増駄堂氏のレイバーネット視聴感想と安田浩一氏とのやり取り

安田浩一氏がゲスト出演された『レイバーネットTV第17回放送(9/1)保守化する日本の若者たち』に対しての増駄堂氏の感想と安田氏とのやり取りまとめ。 レイバーネットTV第17回放送(9/1)保守化する日本の若者たち http://www.ustream.tv/channel/labornet01#utm_campaign=twipple.jp&utm_source=3933493&utm_medium=social
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レイバーネット視聴感想と安田氏とのやり取り

増駄堂健忘録 (TOP) @Masudado_TOP

@yasudakoichi 先日放送分のレイバーネット見ました。ってか、レイバーってまんまやん。内容が内容だけに司会者の人がもう少し突っ込んでくれないと、その先に大切な部分までが話せませんね。しかし視聴者層を考えたら、あれでも話は複雑怪奇なんだろうと思います。

2011-09-05 03:08:43
増駄堂健忘録 (TOP) @Masudado_TOP

昨夜、サイバーネットに出演した安田浩一氏の放送を見て、もし安田氏の分析が正しいのなら、では一体、在特会シンパとは何者なのか?を改めて考え、悩んでしまった。しかし僕としては疑問が残るのだが、在特支持者の多くは非正規労働者で、会は彼らの不満を拾う【場】として機能していると云う解釈は⇒

2011-09-05 12:03:21
増駄堂健忘録 (TOP) @Masudado_TOP

本当に正しいのだろうか?確かに足を使っての取材の結果、そういう人たちが在特運動に参加していたというのは理解する。しかしもし時代が他の少し違い、安易な派遣法が成立していなかったもう一つの現代をイメージしたら、同じ不況であると仮定すれば、彼らの多くは完全なニートになり、その一部は⇒

2011-09-05 12:06:56
増駄堂健忘録 (TOP) @Masudado_TOP

ホームレスとなっていた事だろう。日本は敗戦後からバブル崩壊まで、奇跡的な右肩上がりを続けてきた。しかしそれは日本の歴史、世界の歴史からも稀な好景気であり、そももそそれを基準にして物を考えるとおかしな結果を生み出さないか?僕は在特会等の政治運動や思想活動に嵌る人は、常に世の中の⇒

2011-09-05 12:27:08
増駄堂健忘録 (TOP) @Masudado_TOP

一定数を占める類の人達であり、それを今までは教育や社会と云うもので拘束してきた。そこにネットと云う情報革命がおき、ネットの正体が分からぬまま、何の基礎的教育も受けぬままにネットに触れして待った為に、今まで社会が作りあげてきた【仕組み】そのものを破壊し始めたのではないか?⇒

2011-09-05 12:30:25
増駄堂健忘録 (TOP) @Masudado_TOP

ネットを進化させてきたのは天才的プログラマーたちの知恵と技であるが、ネットのルールを作り上げてきたのはユーザーたちのモラルであり、今世紀に入りたった10年で様々な暗黙のルールが出来上がった。ネット詐欺師の標的になったしまう為に、長い間、ネットは匿名性を重視していたが、⇒

2011-09-05 12:32:48
増駄堂健忘録 (TOP) @Masudado_TOP

フェースブックの登場でその暗黙のルールはいとも簡単に打ち破られ、高性能の小型レンズの低価格化によって、誰もが簡単に写真や動画を配信する事ができる様になり【顔出し】なる奇妙な技まで披露する者が現れた。商品の使用法や基本的なルールを【誰か偉い人】が決める前に、なんの心の準備も大衆に⇒

2011-09-05 12:36:20
増駄堂健忘録 (TOP) @Masudado_TOP

革命的武器を意図も簡単に手渡した結果、中東やヨーロッパの各地でネット発のデモや革命が起こってしまった。ネットの恐ろしさは情報が瞬時に地球の裏まで届く事であり、それをかつては権力者が操作していたが、あの中国ですら完璧な管理は不可能な状態。 かつての市民運動はその覚悟がないとすぐに⇒

2011-09-05 12:40:11
増駄堂健忘録 (TOP) @Masudado_TOP

リタイアしたものだったが、今は何の覚悟の必要なく、革命的運動にレジャーとして参加できる。沢山の在特動画を見ていて不思議なのは、目の前で劣化の如く怒り狂っている朝鮮人を見ても、参加者の中にはなにか【PCのモニター】を眺めているような非現実的感覚の人が多いと言う事だ。彼らはきっと⇒

2011-09-05 12:43:42
増駄堂健忘録 (TOP) @Masudado_TOP

本当に殴られ、ナイフで腹を刺されないと「それが決して非現実ではないという事実」が理解できないのではないか?その点を置いて、僕は在特会問題を労働問題と直結させる【論法】には危険を覚える。僕の考えでは「戦後タマタマ景気がよくて、誰もが救われていた時代の幻想から目が覚めていない人」⇒

