ライスのアニメ感想:#125 輪るピングドラム(16)
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輪るピングドラム#16「死なない男」イカレちまったぜーーーーーッ!!!が全てを吹き飛ばしてしまった回でした。いやもうなんなのw 真砂子の過去回がこんなはっちゃけたギャグ回になるなんて誰が予想しただろうか。
2011-10-29 10:05:56冷静に見ると夏芽ホールディングスを一代で築き上げた独善的な祖父への愛憎や父親への憧憬、マリオを守る事や冠葉との関係などが垣間見える回だったと思うんですがED曲が何もかも吹き飛ばしてしまうくらいにインパクト強かったですねえ。ここまでイカレポンチ(褒め言葉)なエピソードも久々だなあ。
2011-10-29 10:10:11今回のスタッフが、伊神さん脚本、幾原監督、古川知宏さん、金子伸吾さん脚本&絵コンテで、演出が金子伸吾さんでしたので、本編の内容はあんまり進んでないんじゃないのかなあと推察されます。むしろギャグを詰め込むために絵コンテと脚本から作っていったと思われる布陣のような気がしますねえ。
2011-10-29 10:15:47たぶん真砂子の過去の流れ、それぞれの背後に忍び寄る眞悧、冠葉と陽毬の不和や苹果が晶馬にストーカー宣言する、冠葉と真砂子の関係と言った所などが本編だったのではないかと思われます。しかし今回を見る限りでも、真砂子は冠葉に惚れているのが分かるなあ。お互いに呪いを分かち合う関係だったのね
2011-10-29 10:19:50時系列的にはおそらく13話の騒動が発覚した以降の話なんでしょうね。冠葉の態度からしても、何らかの覚悟を幼いながらしてしまった表情に見えますし。その覚悟と真砂子の祖父が死なない理由が何か絡んでいるのかどうかが気になるところではあります。真砂子が見たり行っている事は夢か現か。
2011-10-29 10:25:05夢と現実の境界も曖昧なまま、アグレッシヴすぎる祖父。世の中には成功者と失敗者しかいないと言う独特の価値観で真砂子の父親たる息子にすら敗者の烙印を押して、排除してしまうくらいなのだから、苛烈な人間だったんでしょうね。それがいいのが悪いのかどうかは判断の分かれるところ。
2011-10-29 10:28:14そういえば勝ち組、負け組みという価値観はそのまま真砂子の祖父の価値観に当てはまりそうだなあ。というか社会がそういう価値判断で幸せの基準を作ってしまったような感じでもあり、そこから排除された人間の事は考えもしないと言う祖父の論理もまた現代的ではあるのかな。
2011-10-29 10:30:59しかしその苛烈さは今回ギャグで塗り固められていたので、重苦しい雰囲気にはならず、かなり笑えるものになっていました。そう思うと、今回の話はとんでもなく凄いという事になりますね。いやむしろ、あそこまでハジケられるものなのかという驚きに満ちていましたけども。
2011-10-29 10:33:56しっかし、今回はギャグがクドいほどに冴え渡って、一つ一つの描写を追うのも大変な感じだなあ。そもそも生存戦略シーンですらギャグで処理されていたのだからおっとろしい。夏芽家のメイド、連雀さんのエロさもなんだか際立っていましたしね。なんだかも色々と、凄い。
2011-10-29 10:37:10真砂子の祖父も彼女が何度手を尽くしても死ななかったのに、自分で捌いたトラフグの毒にあたって、あっさ死んでしまうのも笑いましたが、その後、マリオに乗り移ったのは一体どういうことなんだろうなあ・・・。死なない祖父はその真砂子の暗殺をその都度、眞悧が運命の乗換えをさせていたっぽいですね
2011-10-29 10:40:50前回の説明のとおりだとすれば、乗り換えた人間とその手ほどきをした人間以外は「乗り換えた」事に気付けないのだから、真砂子が不思議に思うのも分からんでもないか。彼女から見れば、何度も何度も生き返ってきておかしいとしか思えませんよね。
2011-10-29 10:43:33とはいえ眞悧が、「この世界の間違えを正すため」とかのたまっているのが、また気になったなあ。ええと確か12話でしたっけ、16年前の事件の回は。あの時、冠葉たちの父親も世界を正すためと言ってましたから、やはりあの事件も眞悧が関わってそう。ここに来て、スタドラのヘッドっぽくなってきた。
2011-10-29 10:57:01しかし、眞悧の腹の内は今のところ全く読めないけど、やっぱり何かの目的のために「乗り換え」を繰り返し、その都度、自分に都合いい世界じゃないければ、世界が「間違っている」と思う人物なのかなあ。陽毬に近づいているのも自分の目的のためだけにしか感じられないから、不穏ではある。
2011-10-29 11:00:31そして冠葉は眞悧の手のひらで踊らされている事に気付いているんだろうかなあ、真砂子は冠葉の裏に父親の影を見ているようだけども。というか、あそこのシーンだけ真砂子がすごく女らしかったですね。普段、気丈にしている分、一層引き立つと言うべきか。しかし金持ちのストーカーは怖い・・・。
2011-10-29 11:03:40いや、しかし前回までシリアス流れだったのが一転してギャグへとシームレスに繋がって展開されているのにはただただ舌を巻くしかない。それでいて最終的に真砂子が眞悧の計画(?)に乗らず、敵対する覚悟を決めたというオチにもなっていて次回がシリアスに戻っていても大丈夫な流れになってるのもまた
2011-10-29 11:10:43とはいえ真砂子もフグかっ喰らった時点で死に掛けて、涅槃っぽいあの列車に入ったという事で間違いなのかな。本気では死んでないんだよね、多分。あそこに冠葉が入るっていう事は死を覚悟しているか、または死に近づいているという事なのか果たして。
2011-10-29 11:14:36そうなると全員を救う鍵になるのはやっぱり苹果なのかなと思わなくもない。ただ桃果のように乗り換えの呪文を知っているわけではなさそうだからどうなるか。登場人物の中じゃ、唯一、運命に対して肯定的だからなあ、彼女。
2011-10-29 11:16:47次回が一体どんな展開で来るのか全く予想すらも付きませんが、冠葉回なんでしょうかねえ。はてさて、物語の行き着く先には何が待っているのか。と言う所で今回の感想は以上です。ピングドラムもいよいよ後半戦だなあ。それではまた次回です。
2011-10-29 11:21:03