2011年10月2日 UTCPシンポジウム「脱原発シナリオをアセスメントする」実況ツイート

2011年10月2日に東京大学駒場キャンパスで開催されたUTCPシンポジウム『脱原発シナリオをアセスメントする』の実況ツイートのまとめです。実況は私 @kw36_wav が行いました。 詳細は公式URL (http://utcp.c.u-tokyo.ac.jp/events/2011/10/symposium_on_nuclear_power_pla/ ) を参照して下さい。 (以下コピペ) 続きを読む
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KNB @kw36_wav

これより、東大駒場からUTCPシンポジウム「脱原発シナリオをアセスメントする」の実況になります。ハッシュタグは #utcp_1002 を設定します。URLは http://t.co/gRgaN5nN を参照してください。

2011-10-02 12:47:57
KNB @kw36_wav

#utcp_1002 これより開始します。UTCPシンポジウム『脱原発シナリオをアセスメントする』

2011-10-02 12:59:56
KNB @kw36_wav

#utcp_1002 司会「グローバルCOEのUCTPの『科学技術と社会』の主催。昨年にも原子力のテクノロジー・アセスメントについて議論。当時では関心が薄かった。3月以降の情勢変化を受け本日開催の運び」

2011-10-02 13:03:05
KNB @kw36_wav

#utcp_1002 主催の石垣勝氏から挨拶。石垣「開催趣旨について。これまで原子力事業は通産省経産省・メーカー政治家での寡頭制だった。で原発依存前提の社会構築を促進し、原発不可欠な社会を報じてきた。安価な電力が困難という風説で正当性を高めてきた」

2011-10-02 13:05:01
KNB @kw36_wav

#utcp_1002 石垣「またCO2削減の流れから原子力はクリーンエネルギーとされていた。しかし3月の事故を受けて議論が活発化している。しかし経済界では経済が停滞するという指摘もある。今後のエネルギー対策は不透明なのが事実」

2011-10-02 13:05:53
KNB @kw36_wav

#utcp_1002 石垣「原子力利用の妥当性について検証し、今後のエネルギーについて議論したい。脱原発のコンセンサスのためではなく公正かつ民主的なエネルギー議論の一助になればと」

2011-10-02 13:06:50
KNB @kw36_wav

#utcp_1002 続いて東京大学の井野博満名誉教授から  『材料劣化・設計不備・立地不適などの技術的観点からみた危ない原発』です。

2011-10-02 13:07:51
KNB @kw36_wav

#utcp_1002 井野「危ない原発、こういうと安全な原発はあるかと言われるが、原理的に全ての原発は危ないと。核連鎖反応での暴走、また崩壊熱の冷却失敗の事故もあり、福島スリーマイルは後者。危ない原発、、非常に危ないものもある。老朽化、設計ミス、地震津波リスク、地震損傷」

2011-10-02 13:09:59
KNB @kw36_wav

#utcp_1002 井野「老朽化について。日本の原発は軽水炉以外55基建設されている、廃炉の6基も70年代の老朽原発。CNICのグラフを見ると、徐々に積み上がっている原発、この先は無くなる、寿命が来て止めていくと。」

2011-10-02 13:11:45
KNB @kw36_wav

#utcp_1002 井野「寿命とは何か、の前に世界の原発。米国は104基で廃炉23基、60年代はほぼ全廃。仏は80年代から。独は半分廃炉で90年以降親切なし。日本では70年代が14基もあって老朽化の先進国である。ロ中などは建設中が多くあり、日本はベトナムへの輸出を狙っている」

2011-10-02 13:13:26
KNB @kw36_wav

#utcp_1002 井野「世界で運転中は432基、で建設66基、計画74基。で世界での建設の勢いは止まってない。核開発を続けている国々と、原発推進の狙いがはっきりしている、平和利用と軍事利用は表裏一体。世界の脱原発は核兵器廃絶と密接に関連する」

2011-10-02 13:14:40
KNB @kw36_wav

#utcp_1002 井野「寿命の想定は30-40年、70年代の設置申請書に圧力容器、32EFPYで稼働率8割で40年と評価。なので現在古いものでは監視試験片が足りなくなっている。矢川元基さん、中島甫さんも記述している。」

2011-10-02 13:16:40
KNB @kw36_wav

#utcp_1002 井野「しかし経済性などから寿命延長が行われ、そのスキームは30年以上だとすると事業者が保安院に技術評価書を出して承認を受けると、で最長では70年間まで運転できるスキーム。」

