津田敏秀先生の見解についてのツイート

人体への放射線影響の疫学の見解、因果関係論についてのツイートです。
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高岡 滋 @st7q

津田敏秀医師講演「原発の疫学」(埼玉)…曝露寄与危険度割合(原因確率)の線引きの仕方は、医療被曝、職業被曝、一般公衆被曝のそれぞれで区別する必要がある。今回の原発事故後の、この3つを混同した議論は「完全な間違い」。

2011-11-07 06:35:00
高岡 滋 @st7q

津田敏秀教授(岡大)講演「原発の疫学」…ICRP2007勧告(A.4.1.放射線反応に関する基礎データ、原文p.173)で、100mSv以下の線量で統計学的検出力(power)がないという記述は理論的に誤り。powerは、曝露量ではなく、サンプルサイズと発生率で決まってくる。

2011-11-07 06:49:57
高岡 滋 @st7q

津田敏秀教授(岡大)講演「原発の疫学」…ICRPを批判しているのは、ECRRだけでない。BEIR(米国科学アカデミー)も、よくもこれだけ批判するというくらいICRPを批判している。

2011-11-07 06:55:39
高岡 滋 @st7q

津田教授お勧めの本…欧州環境庁(EEA)「レイト・レッスンズ―14の事例から学ぶ予防原則」…第3章に放射線の例があるみたい。 http://t.co/CLlFaO0f  原文はフリーで入手可能…http://t.co/NDnmfv51

2011-11-07 07:23:59
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高岡 滋 @st7q

健康障害の因果関係の推論では、一般的に、人体データ>動物データ>組織・細胞データの順で、尊重されるべきである。これは、医学生物学における「個体の成立の重要性」(津田敏秀)によるもの。因果推論において疫学よりもメカニズム解明や実験を優先させる医師は、このことが分かっていない。

2011-11-08 06:55:09
高岡 滋 @st7q

@yakuminamuiti 当然、メカニズムや実験結果も因果推論に役立たないというのではありませんが、むしろそれらによる思い込みが障害物になることが多いということです。疫学結果を優先させろではなく、メカニズムや実験結果を優先させるのは危険ということです。特に毒性物質において。

2011-11-08 08:04:03
高岡 滋 @st7q

@st7q @yakuminamuiti (追加)医学は帰納法と演繹法の組合せで進化するが、放射線影響の因果関係論は事実上疫学(帰納法)が主戦場。その疫学待ちでも手遅れになりうる為予防原則が重要。(追加)私の前のツイート「特に毒性物質において」という限定をすべきでないかも?

2011-11-08 08:47:31
高岡 滋 @st7q

@yakuminamuiti 疫学というのは、あなたの言われている種々の交絡要因を考慮しながら議論していく学問ですから、すでに包含されているのです。また、実験においても、統計学的方法は使用されます。メカニズム論を始めると終わるところがないという問題をどう考えるかも重要です。

2011-11-08 09:00:47
高岡 滋 @st7q

@st7q @yakuminamuiti (追加)種々の交絡要因→種々の交絡要因とバイアス

2011-11-08 09:20:03