ライスのアニメ感想:#110 輪るピングドラム(8)
- terry_rice88
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輪るピングドラム#08「君の恋が嘘でも僕は」 どんどん堕ちてゆく苹果。多蕗とゆりの婚約が発表になってから拍車が掛かった感じ。対して、晶馬は。水面下で蠢いていたものが表の筋に肉薄した回かなあ。
2011-09-03 11:35:39しかし、この作品、感想とか考察を考えようとするときわめて語るのが難しい。恐らくちらほらと複線が見えているんだろうけども、それが複線であるかの判断もかなり難しいな。結果として話の筋を追うだけになるんだろうけど、それにしたってちょっと一筋縄じゃない感じ。
2011-09-03 11:42:23今回の内容は冠葉サイドの話と晶馬&苹果の話が最後にリンクしてのあの引きだから、今後も予断は許しそうにないかなあ。とはいえ、苹果は心身、家庭ともにずたぼろになってきているので何とか報われて欲しい所。早く、自分の運命に気付いて欲しいなあ。
2011-09-03 11:49:24今はただ(それが死んだ姉とはいえ)他人の運命に従属している奴隷でしかないわけだから、その呪縛を苹果は自ら解き放たなければならないんだけど、彼女は桃果の運命を取り戻すことで、かつてあった家族の姿を取り戻すことを信じきってしまっているから性質が悪い。
2011-09-03 12:06:43そこへ人の気持ちを考えず、他人を巻き込んでしまっているというのを今回のエピソードで晶馬に言われているのわけですが、そういう晶馬たちも他人に迷惑をかけていやしないか?っていう問いが出てきた。ここら辺は擬似家族である高倉家への疑問が投げかけられているんですよねえ。
2011-09-03 12:27:44苹果は家族が崩壊してしまった。高倉家は崩壊するのを恐れて、何かしらなりふりかまわない手段でその形を維持しているっていうことですよね。失われてしまったものを取り戻そうとする、って言う事がどれだけ困難かってことのなのかもしれません。
2011-09-03 12:33:28苹果のように運命を妄信して、家族を取り戻すことが出来れば、いいんでしょうけども。生き返った人間が蘇らないのと同じように、崩壊してしまったものも元には戻らない。覆水盆に返らず。となると蘇った陽毬とプリンセス・オブ・クリスタルの存在は?ということにもなりそうだなあ。
2011-09-03 12:36:24陽毬の存在があるから家族を維持し、冠葉と晶馬も陽毬を守ろうとするから、家族の形を守ろうとするってことなんだろうなあ。そこに後ろめたい事実がいくらあろうとも、「しあわせ」であると感じる場所を残すという事に腐心してる感じではある。そこは苹果の運命を信じた先の「永遠」と一緒ではないかと
2011-09-03 12:42:12苹果と高倉家を結ぶのは「家族のあり方」なんだろうなあと。ただアプローチは全く異なっている。となるとこの作品、「失われて消えていったものを本当に気付く」話なのかもしれませんね。そういった意味では陽毬もとうの昔に「失われてしまったもの」であると。
2011-09-03 12:49:02万物は流転する。6話ラストで苹果が運命は輪でまわっているという様なことを言っていましたけども、あれも重要な発言だろうかなあと。はたして失われたものを取り戻そうとする行為自体は運命の輪の中に入っているんだろうか? ピングドラムとはなんなのかという話なんだろうなあ。
2011-09-03 12:52:46そういった点でも多蕗とゆりのカップルはわりと普通に運命で繋がっているようにも感じるけども、OPに出ていることからも何か事件に巻き込まれしまいそうな予感がびしびし感じるなあ。今のところノロケまくりなカップルでしかないけども。
2011-09-03 12:55:04やっぱりそういう観点からみるとやっぱり苹果は毒林檎で魔女なんだろうなあ、多蕗たちは彼らの運命で繋がっているんだろうけども、それを桃果の運命を背負う林檎が邪魔しているとしか見えないと。魔女でありお姫様でもありっていう少女の揺らぎみたいのを感じるけども。
2011-09-03 12:58:06一話の下校シーンで苹果と晶馬はすれ違ってるけど、あれこそが運命なんじゃないかというシーンの描かれ方がされてる気がする。そして苹果は晶馬を見て、微笑んですらいるわけで。あれこそが苹果の「運命」なんじゃないかなあ。
2011-09-03 13:00:07まあ、冠葉も晶馬もシスコンであるがゆえに自分たちの運命をないがしろにして生きている感じがしなくもないけどもどうなんだろうか。ってことを考えると一話で陽毬にキスしてる冠葉は死亡フラグがバリバリに立ってるとも考えられるなあ。晶馬はその内、苹果とくっつきそうだけど。
2011-09-03 13:02:52既に一度「死んでしまっている」陽毬にただならぬ感情を抱いている冠葉は死に誘われてるという見方も出来そう。まあ、元ネタが銀河鉄道の夜のカムパネルラっていうことからも想像には難くないかもしれませんが。
2011-09-03 13:05:34ここまでの話が苹果を使っての「運命」や「家族」や「失われたものへの執着」などの物語の炙り出しだと考えると、真っ当に「生きる」という事にも戦略が必要ってことなのかなあ。つまりは生存戦略しなければならないと。
2011-09-03 13:11:50苹果も冠葉も晶馬も「生きる」という点で偽ってる部分がある。なので冠葉と晶馬「生存戦略」するために「ピングドラム」を手に入れないといけない。はたして「ピングドラム」とは。という全体のあらすじかなと。そこに「家族のあり方」も「生存戦略」として絡んでる感じかなあ。
2011-09-03 13:16:17さて、そういうのを踏まえてみたとしても今回の引きは「事件」であるかなあ。ピングドラムの正体と目されていた苹果の運命日記が半分に引き裂かれ、そのことで呆然となった苹果を庇い、晶馬は車に・・・という流れはかなりのビーンボールですよねえ。
2011-09-03 13:20:44運命日記を引き裂いた張本人であろう、夏芽さんの言う所である「プロジェクトM」も一体、なんなのか。それによって運命の輪をなぜ手中に出来るのか、というのも気になるかなあ。まだ本筋に絡んでない話が待っていそうなので果たしてどうなることやら。
2011-09-03 13:23:43事態は混迷を極めながら、次回、公式でアナウンスのあった9話に進む。ここまでの前段階はばっちりのようにも見えますが、次回一体どんな展開が待ち受けているのか。黙って、見守るしかないのがもどかしいです。
2011-09-03 13:25:28※補足 あああっ!? 今気付きましたが、今回のサブタイトルってまんま晶馬の心情じゃないか! 本編で冠葉に茶化されてましたけど、やっぱり最後で飛び出したのや、苹果の行動に付き合っていたのってやっぱりそういうことだったんだろうなあ。
2011-09-03 13:34:28