2011-10-02 13:17:36
KNB @kw36_wav

#utcp_1002 井野「高経年化評価項目、圧力容器の中性子照射脆化など、金属材料の項目が多くを占める。劣化原因は腐食と疲労が主。しかし原子炉では照射脆化、つまり中性子照射の劣化も。腐食は要するに酸化、普通の鋼は全面的にさびいるがステンレスは部分で腐食し、ひび割れする傾向」

2011-10-02 13:19:38
KNB @kw36_wav

#utcp_1002 井野「また金属疲労、何度も繰り返しの力、熱や振動などで劣化。事故例、02年の東電のひび割れ隠しと03年の全原発停止、シュラウドなどの問題。また美浜の配管減肉、04年の事故もある。」

2011-10-02 13:21:00
KNB @kw36_wav

#utcp_1002 井野「疲労の事故は蒸気発生器の配管破裂、もんじゅの熱電対さや管のナトリウム火災など。本来防ぐために検査をしているが、原発物量が多い、溶接だけで6万5千点、。ケーブル1700kmなど。劣化の原発で全て検査し大丈夫とするのはますます困難になっている」

2011-10-02 13:22:26
KNB @kw36_wav

#utcp_1002 井野「また維持基準、ある量の時間をかけてという発想なので完全にできるとは限らない。また福島第一の吉田所長の週刊朝日の証言、地震で大きな被害を受けたと。この津波地震の議論は社会的にも波及するので焦点だが、証言では地震で大きな影響を受けたと」

2011-10-02 13:23:36
KNB @kw36_wav

#utcp_1002 井野「材料の劣化としての照射脆化。圧力容器の破壊は究極の事故で大事故になる。鋼の破壊脆性、鋼は2種、延性と脆性があり、変形の有無で分けられる。脆性では力での破壊、延性は高温のほど小さい力で変形する。DBTTを境に分かれる」

2011-10-02 13:26:26
KNB @kw36_wav

#utcp_1002 井野「鋼の脆性破壊はタイタニックなどの例もある。同様事例はタンカーでもある。」

2011-10-02 13:27:09
KNB @kw36_wav

#utcp_1002 井野「で中性子を浴びると脆性遷移温度が上昇する、つまり中性子で材料が硬くなる。なぜか、これは金属の結晶を見ると、電子が入ってきて穴が開いて、このクラスターと不純物が一緒になると変形が妨げられるので硬くなる」

2011-10-02 13:28:46
KNB @kw36_wav

#utcp_1002 井野「PWR、圧力容器には監視試験片がある。でシャルピー試験片で脆性破壊を調べる。ハンマーで確かめるが脆性破壊の有無とエネルギーの保存量で測定する。これを温度を変えて行うと照射をすると温度が上昇している。」

2011-10-02 13:30:40
KNB @kw36_wav

#utcp_1002 井野「一番危険な圧力容器である玄海1号機。脆性遷移温度が最初は-16度だったのが09年で98度。生データを見ると、住民団体で黒塗りが解除されたもの。プロットすると温度のカーブがJEACの予測曲線と大きく上にズレ、ありえないと。」

2011-10-02 13:32:49
KNB @kw36_wav

#utcp_1002 井野「つまり圧力容器と同じ材質であるはずの監視片がじつは違う材料である、という欠陥の圧力容器ではないかと。98度を知り大きな問題と昨年12月に保安院に聞いたが、知らなかったと。つまり九電から報告がなかった。保安院審査は高経年以外は事業者任せ、これが実態」

2011-10-02 13:34:30
KNB @kw36_wav

#utcp_1002 井野「結果をどう見るか、試験片の材質が異なると、つまり圧力容器も同様に欠陥である可能性が出てくる。圧力容器が危険なのは、冷却装置が稼動時、内側が冷却され縮んだ際に一気に小さな亀裂から破断する危険性がある。」

2011-10-02 13:36:01
KNB @kw36_wav

#utcp_1002 井野「加圧熱衝撃、材料の有する靭性を超えないことが重要だが危なくなる。その状況を受け運転停止と試験片提供を申し入れ。ミクロ解析のための大学への提供、これまではしてない。また高経年化報告書と異なるデータが出ているので再提出と運転の一時停止を求めている」

2011-10-02 13:37:50
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