間に一気に降ってやんでしまう集中豪雨にたとえられるのに対し(続く)
2011-07-17 14:41:18@miraiclel 物理学的半減期8日のヨウ素131の場合、健康な成人の甲状腺での生物学的半減期を非放射性のヨウ素127と同じ80日と仮定すると(甲状腺癌の場合代謝が健康な甲状腺より活発なため半減期70日と仮定して治療計画を立てることになっています)(続く)
2011-07-17 15:02:11@miraiclel (続く)80日が過ぎたときまだ放射線を出さずに残っている分の割合は全体のうち(1/2)を10回掛け合わせた0.00097。甲状腺の中にある間に放射線を出してしまうものがほとんどすべてです。
2011-07-17 15:03:50@miraiclel これに対し、物理学的半減期1,570万年のヨウ素129の場合、甲状腺での生物学的半減期120日が過ぎたときすでに放射線を出したものが果たしてあったかどうかすら疑わしいでしょう。
2011-07-17 15:08:22@miraiclel 生物学的半減期に比べて物理学的半減期が圧倒的に長い放射性同位元素は、放射線を出すより前に体の中から出て行ってしまっています。従って、ヨウ素129が甲状腺癌の原因になるとは考えられません。
2011-07-17 15:11:35@parasite2006 詳しくありがとうございました。半減期の短い方があっという間に燃え尽きる花火の様に激しくパワーがあると聞いたことがあります。半減期の長いものは、放射線の出かたもゆっくりでパワーも少ないと理解すれば良いですか。120日間、喉にあっても影響力はないと。続く)
2011-07-17 18:07:38@parasite2006 でも確かにヨウ素129の量が少なければ細胞にダメージ与える確率も少ないと思いますが、甲状腺に取り込んだ量が多かったり、次々入ってきた場合を仮定した場合、発症の可能性も否定出来ないんじゃないかなって思いましたが、いかがでしょうか。
2011-07-17 18:10:35@parasite2006 @miraiclel そんなことはないでしょう。それを含めて線量係数を決めてるんだから。131より129の方が係数は5倍高い。あとは絶対量と食物連鎖がどれぐらいかの問題。
2011-07-18 15:57:53テルル129mは2/3がITでテルル129に、1/3がベータ崩壊でヨウ素129に変わる。半減期は33.6日。テルル129はベータ崩壊でヨウ素129に変わる。つまり、どちらの経路を取ってももヨウ素129に。http://t.co/Oq1VYqL
2011-07-23 05:32:13一旦まとめると、ヨウ素129へ至る経路は、アンチモン(Sb129)→テルル(Te129m→Te129)→ヨウ素129。この4つの名前をまず記憶。
2011-07-23 05:35:49保安院が6月に出した放出推定を見る。http://t.co/iJ7TxQd 表5を確認。Te129mは3.3x10^15、Sb129は1.6x10^14とある。合計約3.5x10^15と推定されている。これらはいずれヨウ素129となる。
2011-07-23 05:39:19先の保安院の文書はあくまで推定なので、実際にどれぐらい検出されているのか確かめる。高崎のICBT: http://t.co/XO3Eb3K 3/15を見ると、Te129+129mはCs137やヨウ素131より多いが、Te132より少ない。この辺、保安院の表とは逆転してる(^^;
2011-07-23 05:44:26さて、肝心のヨウ素129をCNICで見る。 http://t.co/jaSfhnC ベータ崩壊してキセノン129に変わる。キセノン129は安定だし、希ガスなのでひとまず問題はヨウ素129自体だな。半減期1570万年という長さが1つの問題。経口実効線量係数は131の5倍。
2011-07-23 05:53:02ヨウ素129は半減期が長いので、131とは違って生物濃縮するかどうかというのが1つのポイント。もう1つは実効線量係数が131の5倍あることだ。放出量が131よりずっと小さいと言って軽視できない。最大の問題は、ガンマ線で検知できないこと。是非、調査して不安を一掃してほしい。
2011-07-23 05:55:38チェルノブイリ後のウクライナのヨウ素129とCs137のデータがあった。http://t.co/XMSGblw 表2。半減期長いからこんなものなのか。ベクレルで言うと、Cs137の10万分の1~100万分の1ぐらいか。これなら100倍に濃縮しても問題ないなあ。朝に書いたのは杞憂か
2011-07-23 10:24:20どうもヨウ素129については生物濃縮やら何やらを考慮しても、当面問題はないみたいだなあ(^^;;; テルルが全部ヨウ素129に変わっても、ベクレルで言うとうんと小さくなっちゃって、むしろ再処理工場からの方が問題なぐらいか。
2011-07-23 10:29:53チェルノブイリでのTe129mの放出もCs137の3倍ぐらいヨウ素131の1/5ぐらいと想定されてるなあ。どうもこれは僕のオオボケだな。半減期で割り算すると確かに8桁ぐらい低くなるのか。ヨウ素129は考え違いで、どうも問題外のようだ(汗)
2011-07-23 10:40:48知らないことばかりで、勉強になりすぎる。とりあえず、妙な核種が出たと思ったら、原子力資料情報室の放射能ミニ知識とATOMICAを読みにいくのがよい
2011-08-01 11:30:01