Fav
  • Tetsugaku
    そう言えば、やや興が乗ったので以前の「原書と写本」(http://t.co/Thmm0HnC)の話の続きでもしようかしら。
  • Tetsugaku
    軽くおさらいをすると、古来より、『書』は作者の書いた『原書(オリジナル)』とは別に『写本(コピー)』が沢山拡散していったもので、文化の伝播には不可欠。でも、近年は色々と技術が発達して、容易に『原書』が大量生産されて、写本は著作権法違反とか言われて嫌われる傾向にある
  • Tetsugaku
    んでもまあ、こんだけコピーしやすいんだし、そろそろ著作権の概念も変わっていかないとねー的なのが哲学さんの意見
  • Tetsugaku
    これは「書」に限らない話で、たとえば映像作品は『BD・DVD』などの高品質な『原書』とは別に『youtube・ニコニコ動画』等動画サイトによる、質の劣化した『写本』が流布されている。あるいはそこにアジア地域に多い「海賊版」も『写本』に含む
  • Tetsugaku
    でまぁ、こんだけ技術が発達してコピーしまくりな現状から今の『著作権』というシステムを維持するのは難しいから、別の『思想』が必要じゃなかろうか、と思ったのだが、これがなかなか難しい
  • Tetsugaku
    思想面からのアプローチは面倒なのでジョブズみたいなカリスマさんがぽんっと『これが新しい時代の著作権だよ』とか言って『iCopyright』とか作ってくれないかなぁーとか逃げて寝たのが先週の話(笑)
  • Tetsugaku
    しかしまぁ、コピーが簡単と言っても、実は『写本』を作るのは結構なコストがかかるんだよね、というのが今日の話。
  • Tetsugaku
    そもそも、BDとかの映像を動画サイトに綺麗に上げるのは難しい。元々は数GBもある映像ファイルをたかだか数百MBまで落とさないといけないのだ。画質のクオリティを可能な限り落とさず、サウンドもある程度のクオリティを保ちながら数百MBに落とすのはなかなか技術がいる
  • Tetsugaku
    試しに動画のエンコードを試してみるといいけど、普通にデフォの設定でやると汚くなるだけである。そこはエンコード職人の腕の見せ所。そして、たとえば30分のアニメを綺麗にエンコードするのにどれだけのエンコード時間を費やすのか。
  • Tetsugaku
    かくに『写本』を作るのは難しいのである。まあ、逆に言うと質の低い写本なら簡単に作れるから、youtubeの初期はそんな『質の低い写本』がこれでもかと言うくらいに溢れてたんだけどね。
  • Tetsugaku
    逆に、『写本』との差別化の為に『原書』のハイクオリティ化が進み、ますますブルーレイの価格はあがる悪循環もあったりなかったりしたような気もする。
  • Tetsugaku
    んじゃ、文字はどうなの? 今の時代、本を作るの簡単じゃね? て言うけど、書籍を綺麗に書籍化するにはそれなりに手間暇がかかる。綺麗なスキャン出来る技術と機材も必要。まあ、クオリティを求めれば、の話だけど。
  • Tetsugaku
    この辺、実際に電子書籍の自炊をしてないので一冊の本を作るのに必要な大体の時間を肌感覚で知らないのだけれど、裁断・スキャニングは結構手間だと思う。
  • Tetsugaku
    それをまたPDFなりJPGに変換するのもいいが、ここでもし『ハイクオリティな電子書籍』を目指すなら『ePubファイル化』に挑戦すると更に色々と素敵だけど面倒なことに(笑) まあ、恐らくはそこまで凝るのは大変だろうなぁ。
  • Tetsugaku
    理想は、epub化して、脚注・関連語句のリンクを張り巡らせて、かつ、電子書籍用に文字の間隔も調整。漫画なら見開きページ対策もしたいし、後たとえば『少年ジャンプ』の電子書籍なら、『次のページへ』の他に『来週の話へ』のリンクも貼ったり、『※○巻参照』とかあったらそこへリンク飛ばしたい
