土壌からの再飛散(浮遊)と降下物測定のギャップ、及びマスクの必要性についてのメモ

・定時降下物測定は事故後の1次飛散の測定には有用でしたが「再飛散の評価には過小評価になる傾向があるのではないか?」と考えました。
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先ず、福島市の降下物測定のデータは「どれくらいの再飛散係数なら合うかな?」という逆算をしてみました。

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①福島市や南相馬市レベルの土壌汚染から懸念されるセシウム再飛散の推定。(134, 137合計で20~30Bq/m2程度は有り得ると思われます) http://t.co/l2jMyMfV

2011-11-11 15:35:47
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②福島県10月の定時降下物測定。(再飛散による降下とオーダー以内では符号しそうです。ただし10月25日についてだけは気象条件だけからでは説明できないかもしれません) http://t.co/aytFaeUt

2011-11-11 15:37:27
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再飛散は福島だけの問題では無いと思います。群馬でも1日2Bq前後、東葛でも1Bqに届く可能性があります。季節的にも違和感の無い時期になりましたし、取りあえず今年は風の強い日はマスクでしょうか? http://t.co/RxHsxqyP

2011-11-11 19:15:44
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****土壌からの再飛散係数を10^-7(1000万分の1)と置くとまあまあ合いそうだけど、地表レベルではもう1ケタくらい悪いかも。という試算をしています。

するとgeophysicsさんから高崎のCTBTでも-7乗のオーダーじゃないの?とツッコミが入り、、、****

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①はい。群馬でも悪い所とCTBTがある高崎などは2ケタ以上違うかなと?10月10日では合計0.5mBq/m3ですので1日の吸気で〜0.01Bq/日。もし100倍悪い場所だと〜1Bq/日ぐらい行くかな?と思いまして。 http://t.co/3OW9Zbwj

2011-11-11 21:18:03
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②と、いうのもその10月10日は群馬(前橋)でも137が7.8Bq/m2(24時間)ぐらいひっかかってて「日頃は不検出に隠れてはいるが、風が強いとそれくらい出る」という風に考えています。http://radioact.. http://t.co/3OW9Zbwj

2011-11-11 21:21:18
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まあ、おおよそは「コレまでの沈着量」×「風」×「雨(の前の晴れの期間にもよる?)」が主要因だと思いますが、どうもそれだけで綺麗に説明できないピークもちょこちょこありそうな印象です。いずれにせよマップで色付きの地域では.. http://t.co/3OW9Zbwj

2011-11-11 21:25:16

''まあ、再飛散は東大や茨城大も調査していて、測定条件は判らないけど多分-7乗のオーダー前後かな?という記事。
あと駅伝なんて冗談じゃないよね。という流れで。''

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あら「再飛散」の記事。「日頃は高崎のCTBTぐらいの0.1mBq/m3?、風が吹くとその100倍」みたいな?、まあだいたい昨日の見積と同じぐらいな感じかな、、:放射性物質、風で再浮遊か 風向きで放射能濃度変化 http://t.co/g7VDySd9

2011-11-12 09:01:13
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ブログを更新しました。『福島第一原発事故 航空機による広域モニタリングと再飛散(浮遊)について』http://t.co/j7wYU20n

2011-11-12 10:29:55
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それでも「東日本女子駅伝 in ふくしま@福島市11月13日」と。 http://t.co/rXn2faee

2011-11-12 11:06:27
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明日の女子駅伝に加え来週11月20日にも「福島縦断市町村対抗駅伝」:http://t.co/Y9Wzwikx 主催:福島陸上競技協会、福島民報社 、共催:福島県、福島県教育委員会、ラジオ福島、テレビユー福島  特別協賛:東北電力、東邦銀行、サントリー、などなど。

2011-11-12 20:58:22
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6月17日「福島市による一斉測定」1年継続した場合の被曝量。拡散で多少は下がっているのかも知れませんが郡山駅付近で高い所が見つかった様に吹き溜まっている可能性もあります。短時間とは言え沿道に観衆を集めて「駅伝」は有り得ないと思います。 http://t.co/lKBo2TYz

2011-11-13 12:12:41
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再飛散や高さ方向の濃度分布を少し考えるとやっぱり駅伝をやったりベビーカーを押したりする地表レベルでは降下量測定からの試算よりは高めに見ておいた方がいいだろうな、、というまとめ。

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【土壌からの再飛散とマスク】①:3月の原発からの1次飛散と土壌からの再浮遊の違い。 http://t.co/DAmRPm7r

2011-11-14 21:38:17
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【土壌からの再飛散とマスク】②:土壌中の粒子径分布とCs137付着濃度の1測定例。細かい泥には吸着しやすいが含有量が少ないので主成分とは言えない。 http://t.co/3yBsnPq3

2011-11-14 21:41:37
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リンク書き出し:高知衛研報「土壌粒度による放射性核種濃度の変化」 近澤紘史・植村多恵子・石井隆夫 http://t.co/4EDn7LVe

2011-11-15 10:29:42
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【土壌からの再飛散とマスク】③:堆積岩・変成岩および花崗岩地域における土壌中のCs137濃度の内訳と再飛散により運搬されうる距離。粒径100μm以上の主成分はそれほど遠く(高く)まで飛散するわけではない。 http://t.co/cxtFA812

2011-11-14 21:45:12
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リンク書き出し②:Hudsonの土粒子の運搬距離:http://t.co/K4iyvbBV

2011-11-15 10:30:20
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【土壌からの再飛散とマスク】④:昔の北海道でのスパイクタイヤによる粉塵(〜50μm)を参照すると大きい粒子は高度による濃度分布にかなり違いがありそう。「県庁所在地のビルの屋上」での測定は実際の吸入の1割くらいしか反映していないかも? http://t.co/kkx0n47V

2011-11-14 21:48:56
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リンク書き出し③:北海道大学工学部研究報告 No.114(1983) スパイクタイヤ車粉塵の精密分析(第二報) 毛利衛 他 http://t.co/P9I69FUt

2011-11-15 10:30:52
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【土壌からの再飛散とマスク】④-2:福島市での定時降下物測定から「晴天の後や風の強い日」の飛散から再浮遊係数は10^-7[/m]のオーダーという印象ではあるが、地表レベルでは大きい粒子の寄与もあるので10^-6[/m]のオーダーくらいで考えておくべきでは?という「意見」。

2011-11-14 21:52:53
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【土壌からの再飛散とマスク】⑤:ただし「土壌に付着したセシウムの再飛散」という機構であるなら、粒径は大きい(少なくともガス状相ではないだろう)ので普通のサージカルマスクでも効果はあるだろうし現状では充分かな?という見積り。 http://t.co/lwDYyYXP

2011-11-14 21:56:42
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