バンダイの欲望とオーズ、チョコボの不思議なダンジョン
まず、ワンダースワン→鳥→チョコボの不思議なダンジョンとくる。バンダイはロンチタイトルになぜかチョコボの不思議なダンジョン(移植)を持ってきた。それはPSで既に旧スクウェアから出されたものであり、バンダイ自慢のガンダム系ソフトを出してればよかったのに、だ。
2011-10-21 02:26:20さらに不思議なことに、仮面ライダーオーズ(現在放映されているフォーゼの前の作品)の主人公の相方・アンクもまた鳥系である。さらに後半は、アンク自身が「グリードはモノ。人間には命がある」と発言し、それはチョコボにおける「かかし」の存在と同等である。
2011-10-21 02:29:35足りないものを補うためにグリードは人間の欲望を利用し、ヤミーを使役する。 もともと欲望の根源である人間に加え、グリード自身もまた過去のオーズによってメダルをコアとする身体にされてしまった。
2011-10-21 02:30:41自身の属性であるメダルを取り戻すことや、アンクのように人間に直接寄生することで本来のグリードに戻れる。つまりその頃のグリードはまだ生命体と呼べる存在であって、コアメダルで構成される「モノ」ではなかった。
2011-10-21 02:31:00中盤以降、その傷を治療するための資金集めが目的で戦っていたのではないかと疑われ、一時は手段を選ばず真木博士の勢力につくことになるが、結局、真木の内情がわからなくなった時点でグリード側を裏切るのは明白だった。
2011-10-21 02:32:19しかし伊達もまた、火野のおかれた環境のように紛争の場へ赴いた身。最後まで彼が何の目的で戦っていたのか明示されてはおらず、紛争地の村の復興のためではないかと噂もされはしたがそれはチョコボにおける「ヌシに滅ぼされた村の再建」なのだろうか。というよりチョコボではそのような話はない。
2011-10-21 02:32:56あるのは同じ舞台の村の伝承でヌシと村人の話が出てくるだけだ。いや、「欲望の拡散」はヌシ自体がコピーされ、同じような村が世界に無数に存在することを裏付ける。ちなみにチョコボの村だと、後半にやってくる住人の中に不治らしい病に侵された幼いチョコボがいる。
2011-10-21 02:33:47その子を助けるためにアイテムが欲しいという親チョコボの願いを叶えることはできるが、それはクリアに絶対必要なイベントではないのがポイントである。あくまでプレイヤーのゲーム継続理由の一つになっている所がミソだろう。
2011-10-21 02:34:30ここで一つ注意。「お外で遊びたい」という子チョコボの病を治した後は割かし無邪気さが目につくが、ダンジョンがなければその子も助けることが出来なかったかもしれないという事実である。
2011-10-21 02:34:54伊達が変身する仮面ライダーバースは会長も言うとおり、「誕生」の名を持つ。バースの能力はコアメダルと違い、セルメダルを源とする。能力的にはオーズの劣化コピーかと思いきや、セルメダルさえ大量に消費できれば瞬発力と火力は期待でき、
2011-10-21 02:35:36人間の作った機械で換装するのでコアメダル欠如による変身障害は起きない(ただしメンテナンスは必要)。プロトタイプはバースの替えではなく、「バースが今後も複数存在していい」ことを証明するために後から出てきた。バースだけでは「オーズの相棒」くらいにしか思われないからだ。
2011-10-21 02:36:13◇村◇ グリードもまた動物や神話獣を模しており、チョコボにおける村の住人やダンジョンのモンスターも動物、上位アイテムの魔石に封印されているのも神話獣である。
2011-10-21 02:37:23そして決定的なのが、チョコボの不思議なダンジョン一作目にはヒトが存在せず、 チョコボの不思議なダンジョン二作目にはヒトが存在する。二作目におけるヒトはメカニック好き親父のシド、白魔法使いの少女シロマ、未来の科学文明の発達した世界に存在するヒトである。
2011-10-21 02:38:18シロマが今作の世界に来ることになった理由を作った人間たちは今作に出てこず、 遙か未来においてヒトが次元の理に触れるほどの事件を起こしたと言える。その結果、一作目のクリア後ダンジョンに神竜やオメガが時空間を伝って紛れ込むことになった。
2011-10-21 02:38:47紫のオーズはその存在自体がグリードも知らなったものである。紫のコアメダルについては会長やドクター真木など一部の人間が知っていたようではあったが、火野映司に寄生するまでどこにそのコアメダルは存在したのか?。全ての数は最初から揃っていたのか?。
2011-10-21 02:40:17要点は幾つかある。紫のコアメダルは「足りないものを補おうとする欲望」そのものである。つまり最後の紫のコアメダルは「欲望」がなくては完成しない。だから最初から最後のメダルだけ「欠けて」存在しない。しかしピースが完成してしまえば後は滅ぶだけである。
2011-10-21 02:40:54火野映司はかつての夢を諦めたという「欠け」がある。紫のオーズは強くはなれるけど終焉を迎える。だからドクター真木は終焉を起こすものがどんなものかを調べるために、自分で取り込むのはやめて、他のグリードや人間に取り込ませて観察者になろうとした。
2011-10-21 02:41:24もう一つ、紫というのはチョコボでいう紫水晶(欲望そのものでありヌシ)や、紫のオーズに翼がついた竜を浮かべるのはバハムート、つまり時の番人。竜というのは人間の想像でもあり伝説上の存在であり、かつて大地に栄えたものの滅んでしまった恐竜を思わせる。
2011-10-21 02:42:07◇バンダイと会長◇ ドクターが商品開発とかに関わるなら、会長は何者だろうか?。彼は最後まで目的も明かさなかったし、自ら先頭に立って戦っていたわけでもない。それこそ観察者のようでもある。しかし、彼の立ち位置は決まっている。「世界を救おうというのもまた欲望だよ」と。
2011-10-21 02:42:56欲望フリーダムであり欲望は悪ではないと。 なら、なぜチョコボの不思議なダンジョンにおける村の先代住人は、 「紫水晶(に取り込まれたもの)を土深く埋める」ようなことをしたのだろう。うまく使えば村の発展は容易ではなかったのか?。その頃のヌシとはどのような存在だったのか?。ここが謎。
2011-10-21 02:43:27もう一度言うが、チョコボの不思議なダンジョンを後にリスペクトしたのはバンダイがワンダースワンを世に出した時であり、本作はPSソフトとして旧スクウェア社から出されたものである。その頃のスクウェアの意向がストーリーに反映されているなら、また違った解釈ができる。
2011-10-21 02:43:54