(昨日は、人工冬眠後の記憶の再生についての話でした) それから、冬眠状態に入っているとはどんな感じなのか。-186℃の世界で身動きもできずに耐え続ける。それはつらくないのか。寒くないのか、退屈ではないのか。あるいは、長い夢をみている感じなのか。そのことも、とても気になった。
2011-08-29 04:07:04これに対するブリッジ氏の答えが、見事だった。「死んでいるのと同じ状態ですから、意識は断絶します」と。「つまり本人としては、眠った瞬間に目が覚める、ということになります。何百年でも同じです。ちっとも苦痛になりません」
2011-08-29 04:07:35本当に蘇ることができるのか。できる、なぜならば、蘇ることができるまでいくらでも待って、蘇るのだから。それはものすごく先のことではないか。何万年でも何億年でもいいではないか。だって、自分にとってそれは、ほんの一瞬なのだから。
2011-08-29 04:08:13死んでいる間は、全く時間は存在しない。それは100年でも、100万年でも同じだ。1億年でも、1兆年でも。なるほど。では、それは無限だとしても、同じことにならないだろうか。
2011-08-29 04:09:20そして、頭だけ残すという方法が用意されている以上、あなたは、決めなくてはならない。全身。頭だけ。どちらを選ぶか。それはどこまでが自分なのかという考えに繋がっていくだろう。
2011-08-29 04:15:31冷凍保存された肉体を解凍、修復するためには、ブリッジ氏の言うナノテクノロジーよりはむしろクローン技術が使われるはずだと僕は考える。人間の体のどの細胞にも、DNAすなわち全身の設計図が入っている。それを使って、新しい肉体を作り出すことができる。
2011-08-29 04:15:55ポンコツになった体を修理するより、新しく作ればいい。多くの人がそう考え、より安価な「頭だけ保存」コースを選ぶだろう。ならば、頭の全部が必要なのか。顔はいらないのではないか。脳だけでもいいか。なら、脳のどの部分が必要なのか。記憶については、どの記憶が必要だろうか。
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