丸山天寿先生の「白土忍法が可能か?その2」
さて久しぶりにお遊び。先日、書き足りなかった分の追加。題して「白土忍法は可能か?その2」例によって、私の偏見と独断である。前回「白土忍法は可能か?その1」を書いたら「お前は物理や科学を知らないのか」と言われた。正直に言う。知らない。知っていたら、古本屋じゃなく学者になっていた→
2011-08-27 07:44:19「龍神の術」ー池の上に大きな筒を用意し、水面に浮かべた筏の上で火を燃やし、池の水を筒の中に吸い上げる技。小皿とガラス製のコップ、ローソクで実験して見せるシーンがある。感心して理科の教師に出来るか?と漫画を見せて尋ねたらいきなり殴られた。こうして日本の才能は潰されるのだと思う。→
2011-08-27 07:47:04「影分身」ーこれには憧れた。半秒と同じ場所に留まらず四方八方へ現れては消える。とサスケの父は教える。出来そうな気がして練習したが出来ない。猫ならば出来そうだが、連中には分身の必要がない。細かい動きの出来る優秀なサッカー選手なら可能かもしれないが、人数オーバーで違反になるだろう→
2011-08-27 07:49:24「火遁ほうせん花の術」ー引火しやすい油を撒き、炎で身を隠して、隠れ蓑を用いて火の玉に化けて逃げる。放火は犯罪だし、危険だし、火の玉に化けたら却って目だち、すぐにつかまる。おかしいぞ。友人と議論をしたが、「そんなおかしい奴に近付くか」と言われて納得した。忍者は危険も道徳も考えない→
2011-08-27 07:51:32「くぐつの術」ー糸を使って人形や武器を自由に操り、人の目をくらます。これは大変。糸を張り巡らす舞台と装置がいるし、腹話術も覚えなければならない。かなり練習したが素人には無理。糸を繰っている間にやられる可能性もある。日本で、この忍法が使えるのは「いっこく堂」さんだけかも知れない。→
2011-08-27 07:54:12「岩石なだれ渡り」ー敵をがけの上におびき寄せなだれを起こし一挙に全滅させる。岩石のなだれの上を飛び跳ねる軽業と体力が必要。習得すれば効果は絶大だが、使う場所がない。数十人の敵を一挙に壊滅出来るが、体力の他にも「罵詈雑言」を並べる才能がいる。敵が追って来なければただの自殺である→
2011-08-27 07:56:28「大風車手裏剣」ー直径2メートル程の手裏剣。一度使えば、木も建物も、もちろん人間も粉々になる。背中に背負って運べる恐ろしい武器。問題はこれを投げるためには凄まじい力がいる事。大猿はヒョイと投げるが一般人には無理。この忍法が使えるのは室伏選手だけ。紐をつけて振りまわして投げる→
2011-08-27 07:58:12「おぼろ影」ーワタリの得意技。小さな穴を開けた紙とローソクを使い、幕かわりの岩などに姿を映し敵を迷わせる。実験したら「おぼろ」に映るが、逆さまに映るから実態は逆立ちしていなければならない。それに、この術を使う前に笛を吹きながら姿を表すのが謎。最初から隠れていろよ、と言いたい→
2011-08-27 08:00:00白土忍法は突っ込み所満載。多くの忍者が「自分の術を自慢するため」に登場するようだ。だが、その術はそれまで貸し本などで描かれていた、巻き物を咥えれば何でも出来る「摩訶不思議で怪しげな忍術」と一線を画していた。出来るかも知れない「説明文と図解」に心躍らせたのは私だけではあるまい。了
2011-08-27 08:02:47@tenjumaruyama 初めまして。月刊誌「少年」の「サスケ」ヒスイの話ですね。当時私は台所で、実験しました。コップに水が思ったより吸い込まないことにガックリしたのを覚えています。
2011-08-27 08:16:31@masumurahiroshi お早う御座います。はい、その通りです。私は若い頃、漫画家志望で、コムやガロを読み漁りました。白土先生の語り口が大好きで、今でも全巻売らずに持っています。もちろん、アタゴールも商品とは別に「自家用」を揃えています。今後とも宜しくお願いします。
2011-08-27 09:15:57@tenjumaruyama 「自家用」ありがとうございます。我が家では愛情を込めて「白土さん」と呼んでますが、青林堂でバイトの時期、動く「つげ義春」さんは目撃しましたが、白土さんは隠遁したままで拝謁できませんでした。でも長井さんからいろんな逸話聞きシビレました。
2011-08-27 11:29:35@tenjumaruyama おぼろ影はサスケの時は上下逆さまでしたが、ワタリの時は改良?されて正方向になっていたと思います。その秘密はいずれ明かすと書いていながら明かされないまま連載終了になりましたがw
2011-08-27 08:26:01@tenjumaruyama おはようございます☆白土忍法…兄の読んでいた漫画で見た記憶が…懐かしい話です♪地名や怖い漢字も楽しく拝見しております♪これからもよろしくお願いします(^^ゞ
2011-08-27 08:09:41@mayutorao お早う御座います。白土先生の作品は、今読んでも魅力が衰えていません。是非、再読を、、古本屋の営業です(笑)。あまり役に立つ事は呟きませんが、こちらこそ宜しくお願いします。
2011-08-27 09:20:42