「女子力」とはなにか?(仮(雑)

端的に言ってしまえば「女子力」というのは最初の語用では「『結婚』に代表される権力空間に女性の実存が回収されてしまうことを軽やかに回避するために生まれた言葉」であり少女漫画における「少女のままでいいんだよ?」と同じことなのだけど、それが後の語用を通じて違う意味を帯びていったのだろうな、という話。   そういう意味で「女性」と「女子」は違う(アリエスにならえばこの文脈での「女子」は「<女子>の誕生」的に生み出された概念。そして「子供」としての聖性ともいうべき結界性、モラトリアムを帯びる。それを転写した「男の娘」も同様。中世の牛童の聖性・呪術性のごとく   続きを読む
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ululun @ululun

妻から電話が来るまで、ダッシュで「女子力」について連続ツイートする。あとで推敲してブログに書く。

2011-09-08 16:45:07
ululun @ululun

「女子力」とは「女子である(女子でいる)」ことを「好き」でいる力である。

2011-09-08 16:45:41
ululun @ululun

「女子力」という言葉は、安野モヨコが「美人画報(正確には美人画報ハイパー)」に書いた言葉であるのだが、美人画報が企画物であるように、女子力という言葉もまたプロダクトを売る為のバズワードとして使われる傾向にある

2011-09-08 16:47:11
ululun @ululun

したがって「女子力とは」という言葉の定義を、過去の雑誌や書籍から探る事は不可能である。これは2005年-2011年に世に出た雑誌・書籍を調査した結果からの個人的な結論である

2011-09-08 16:48:30
ululun @ululun

とはいえ「女子力」とは何であるのか、についてマーケティング的要素を除外して考察する事は可能であろう。

2011-09-08 16:49:25
ululun @ululun

女子力からマーケティング的要素を抜いて考察した結果として「女子(女性)としての力」と「女子である為の力」の二つにセグメントされると私は推察した。

2011-09-08 16:50:38
ululun @ululun

このうち前者の「女子(女性)としての力」というものが、ジェンダー論的に真に女性にのみ宿るものであるのかは別の考察を待たねばならない。

2011-09-08 16:51:34
ululun @ululun

NHKの企画本「The女子力」を読む限りにおいては、いわゆる「女子力」がジェンダー依存であるとは思えないのである。

2011-09-08 16:53:13
ululun @ululun

そのようにして考察を行うと、苦しくも安野モヨコが「美人画報」で書いた「女ってやつは」という一種の嘆息めいたものにたどりつくのである。

2011-09-08 16:54:07
ululun @ululun

「女って奴は」に秘められる思い。それは無駄な同性に対する無駄ともいえるライバル心であり、煩悩である。

2011-09-08 16:55:10
ululun @ululun

あー、無駄は言い過ぎかな。

2011-09-08 16:55:22
ululun @ululun

同性間におけるライバル心を「くすぐる」ものとして「女子力UP」というバズワードは作用する。

2011-09-08 16:56:07
ululun @ululun

が他方でそうした部分を除くとジェンダー的な要素すら怪しいなってくる。

2011-09-08 16:57:13
ululun @ululun

そんな感じかな。一つもまとまってねーじゃんか

2011-09-08 16:57:30
m_um_u @m_um_u

ああ、voceかぁ http://t.co/dUbQQrf QT ululun: 「女子力」という言葉は、安野モヨコが「美人画報(正確には美人画報ハイパー)」に書いた言葉であるのだが、美人画報が企画物であるように、女子力という言葉もまたプロダクトを売る為のバズワードとして使われ

2011-09-08 17:02:29
m_um_u @m_um_u

てか、VOCEってみたこともないからなぁ。。美人画報自体はけっこう前に読んでお勉強になった。「女子力」という言葉がどこで使われてたか覚えてないんだけど特に印象に残らなかったということはそれまでのノリ的にふつーにつかわれててひっかからないネタ的表現だったと思う

2011-09-08 17:03:58
m_um_u @m_um_u

そんで、美人画報自体は女子(というか安野モヨコ)の化粧やファッショングッズへの業のようなものを半ば自虐的にネタにしてた作品なので。安野モヨコの背景も知ってないとちゃんとわかんないのよねアレたぶん。。

2011-09-08 17:05:20
m_um_u @m_um_u

まぁそれはいいんだけど、美人画報自体は女子の化粧って大変だなぁ(時間コスト、お金コストともに)ってお勉強になったし、おしゃれグッズとかも同様だったな。。いまだったら男の娘の文脈でお勉強できるんだろうけどね

2011-09-08 17:06:20
m_um_u @m_um_u

で、女子力というのは、ちゃんとしらべてないけど最初に安野がさっきの文脈で使ってたとして、おそらくほかの雑誌での語用を介して含まれる意味が違っていったはず。そこでanan的なものに絡むバックラッシュうんたらな話が絡む

2011-09-08 17:07:45
m_um_u @m_um_u

anan的なセクシャリティに関するバックラッシュ http://t.co/KtjFIWI http://t.co/3KAFAb7 http://t.co/30eZycz

2011-09-08 17:10:06
chinami @_hushabye

北原みのりさん@minorikitahara の『アンアンのセックスできれいになれた?』読了。ときどき泣きながら読む。なぜこんなに女の子でいることが苦しかったか、初めて言語化してもらえた気がする。そうか、83年生まれのわたしの少女期は、急激なバックラッシュと保守化の最中で(続く)

2011-09-08 12:07:40
chinami @_hushabye

(続き)結局がんばったって疎まれるだけ、爪を隠して愛されたほうが賢いという空気がずっしりのしかかってきた頃だった。アンアンが提示した「愛あるセックス」、つまり「愛の所在のわからないセックスはあなたを損ない傷つけます」というメッセージは強く刷り込まれて、(続く)

2011-09-08 12:08:08
chinami @_hushabye

(続き)むしろ呪いとして機能してきたのではないか。愛されなければ、価値がない、と。わたしたちは、傷つかなくていいことで自ら傷ついてきたのではないか?女の子の主体は、わたしたちの身体は、「愛」という承認のもとに徴集されている。それを、わたしは、取り返したいと思った。

2011-09-08 12:08:36
m_um_u @m_um_u

仮定としては、バブル的経済状況と価値観から世間が変わっていく中で雑誌文化の中ではあいかわらずそういった祝祭的感覚が残り商業的バズワードとして「女子力」がつくられていったのだろうけど最近はそういうのでつくったバブルな幻想を自ら壊す方向にいってるのかね?(愛あるセックスとか)みたいな

2011-09-08 17:11:09
m_um_u @m_um_u

だから「女子力」自体みても意味的には同定できないので、それと絡んだ経済状況の変化。経済状況と絡んだ女性のライフステージ観、セックス観の変化と合わせてみたほうがいいと思う。

2011-09-08 17:12:32