2011-09-05 12:46:50
増駄堂健忘録 (TOP) @Masudado_TOP

世の矛盾の根本を考える知恵と能力が無いので、短絡的に【目先の敵】を作り、勝手に納得しているとしか思えない。今の非正規雇用の鬱憤で市民運動に走っている人達は、どんな会社に入っても、やはり窓際に追いやられてしまうタイプではないか?彼らには不景気も無能の言い訳にしか過ぎないと思う。

2011-09-05 12:49:22
安田浩一 @yasudakoichi

@masudado 限られた時間のなかですべてを言い尽くすことのできなかったことに忸怩たるものはあります。「非正規」の問題について。彼らの多くがそうであったことは事実。その属性から産み落とされたであろう「憤り」の言葉を拾うことで、ある種の「労働問題」が透けて見えてことも確かです。

2011-09-05 14:49:48
増駄堂健忘録 (TOP) @Masudado_TOP

恐縮ながら、批判めいた事を確信犯として書きました。あのような話になった原因も【レイバー】と云う冠をかぶったメディアでは当然の成り行きでしょう。僕も貴兄の取材した事実は事実として理解しています。ただ話がそこに集約してしまうと、ディティールが歪む。 RT @yasudakoichi

2011-09-05 14:53:24
安田浩一 @yasudakoichi

@masudado もちろん「非正規」だからネット右翼になるんだという安直なことを言うつもりはまったくありません。私は「在特会的なもの」が、はるか以前から存在してきたことを、これまでも書いてきました。これまでに出した本でも触れてきたつもりです。

2011-09-05 14:55:34
増駄堂健忘録 (TOP) @Masudado_TOP

ただ敢て言わせて貰うと、僕は昨年の半年間、my日本と云う保守寄りのSNSに参加していて、その後にFreeJapanにも登録。FJでは発起人の自称・深夜さんとも親しく交流させていただいたのですが、正直言って、あのSNSでメインで活躍している人⇒ RT @yasudakoichi

2011-09-05 14:57:05
増駄堂健忘録 (TOP) @Masudado_TOP

はしっかりとした仕事を持っておられた。また僕自身も4年近く、派遣労働をしましたが、少なくとも静岡中部の工場では外国人労働者問題の現場は安田取材とは大きく異なっています。だから正直、メチャクチャ違和感を感じちゃいました^^ RT @yasudakoichi

2011-09-05 14:59:06
安田浩一 @yasudakoichi

@masudadoさんがおっしゃることに異存はありません。彼らを生み出した社会の「変化」は、まさにその通りだと思います。だからこそ私はいま、既得権たたきに躍起となっていた、この10数年の政治の、そしてメディアの流れを考えています。

2011-09-05 14:57:52
増駄堂健忘録 (TOP) @Masudado_TOP

きっと貴兄と結論的なことはかなり近いと思いますよ。でも、僕は実際の体験からすると、先日の放送にはいくつかの疑問が湧き出てしまった。僕は何処に行っても比較的、派遣先の担当者とうまくやれたので、同じ派遣を指導する立場が多かったんです。そして⇒ RT @yasudakoichi

2011-09-05 15:01:14
増駄堂健忘録 (TOP) @Masudado_TOP

中国人研修生や、ブラジル人労働者とガチンコで話をしました。その少ない経験からすると、やはり外部からの取材には一つの限界を感じざるを得ません。これは決して安田氏の仕事を否定しているわけでも、批判しているわけでもない事をご理解ください。 RT @yasudakoichi

2011-09-05 15:03:09
安田浩一 @yasudakoichi

@masudado 確かに「限界」があることは認めます。当事者でない取材者が「外部」であるのは事実。通常の事件取材では「言葉を奪い取る」ようなことを繰り返してきました。研修生・実習生問題や外国人労働者に関しても、必ずしも私の「体験」がすべてではないかもしれません。

2011-09-05 20:49:09
安田浩一 @yasudakoichi

@masudado ただ、たとえば研修・実習制度を「国際交流」「技術移転」だとしてさんざん持ち上げてきた流れに関しては、私が見聞きしてきたことだけをもっても、十分に「ペテン」であることは指摘できます。それこそ「ガチンコ」の世界で取材してきたつもりです。

2011-09-05 20:54:07
安田浩一 @yasudakoichi

@masudado 中国とブラジルの各地を回り、デカセギ者や家族を通して見えてきたのは、結局のところ「貧困」なんです。さらに、それを利用して利益を積み重ねる送り出し・受け入れ国の、欺瞞的なシステム。わかった風な物言いするつもりはありませんが、そのカラクリだけは描いてきたつもりです

2011-09-05 21:04:07
安田浩一 @yasudakoichi

@masudado 拙著について批判する声も届いています。その多くは、国内の派遣業者、受け入れ協同組合、そして中国の送り出し業者です。「なぜ、明るい話、成功事例を書かないのか」「労働者自身の問題について触れないのか」というものです。きちんと読んでいないことは間違いないのですが、

2011-09-05 21:09:52