  • Tetsugaku
    ……とかまあ色々と凝り出すとたかだか『写本』を作るのにも一苦労である。そう思うと、腕のいい動画職人とか腕のいい自炊職人とかは生業として居ていい気がするけど、所詮は『写本』なので軽んじられるんだよね。いやー、昔は写経とか写本を仕事にしてる人だっていたんだけど
  • Tetsugaku
    しかしまぁ、涼宮ハルヒの情報爆発はこうした『写本』が起こしたものだと思うと色々と、感慨深いのだけれど、あれは涼宮ハルヒのみが起こせた奇跡という言説もあって難しいところ。でも、いい物は写本が拡散した後でも、必死扱いて原書を探しに行くものだ。
  • Tetsugaku
    んじゃまー、なにが問題かというと、今の時代、そうした作り上げられた『完成された写本』をコピーするのはすぐ出来るのが難点。電子書籍を自炊するのは大変。でも、自炊の終わった後の電子書籍をコピーなんて右クリック&ドラッグすれば数分で可能。
  • Tetsugaku
    端的に言うと、一次創作者も、二次創作者もやっぱり「創作者」であって、物を作るのに手間暇かける。ただ、デジタルな完成品は今やマニュファクチュアも工業生産もくそもなく、コピーが可能。
  • Tetsugaku
    これはとても便利で、数多くの利点のあることだけれど、『著作権』と言う側面から見ればびっくりする程害悪に捉えられる。で、これに規制をかけるべく、HDDレコーダーはワンスコピーしか出来ないとか、10回しかコピーできないとかすごく不便な羽目に陥る。
  • Tetsugaku
    ここら辺を解決する方法としたら、もうファイルのプロパティ情報で一次コピーなのか、二次コピーなのか記録するようにして国民総背番号制ならぬ、ファイル総背番号制にしてしまうとかね。技術的には少しのアイデアで可能じゃねーのとか適当なことを言ってみる
  • Tetsugaku
    ただしかし、そうして『オリジナル(原書)』と『コピー(写本)』に純然たる区別をつけようとするのはデジタル的な時代において非常にナンセンスだと思う。『空の境界』の橙子さんも言っているとおり、『寸分違わぬコピーが作れるならば、それはオリジナルと変わらない』のであり、
  • Tetsugaku
    オリジナルなのかコピーなのか、を問うのはナンセンス。まあ、『空の境界』のそれは今の時代というよりも、奈須きのこ先生のセンスかな。両儀式の『真の直視の魔眼』より遠野志貴くんの『偽の直視の魔眼』が強かったり、オリジナルのゲートオブバビロンと投影のUBWが互角以上に戦えたり……
  • Tetsugaku
    ……となるとやっぱり思想面のアプローチが必要かな。オリジナルの完全コピーが作れる時代だもの。ここの部分を21世紀までずるずる引きずってきたのはどうかと思う。が、しかしどうしたものか。
  • Tetsugaku
    なんかこう、パズルのピースが組み合わない感じ。必要な技術は揃ってると思うから、それを上手く組み合わせて、解決出来る気がする。あるいは、必要な思想の種もある程度揃ってて、それを統合するワンアイデアがあればなんとかなる気がする。
  • Content from Twitter

コメント

  • sanma_you
    んー……原本が出まわらなかったから写本が出回っただけで、写経やらも原典を大量にコピーするまでを出版社がやるようになった。それだったら、原典っていうのは生原稿のことになるんじゃ、と素人考え。一次創作の丸コピーと二次創作は今の創作場において全く別の意味のような。
  • Tetsugaku
    @sanma_you どもです。もちろん、昔の写経と今の「出版」とをまったく同列に語るのは難しい話ですね。まあ、一次創作のデジタル化は『二次制作』みたいな感じで厳密には区別すべきでしょうけど、広義の意味では、一次創作のデジタル化みたいな『二次制作』も同人誌みたいな『二次創作』も「写本」の範囲内だと私は捉えてます。
まとめを作成する