東日本震災の写真 写真家の写真と報道写真の違いはあるのか
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被災地の写真について違和感あり、いろいろトークに。いろんな写真家が被災地の写真を撮り、発表しているが、それらと報道写真の何が違うのだろう。
2011-10-06 00:41:24明らかに違う、と思えたのはTOKYO PHOTOの川内倫子作品だったけど、それを肯定的に見ていいいのかはよくわからない。ましてや、「当事者」である畠山直哉展の写真には強烈な違和感を感じた。大きな文脈のなかにおけば多様な意味が引き出せる、ということでいいのかな。うーむ。
2011-10-06 00:41:59ショックだったのは畠山直哉展の陸前高田の写真は、これまでメディアに出ていた写真とは「違う」、そして、「良い」という意見をtwitterで散見したこと。俺にはそれほどの違いは感じられなかった。もちろん、この展覧会のなかにおいたという意味をどう受け止めるかということも含めて。
2011-10-06 00:44:58畠山直哉展@東京都写真美術館について。作家の歩みをまとめたものとして考えると、ダイジェストにすぎるような気がする。むろん、制約があってのことだけど。個々の写真集の完成度の高さばかり考えてしまった。ただ、ブラストの映像は見る価値あり。コマ落としのカクカクまで計算されてる。
2011-10-06 00:48:30写真はその場に行かなきゃ撮れない。行かない理由がわからない、と言われて、その溝の深さに呆然。でも、写真はそんなに狭い表現形式じゃないと思う。がんばろう。
2011-10-06 00:51:39確かに現場で撮ったモノと想像で撮ったモノには大きな差があると思うけど、同じ現場で撮った写真でも報道写真との差は感じられなかったなあ。 RT @kenkenT: 写真はその場に行かなきゃ撮れない。行かない理由がわからない、と言われて、その溝の深さに呆然。でも、写真はそんなに狭い表現
2011-10-06 00:57:22撮影された写真群は「組織」されて「作品」になる。撮影だけでなく、その組織する能力が写真家には必須だと思う。そこで、作られた文脈が既存のメディアと異なり、さらに驚きがある写真が「写真作家の写真」だと僕は思う。
2011-10-06 01:03:26@kenkenT 関西から(猫も杓子も)現地に撮りに行ってる人多いです。阪神大震災の時、倒壊した私の家を取材や、撮りに来た人に私の父は「何、撮ってんねん!見せ物違うぞ!」と、怒鳴ってました。東北と関西の気質の違いかも知れませんが。
2011-10-06 01:05:52だから、そこではつねに、写真を発表した者に対して「お前は誰だ?」という問いが繰り返される。その問いに作品で答えるのが写真作家なんじゃないか、と。職業的カメラマンなら、その問いは依頼主であるメディアや広告主、代理店が答えてくれる。
2011-10-06 01:08:05それもあると思います。 RT @RED7TULIP: @kenkenT 関西から(猫も杓子も)現地に撮りに行ってる人多いです。阪神大震災の時、倒壊した私の家を取材や、撮りに来た人に私の父は「何、撮ってんねん!見せ物違うぞ!」と、怒鳴ってました。東北と関西の気質の違いかも知れま
2011-10-06 01:09:09じゃないかと。 RT @ash1kg: 確かに現場で撮ったモノと想像で撮ったモノには大きな差があると思うけど、同じ現場で撮った写真でも報道写真との差は感じられなかったなあ。 RT @kenkenT: 写真はその場に行かなきゃ撮れない。行かない理由がわからない、と言われて、そ
2011-10-06 01:11:33タカザワケンジさん@kenkenTが表明した被災地を撮った写真についての違和感、小さな波紋を呼んだみたいだ。決して目新しい提起ではないけれど、刺さって取れない棘のような、正に違和感。他の方の反応を見ると受け止め方は様々。行った人、行かないことを選んだ人etc
2011-10-06 21:31:19感覚としては他の方が言った「撮らされた」と言う表現がぴったり来る。ただ、そこで自分の「表現」を優先することが良いのか悪いのか。(もちろん善悪の問題ではないけれど)
2011-10-06 21:32:07昨日観た畠山直哉展について。初めに個展が決まっていてその後震災があって、陸前高田出身の彼だからこそそうしなければいけなかったという事情は十分わかりますが、余りにも時期尚早に感じた。
2011-10-06 22:27:44もう少し違った方法はなかったか。震災前後の写真を対比して、涙する人がいてもおかしくない展示でしたが、それを美術館で、芸術作品としてどう評価できるのかは僕にはわかりません。昨晩タカザワさんのツイートにもありましたが、報道写真との違いはどこにあるのでしょうか。
2011-10-06 22:27:46改めて震災を対象とした作品の難しさを感じた訳でありますが、どうすれば成立するのか。過去に震災をテーマにしたもので、芸術作品として成り立っているもので思い浮かぶのが、伊勢湾台風と東松照明や阪神淡路大震災と米田知子。
2011-10-06 22:27:50暫定的ではありますが、〈一定の時間〉と〈フィクショナルな経路〉が必要になるのではないかと思っています。そういう意味で今回の畠山さんの写真はいささか直接的過ぎて無理。先日のアラーキーの震災写真の方が方法論的には評価できるのではないか。
2011-10-06 22:27:58