青森の検査会社マシスが仰天測定値を出した放射線測定装置が南相馬のこどもの尿検査にも使われていた件:@buvery さんによるコンパクトな解説
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このマシスという会社の測定の問題点は、分かっている人は、分かっているわけですが、簡単に説明します。http://t.co/l2FzzlP7 @take2602: 南相馬の乳幼児の尿からのCs…測定をしたRHCジャパンが用いている装置は、精密測定は苦手です。以前よつば牛乳の件で問題
2011-11-05 18:55:52パーキンエルマーが出している液体シンチレーションカウンタは、チャネルを決めて、ここからここまでのエネルギーの範囲のところをセシウム137とする、とするわけですね。ただ、この機械を通常使うのは、トレーサー実験と言って、自然バックグラウンドより、はるかに多くの放射性物質を使います。
2011-11-05 18:58:45枝葉末節ですが液シンじゃなくNaIシンチのγ線カウンタ。RT @buvery: パーキンエルマーが出している液体シンチレーションカウンタは、チャネルを決めて、ここからここまでのエネルギーの範囲のところをセシウム137とする、とするわけですね。ただ、この機械を通常使うのは、
2011-11-06 07:42:02通常のトレーサー実験では、自然のバックグラウンドよりはるかに高い値がでるので、放射性物質が入っているかどうかは、簡単に分かる。100倍、1000倍など、簡単に出ます。装置自体は、昔のカメラのフィルムくらいのサイズのバイアルにサンプルを入れてガチャガチャ自動で測る。
2011-11-05 19:01:42ところが、今回の事故の例では、もともと、セシウムの量は少なく、尿中にある主要な自然放射性物質のカリウム40と同じくらいあるかないか。そうなると、まず、自然バックグラウンド(空間のγ線)だけでなくて、尿中のカリウムからくるバックグラウンドを差し引かないといけない。
2011-11-05 19:03:46この尿中の自然放射性物質であるカリウム40からのバックグラウンド(コンプトン散乱したもの)は、尿中のカリウム40を測定してそこから計算すればよいわけですが、まず、それをしているのかどうか。通常の計測では、そんなの問題にならない高い値でしか使いませんから、非常に怪しいと思います。
2011-11-05 19:07:30それから、普通のγ線定量ではピークとバックをデータ自身で分離します。RT @buvery: この尿中の自然放射性物質であるカリウム40からのバックグラウンド(コンプトン散乱したもの)は、尿中のカリウム40を測定してそこから計算すればよいわけですが、まず、それをしているのかどうか…
2011-11-06 07:58:17もう一点。誰でもオシッコを我慢していると、オシッコの色が濃くなるのは経験していると思いますが、尿中に排出されるものの濃度は、簡単に10倍位変動すします。だから、適当な時間に20ccくらいとった時の尿中の値も(カリウム40を含めて)10倍くらい変動します。
2011-11-05 19:11:08だから、尿で体内のセシウムの濃度を代表させたい時は、一日、二日など、尿をためて(蓄尿)、それを測ります。今回の事故でも、以前尿中からセシウムが数Bq/l検出されたという報道がありましたが、あれは、リットル単位の尿をゲルマニウム検出器で、一日ほど頑張って測定しています。
2011-11-05 19:14:04適当な時にとった尿を、20cc、10分程度で、まともな値が検出されるとても信じられない。自然バックグラウンドより高いと言っているのは、ほとんどは、測定の変動ではないかと考えるのが妥当です。NHKもそういうのを検証してもらいたいですね。http://t.co/62Tf0lmK
2011-11-05 19:17:41パーキンエルマーは普通にちゃんとした会社ですから、それはお間違えなく。ただ、マシスとRHC (JAPAN)は、こんなことを続けていると、まともな人は相手にしなくなると思う。私の意見ですが、パーキンエルマーの営業の人は、マシスに警告と指導をした方が良い。事態が悪化する前に。
2011-11-05 21:23:24これは、もう、パーキンエルマーの人むけだから。だれか見てるか知らないけど。RT @kou_kuwa: 難しい話がリツイートで入ってきた。 RT @buvery: パーキンエルマーは普通にちゃんとした会社ですから、それはお間違えなく。
2011-11-05 21:37:07