【コンテンツ屋さんの視点】 電子書籍の端末にコンテンツ側が求めること 【ハード屋さんの視点】

電子書籍の端末がイカンから電子書籍が普及しないのか、コンテンツがイカンから普及しないのか。 そこらへんを見回しつつ、「コンテンツ側から見て電子書籍端末に求める条件」と「端末側の制約がコンテンツにもたらす縛り」、さらには「実際にどういう環境で電子書籍が消費されるか?」という購読者側の求める条件なんかについても考えてみた。 端末がハイスペックでも、持ち歩きに不便だったら読まれない。 膨大な長さのコンテンツを持ち歩けても、極小化した可処分時間単位を消費するSNSゲームに勝てない。てか、長い話は読まれない。 続きを読む
31
加藤AZUKI @azukiglg

「文庫本がある限り電子書籍に移行しない」については同意見すよ RT @usatyu2011: 緑の髪の人(@azukiglg)がアップを始めました: 「ファウスト編集長太田克史さんによる「電子書籍市場拡大を阻む文庫本」の話」 http://t.co/tExPS6E1

2011-11-12 01:51:39
加藤AZUKI @azukiglg

加えて、文庫本は売れなくても当座の金が取次から出るけど、電子書籍はそれがない。出し続けて自転車操業wということができないので、「売れない(売れるかどうか分からない)電子書籍」は、版元が制作費や配信諸費を負担できないから、積極的に作られない @usatyu2011

2011-11-12 01:53:23
加藤AZUKI @azukiglg

将来的に電子書籍が「紙の本が絶版になった後もリリースが担保され続ける」ことで、事実上の絶版をなくす役に立つだろう、という期待はされてるとは思うです。が、「今すぐ紙の本をやめて、電子書籍のみの新刊を」っていう方向には、収益構造的に無理じゃないかなあ、と @usatyu2011

2011-11-12 01:54:34
加藤AZUKI @azukiglg

それこそ、電子書籍化について版元が二の足を踏んでいる「電子書籍のための再編集費用+ライセンス費用」を著者当人が出すとかの、負担軽減案が出てこない限りは、版元は積極的にはなりにくいのでわないかと @usatyu2011

2011-11-12 01:57:15
加藤AZUKI @azukiglg

これまで出版社の扱う電子書籍は、「紙の本で十分に収益を確定させた後の、旬を終えた出し殻」だったことが多かったです。「もし電子書籍が売れたら(じゃなくて、複製されたらw)、紙の本が売れなくて脅威になるかも」っていう警戒もあったんじゃないかな、と。 @usatyu2011

2011-11-12 01:58:37
加藤AZUKI @azukiglg

電子書籍は「紙の本の、紙束を伴わない重版」または「最初から選択肢の一つとして提示する」のどちらかになってくだろうと思うのですが(絶版本の電子書籍化は困難ということで、とりあえず棚上げ)、もし二媒体化するならば、できるだけ紙の本の旬が切れないうちに出すべき。 @usatyu2011

2011-11-12 01:59:57
加藤AZUKI @azukiglg

京極さんが「死ねばいいのに」で実験なさったように、紙版と電子書籍版は同時リリースくらいが望ましいと思います。最低でも翌月配信。 @usatyu2011

2011-11-12 02:00:34
加藤AZUKI @azukiglg

ヒットを最初から見込んでる本でない限り、文庫、新書の大多数は、新刊が書店に並んでから初めて人目に付く、新刊の存在が知られる、なんてのはザラです。流通登録はだいたい2~3カ月前からしてますけど、そこまで積極的に見てくれるファンは有り難いけど少数派です。 @usatyu2011

2011-11-12 02:01:54
加藤AZUKI @azukiglg

大多数の人は書店(コンビニ)店頭に並んでるのを見て「あー、出たんだー」と言って手に取る。ので、同じレーベルの次の新刊が並ぶまでの最初の一カ月が旬で、その一カ月を過ぎた辺り、まだ旬は終わりきってないけど紙の本の収益の見通しが立った辺りで電子書籍版リリース。 @usatyu2011

