【総研大プレスリリース】免疫やワクチンからの逃避を繰り返す病原体は高い病原性を進化させる(2202.1.19作成)

水無月 @minadukiG

【…逃避を繰り返す病原体は高い病原性を進化させる】 research-er.jp/articles/view/… 「理論解析の結果、免疫やワクチンからの逃避を繰り返す病原体では、感染宿主をより激しく搾取し、疾病を重篤化させる方向への進化が起きやすいこと、つまりより強毒化する一般的傾向があることが明らかになりました」

水無月 @minadukiG

「その理由は、宿主免疫系やワクチン投与から逃走しつづける状況では、宿主を「だましだまし」うまく利用してトータルで多くの子孫を残すことよりも、宿主を早々に使い捨てても良いから早く増えられるものが有利になるからだとまとめることができます」 @minadukiG

水無月 @minadukiG

「トータルの数では損をしても逃走のスピードに優れる株は、結果として、免疫系の包囲網から早く抜け出すことができます。一方、ゆっくり数を稼ぐ株は、数を稼ぐ前に免疫系に飲み込まれてしまうのです」 @minadukiG

水無月 @minadukiG

「図2.免疫からの逃走を繰り返す病原体の毒性の進化。宿主免疫から逃れるために抗原を変え続ける病原体では、免疫からの逃避がない病原体のもとで進化する毒性（青い破線）よりは桁違いに高い毒性（感染者の超過死亡率）が進化する」 pic.twitter.com/BAh6XHVmbN

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水無月 @minadukiG

（今後の展望）「これらの理論的知見を生かして病原体の進化ダイナミクスに介入することにより、言い換えれば『追い込み方』を洗練させることで、病原体の対抗進化のスピード、さらにはその逃避の成功の可否をも変えることも将来的には可能になると考えています」 著者　佐々木顕 @minadukiG

水無月 @minadukiG

要するに（免疫やワクチンからの逃避を繰り返す）コロナやインフルはワクチンでは抑え込めないのでなにか別の方法を考えないとまずいですよ、という話だね、これ。風邪に聞くワクチンはない、とは昔からよく聞いた話だけど、その理論的裏付け。弱毒化は望み薄。 twitter.com/minadukiG/stat… @minadukiG

水無月 @minadukiG

誤「風邪に聞く」 正「風邪に効く」　 @minadukiG

内田 @uchida_kawasaki

総合研究大学院大学 【プレスリリース】免疫やワクチンからの逃避を繰り返す病原体は高い病原性を進化させる | 日本の研究.com research-er.jp/articles/view/…

内田 @uchida_kawasaki

Antigenic escape selects for the evolution of higher pathogen transmission and virulence | Nature Ecology & Evolution nature.com/articles/s4155… 佐々木顕（総合研究大学院大学・先導科学研究科) DOI： doi.org/10.1038/s41559…

influenzer @influenzer3

●新型コロナウイルスは変異を繰り返すことで｢強毒化｣に向かう傾向を持つ →総研大からのプレスリリースです。 内容はNature Ecology and Evolution誌に掲載されたようです。

influenzer @influenzer3

しばしば、いわゆる専門家から｢ウイルスも共存を目指して弱毒化する｣というような、まるでウイルスに意思があるかのごときコメントがなされます。 しかし、実際にはウイルスの突然変異には｢なんの意思も介在せず｣、ただランダムに起こるにすぎません。

influenzer @influenzer3

その結果、宿主の奪い合いにおいて既存株よりも有利になった時、優勢株が入れ替わるだけです。 SARS-CoV-2も、武漢株→D614G株→アルファ株→デルタ株→オミクロン株と優勢株は入れ替わってきました。

influenzer @influenzer3

その過程で優勢株を決定づける因子として、感染力と免疫逃避能の大きく2つあり、その総合力で決まる事も分かってきたわけです。 例えばミュー株やベータ株はともに非常に高い免疫逃避能を持っていましたが、結局は優勢株になる事はありませんでした。

influenzer @influenzer3

前置きが長くなりましたが、今回の研究では数理モデルを用いて検討を行い、ウイルスが免疫機構を逃避し続けることで ｢宿主にとってより重篤な症状をもたらす方向へ、進化の行き先がシフトする一般的傾向がある｣事を示したようです。

influenzer @influenzer3

あくまで数理モデルが示す傾向(確率)であって、｢弱毒化するか強毒化するか｣はその都度、偶然に決まるという点は変わりません。

influenzer @influenzer3

ちなみに、オミクロン株についてはこれまでのデルタ株までの流れとは系統樹的に全く異なっており、別の場所で進化してヒトに入ってきた事が確実です。 デルタ株から変異して弱毒化したわけではありません。

influenzer @influenzer3

そして当然ながら、オミクロン株はSARS-CoV-2が感染し続ける限り、今後も変異し続けます。 免疫やワクチンからの逃避を繰り返す病原体は高い病原性を進化させる soken.ac.jp/news/7238/ pic.twitter.com/lIZVGVfSi1

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Jun Makino @jun_makino

soken.ac.jp/news/7238/ 【プレスリリース】免疫やワクチンからの逃避を繰り返す病原体は高い病原性を進化させる -- まあシミュレーションだしモデルの仮定によると思うけど、、、

ramos2 @ramos262740691

これこれ 当たり前の話だけど「弱毒化」を信じたいのか粘着してくる人いるからなぁ… twitter.com/influenzer3/st…

ramos2 @ramos262740691

ちなみに東京都の病床20%ですが、「軽症は入院させない」ルールで運用していて病床20%を超えていますのでそこのところこれまでの20%とは既に違うことご査収ください

鼻炎ちゃんວຽງຈັນ @bhavanti

元論文読み始めてる。面白い。以下、備忘を兼ねたメモ。 導入部分。この部分は概念の流れが分かりにくいが、適宜補って勝手に整理すると、「今までのSIRとかは、十分な時間経過で平衡状態になるのをいいことに、まあRみたいなしょうもない値を調べる分にはそれでいいんだけれど、→ twitter.com/influenzer3/st…

鼻炎ちゃんວຽງຈັນ @bhavanti

勝手に感染力と毒性の間にトレードオフを決めつけちゃってるのは我慢できないよね？そもそもそんな非平衡は現実には存在しない(ん、本当か？)。だから俺らはOMDってすげーモデル方程式作ったよ。」みたいな。知らんけど。変異株による交差免疫もモデルに組み込んで、定量的•ゲーム理論的解析を行った

鼻炎ちゃんວຽງຈັນ @bhavanti

このOMDは、平均だけでなく分散も追いかけれて、この分散が非平衡の導出において本質的だった。得られた結論はいっぱいあるけど、特に「免疫逃避によって繰り返す流行がより強い感染力と毒性の強化をもたらし、結果としてこの惨状は長期化する」ことを観察した。さらに、