fukuwhitecat さんのICRPダイアログセミナー実況まとめ
- leaf_parsley
- 7196
- 0
- 4
- 0
ICRPダイアログセミナー:ジャック・ロシャールを座長として、地元の声を聞き、ICRPの持つ情報、教訓、ノウハウを、どのように福島原発事故に投入するか、の検討。これから長い戦いへのキックオフとみなされる。何度も言うが、ICRPを色眼鏡で見ないで欲しい。組織というバイアスで。
2011-11-27 10:27:54ICRPダイアログセミナー:1日目は地元の各種職種(行政、流通、農業など)の意見を傾聴し、それに対していかなる提言、助力が出来るか、の見極めに費やしている。
2011-11-27 10:29:25ICRPダイアログセミナー:ロシャールによる1日目のポイント整理。今後必要なもの。〇放射線に対するクリアな理解に対する助力、〇除染の方向性、汚染廃棄物の行方に関して地元でのコンセンサスをどう得るか、〇住民が参加できるような状況改善へのアクションはどうするべきか
2011-11-27 10:38:301.主要な設備1:Ge半導体検出器。セイコーイージーアンドジー社製SEG-EMS。食品用。1検体30~60分測定。1日10~15件を測定。検出限界の目安は10Bq/kg(条件でいろいろ変わりましょうが)。
2011-11-27 08:36:21ICRPダイアログセミナー:ノルウェーの対応の主体は、local food safetyの保持、農地から食品(ミルクなど)への移行を落とす。1年目Basic foodstuffs:600Bq/kg、Milk and Infant food:370Bq/kg。
2011-11-27 11:07:20ICRPダイアログセミナー:ロシャールによる1日目のまとめ(続き) 〇将来を見据えた農業の再生についてなにができるか、〇計測や被ばく状況の把握のための情報の信頼性の担保、バラつかないためにどうするのか、〇「1mSv/y」の位置づけについて
2011-11-27 10:55:53ICRPダイアログセミナー:2日目最初のセッションはETHOS-COREプロジェクトの概要。時間がないので概略に止まったが、福島への応用についての可能性が質疑の多くの時間に費やされる。
2011-11-27 11:01:25ノルウェー:最初の1年は内部被ばく5mSv、その後は1mSvを目標。1mSvの目安は、年間摂取量が80000Bq(Cs-137)と(講演そのまま載せます)。
2011-11-27 11:08:46ノルウェー:家畜内部からの除染は、家畜が舐める岩塩にプルシアンブルーをつけて、放射線レベルを下げる方策(家畜は岩塩舐めるそうです)
2011-11-27 11:11:35ノルウェー:トナカイは最大150000Bq/kgを検出されている。トナカイ肉やgame肉は6000Bq/kgが基準も、後に3000Bq/kgに。
2011-11-27 11:09:54ノルウェー:現時点では、流通にのっているものについて市民の間で信頼性は保たれている。しかし、生産者レベルでの仕事は増えた(汚染の管理)。自国内生産物(肉)は自国内消費。EUの基準が厳しいため、輸出はできない(!)
2011-11-27 11:19:01ノルウェー:家畜への対策に、年間90億ユーロ??(聞き間違いかも・・・)。トナカイは特に別格(汚染レベル、補償、対策なども→体内除染対策は経費で)。2006年まで、トナカイ肉が基準を超えると家族一人あたり250ユーロ補償されたそうです。
2011-11-27 11:22:33ノルウェー:大気圏内核実験からトナカイ肉の汚染はそこそこ高い。1963年に1000Bq/kgを超える。チェルノ後は35000Bq/kgを超えた。
2011-11-27 11:25:41ノルウェー:トナカイへの移行は季節変動。夏冬で放牧や餌の質が変わる。2000年頃からあまり季節変動がなくなった。
2011-11-27 11:27:17ノルウェー:サーメ人・・1963年のCs-137体内量500Bq/kg(ってほんまか・・・すげー)。チェルノ後に同等までピークを形成。
2011-11-27 11:29:12ノルウェー:対策の有無で内部被ばく量が違う。実効線量ベースで、1年目のピークで対策あり10mSvと対策なし2mSv。トータルで70%の被ばく量低減
2011-11-27 11:30:32ノルウェー:自分達のトナカイに誇りと愛着が強い。トナカイ1番。豚じゃダメ。だから、なんとかしてトナカイから落とすことをみんな考えた。
2011-11-27 11:32:29ノルウェー:モニタリング法。1人15分くらい。説明も含めてコミュニケーション。モニタリングの重要性について特に説明。Csを摂取しないための啓蒙も。質問も受け付けて答える:放射能全般について。回答者は、全般的な知識を持つ必要があった(薄くとも)。今でも続けられている。
2011-11-27 11:34:56ノルウェー:がんのリスクの説明。4人に1人はがんになる。人生において0.1%のリスク増。ノルウェー人の多くは、その説明で「なんだ、じゃあ人生を楽しむか」となったと・・。ヨーロッパ人の合理性がスゴイな・・。
2011-11-27 11:37:26ノルウェー:情報に懐疑的、体制に不満を持っている方は検査に来ない。だから、そういったかたの意見を吸い上げるのが難しかった。
2011-11-27 11:35:42