2011-11-12 02:03:09
加藤AZUKI @azukiglg

だいたいそんな構造になっていくんじゃないかなー、当面は。 @usatyu2011

2011-11-12 02:03:23
加藤AZUKI @azukiglg

それで電子書籍の売り上げが紙の本を上回るとか、紙の本の売り上げが落ちるが双方の合計で紙の本のみより収益が増えるとか、そういう実績が積み上がったら或いはと思いますけども、当面は「特別な端末や手続きが不要」な書籍の収益のほうが上って状態が続くかと。 @usatyu2011

2011-11-12 02:04:46
加藤AZUKI @azukiglg

まー、現状で「電子書籍の制作費(主に編集費)を電子書籍のみで賄えない」という作業上の制約がどうにもならない限り、「紙の本のオマケとして(編集上の)電子書籍も作る」という副次的扱いに落ち着くのかな、と。電子書籍の編集費を最初から捻出する方法が普及すればまた別ですが。

2011-11-12 03:00:22
PC職人X @PCengineerX

@azukiglg 閲覧端末も携帯程度しか普及しないですしな。

2011-11-12 03:01:34
加藤AZUKI @azukiglg

スマホの普及によって閲覧端末はそこらへんが主流になるだろうと思う反面、あんまり指摘されてるのを見かけない、割と重要な課題が未解決ですお(´・ω・`) RT @PCengineerX: @azukiglg 閲覧端末も携帯程度しか普及しないですしな。

2011-11-12 03:02:26
加藤AZUKI @azukiglg

重厚長大な据置コンシューマーゲームのRPG(ぶっちゃけるとFFとかw)が、FF以外にあまり出ないとか、ゲーム機の主流が携帯機になってるとか、収益規模でGREEとモバゲーが拡大してるとかを考えた場合に、重要な鍵になるのは「可処分時間単位の細分化」ではないかな、と。

2011-11-12 03:04:20
PC職人X @PCengineerX

@azukiglg 正直、日本のPCメーカーが大反省してこれを手本にしたタブレットPC作らない限り難しいと考えてます。http://t.co/07Cj1xXe

2011-11-12 03:04:59
加藤AZUKI @azukiglg

電子書籍について「大長編も場所を取らずにコンパクトに」というようなのが期待されてる側面も、そりゃもちろんあるんでしょうけど、電子書籍を実際に読むシチュエーションを考えたら、それは大長編ではないんではないかなあ、と。もちろん、エロと漫画は強いと思いますがw

2011-11-12 03:06:15
加藤AZUKI @azukiglg

元々、本てのは分厚くてどでかいのを書斎で読むモノだったりしたわけです。でかくなくても単価高い貴重品だから長く読み継がれることを念頭に頑丈に立派に作られてた。でもそれだと、読者数(部数)増えない。 @PCengineerX

2011-11-12 03:08:03
PC職人X @PCengineerX

@azukiglg ところが実はそうでもないんですよ。現時点でのAndroid端末の出来はさておいてOSの更新などで逆に今後のトラブル課題を抱え込んでるんですわ。

2011-11-12 03:08:48
加藤AZUKI @azukiglg

そんで文庫が出て来て本は小さく軽く安くなり、「読む場所を選ばなく」なった。結果、読者人口が増えたので本は発行部数が増えて安くなり。で、読む場所を選ばないってのは、腰を落ち着けてじっくり読むのではなく、小さな可処分時間の合間合間で細切れで読むってスタイルに @PCengineerX

2011-11-12 03:09:59
PC職人X @PCengineerX

@azukiglg そして常時接続のSIMデータ通信モジュールも割と今後のタブレットで問題になるので入れ替えorメーカー改修など動きとしては下手したら転びかねないんですよ。それに価格。でかいタブレットと比較して遜色の無い値段なら普及しかねないです。

2011-11-12 03:11:13
加藤AZUKI @azukiglg

今「自宅の自分の机の前で、姿勢を正して本を読む」という人は恐らく少数派で、移動中などの合間合間に読まれるものになってると思うです。そうでなければ「文庫本発行数が、部数/点数ともにハードカバー、上製本より多くなる」ということはあり得ない。 @PCengineerX

2011-11-12 03:11:18
PC職人X @PCengineerX

@azukiglg あー・・・日本だとそっちに転びかねないかorz

2011-11-12 03:12:00
1 ・・ 5 次へ