漫画家・赤松健氏の語る「萌え絵の頭部デッサン」

確かコミッカーズの記事でしたかね。>高寺彰彦先生の「萌え絵」
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赤松 健 ⋈(参議院議員・全国比例) @KenAkamatsu

10年くらい前、高寺彰彦先生が、「萌え絵」のここ(赤線)の角度が変だって批判してましたよね。黄色の方向に行くなら分かるが、かなり急角度に赤色の方向へ進むので、どうしても頭蓋が巨大になりすぎるって。 http://t.co/5hb9MbPv

2011-12-01 12:32:44
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赤松 健 ⋈(参議院議員・全国比例) @KenAkamatsu

これは最近の絵柄でも受け継がれており、原作版「はがない」 http://t.co/MVjDglAl もこれくらいの角度で、アニメ版「おれいも」 http://t.co/NgcLHUPS も似たような感じ。「けいおん」も同じ方向に伸びます。

2011-12-01 12:34:12
赤松 健 ⋈(参議院議員・全国比例) @KenAkamatsu

絵に詳しい人なら、これは「赤ちゃんの頭部デッサンをデフォルメしたものだ」と指摘するでしょう。本能的に可愛く見せる技術なわけです。「目は、必ず頭部の中心点よりも下に配置する」という幼児画の鉄則も守られています。しかし「あずまんが」は割と黄色の方向に伸びている。ここが面白い。

2011-12-01 12:35:32
赤松 健 ⋈(参議院議員・全国比例) @KenAkamatsu

すなわち、一見似たような萌え絵でも、ここの赤線の角度で「三次元的に頭蓋骨の球体を想像しているか」、逆に「わざと二次元内に収めて、可愛さのパラメータを追求しているか」の区別が分かるんじゃないかと思うんですよね。 http://t.co/T20B8WeJ

2011-12-01 12:37:27
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tomo2014 コミケお疲れ〜 @mon2014sr71

@KenAkamatsu 背景との関係もあると思います。二次元的なネガポジの関係の場合 面積比のやりとりになるので、頭を大きめにすると収まりがいい。西洋絵画的空間の中に立体を想定している場合は、回り込み&ボリューム(バルール)が出るので面積が小さくても存在感は同等なのかなと。

2011-12-01 13:09:25
赤松 健 ⋈(参議院議員・全国比例) @KenAkamatsu

@mon2014sr71 あと背景を望遠レンズ的に処理すると、二次元デッサン人物に馴染みやすいですね。広角レンズの背景に萌え絵を当てはめるあずま先生には感心しきりです。

2011-12-01 13:14:11
サルタン防衛隊

著者名:高寺彰彦 出版元:講談社 B6判 ヤンマガKC