宇野常寛と決断主義をめぐる対話 - Togetter
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> 宇野常寛と決断主義をめぐる対話
2009/12/21 23:43:36
現代思想
+
宇野常寛と決断主義をめぐる対話
crow_henmi氏による「よくわかる宇野常寛」。あとシュミットやホッブズとの関連など。
by
tukinoha
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@hachimasa
混沌に対し秩序を打ち立てる行為主権者としての決断、と云う意味においては原点のシュミットの決断主義ともつながるんだぜ>宇野さんの決断主義
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crow_henmi
2009/12/21 22:20:08
シュミットと聞いて(以下略)
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tukinoha
2009/12/21 22:26:51
シュミットにおいて秩序とは再復されうるものであったが故に「例外状態」すなわち法の外部からの混沌の侵入に対して権力を持つものが決断しなければならないとなるのだけど、宇野さんの場合、そんな秩序は再復されようがないので個人は個人の小さな秩序を戦いの中で勝ち取らねばならないとなる。
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crow_henmi
2009/12/21 22:31:26
極言すると、シュミットにおける「例外状態の常態化」のなかでホッブス的闘争を繰り広げていくことが宇野さんいうところの決断主義の基盤で、宇野さんはもちろんこれを理念的にも現実的にも是認していない。だからまあモバイル的実存とかコミュニタリアニズムとかでてくるわけだけど。
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crow_henmi
2009/12/21 22:33:23
例外状態の常態化にはふたつの方向性があって、まったき無秩序と、それを防ぐための非常大権との正反対の方向に分かれる。無政府状態対独裁状態。しかしいずれも法措定権力の無力化、社会の共同性の解体を基礎としている。それが拡大するのか、再呪術化されるかの違いか。
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crow_henmi
2009/12/21 22:36:25
うろ覚えだけど、シュミットは「決断主義」のルーツをホッブズに求めていたはず。で、フーコーはホッブズの「決断主義」を、戦争「状態」という仮定によって現実の戦争や抗争を封じ込めたと言っている。その封を解いたのがシュミットだ、と。
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tukinoha
2009/12/21 22:34:49
@tukinoha
同感です。
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crow_henmi
2009/12/21 22:37:13
その意味では、宇野氏の決断主義ってシュミットよりむしろホッブズ的かもしれない。サバイブといっても、レイプやヤクザみたいな剥き出しの暴力のことを考えてるわけじゃないだろうし。
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tukinoha
2009/12/21 22:38:02
@tukinoha
本人もホッブスは強く意識してるんじゃないでしょうか。社会のアトム化がホッブス的状況を生み出した的な観測に基づいて書いているわけですから。という話をちょっとTLで書いていたのですが。
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crow_henmi
2009/12/21 22:41:45
これは
@crow_henmi
さんに聞いてみたいのですが、宇野氏が「決断主義」とか「サバイブ」とか言うとき、シュミットのように具体的な「敵」というものが想定されているのでしょうか?それともホッブズのように具体的な「敵」ではなく「自然状態」みたいなものが想定されているのでしょうか?
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tukinoha
2009/12/21 22:41:00
@tukinoha
これはもうあきらかに自然状態です。社会の島宇宙化で共通の審級が失われてしまった状況下、おのおのがおのおのの生きる方向性を見いださねばならず、それは無根拠な「あえて」という態度になり、他者と対立すると云う理路ですから。
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crow_henmi
2009/12/21 22:43:39
@tukinoha
ただ一方で、彼が「決断主義的」とみなす想像力の作品の大半が「世界」や「社会」あるいはミクロな島宇宙の「仕組み」をどう生き延びる/打倒するかかと云う点に顕著な特徴を持っていることを見逃してはならないでしょう。敵は「自然状態」そのものでもない、みたいな。
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crow_henmi
2009/12/21 22:45:59
@tukinoha
審級として機能しなくなった秩序の残滓とそれに動かされる人間たちとの闘争の中でサバイブしていくことが重要なわけです。そしてそれを克服して新しいシステムを作っていくことも。それは「自然状態の克服」自体とは異なりますが、それに大変似通っていると思います。
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crow_henmi
2009/12/21 22:50:41
@crow_henmi
自信はありませんが、だいたいわかりました。「友・敵」の想像力を半ば封じながら、闘争を続けていかなくてはならないという……。
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tukinoha
2009/12/21 22:57:44
@crow_henmi
「周りは敵だらけだ」というだけでは何も言っていないに等しくて、シュミットが共産党を指して「あいつが敵だ」と言ったように、誰が敵かがわからなくては政治的実践には結びつかない。
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tukinoha
2009/12/21 22:59:00
@crow_henmi
さんの話を聞く限りでは宇野理論からは「友・敵」の無限拡大、それによる非政治性みたいなものを感じます。
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tukinoha
2009/12/21 23:00:28
なんというか、kihamu氏の言葉を借りれば「政治学的想像力」と「哲学的想像力」のズレみたいなものを感じる。
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tukinoha
2009/12/21 23:04:04
@tukinoha
宇野理論における「サバイブ」においては明確な敵はいないような気もします。あるとしたら「仕組み」なのですが、彼らは仕組みを作り替えることを欲望する一方で、仕組みを利用してしたたかに生きることもしてしまうわけで、ここでも友=敵関係は微妙です。
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crow_henmi
2009/12/21 23:03:55
@tukinoha
あえていうなら友とは自らの周囲のコミュニティの仲間たち、敵とは世界の仕組み(しかしそれは利用もできる)というような云いになるのが決断主義から宇野理論に繋がる流れでしょうか。
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crow_henmi
2009/12/21 23:05:37
@crow_henmi
そうだろうな、という感じはします。「友・敵」から段々遠ざかって、「マルチチュード」に近づいている感じがしますけど。
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tukinoha
2009/12/21 23:08:31
@tukinoha
決断主義はかなり非政治的で、どちらかというと実存の問題であるような気がします。それを踏まえた宇野さん流のコミュニティ論やコミュニケーション論もまた、そういう感じですね。
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crow_henmi
2009/12/21 23:09:48
@crow_henmi
非常にざっくりとまとめると、宇野理論はグローバリゼーションや地域コミュニティの流動化に対応して「マルチチュード」的な生き方を目指し、それに対応できない旧制度の残滓を破壊してやろう、という考えであると。
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tukinoha
2009/12/21 23:10:39
@tukinoha
多分そういう方向になるとおもうんですよね。ただ、今の段階では後半部は明確には現れていないような気がします。
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crow_henmi
2009/12/21 23:12:59
@crow_henmi
ここで注意しておくべき点は、ホッブズが「主権は多くのマルチチュードによって設立される」としていることではないかと思います。脱領域化の動きによってマルチチュードが生まれ、それが別のレベルにおける領域化を促す。黒の騎士団みたいに。
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tukinoha
2009/12/21 23:15:11
@crow_henmi
この辺がまさに宇野氏の書くものがどのアドレスに向けられているのかという具体的な戦略が問われるところなんですが、彼の決断主義が「脱領域化する主権的権力」との共犯関係を築く可能性もあるわけで、それにどう対抗していくか、というところが重要だと思われます。
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tukinoha
2009/12/21 23:18:26
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付け加えると、氏の「決断主義」が具体的な暴力の問題をうまく扱えないのではないか、ということも考えてみるべきではないかと。ちょうどホッブズの「自然状態」という仮定が、実は具体的な戦争の存在を隠蔽しているように。
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tukinoha
2009/12/22 03:50:25
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