ミラー先生の科学英語セミナー:論文編

マイケル・ミラー先生の科学英語セミナー@東北大のポイントをまとめておきます。初めて英語の論文を書く方、その指導をされる方は参考になると思います。
20
大隅典子@東北大学(『小説みたいに楽しく読める脳科学講義』羊土社より刊行) @sendaitribune

マイケル ミラー博士の科学英語の講演。まず最初に、良い雑誌に論文を出すにはどうしたら良いと思うか、七つ挙げなさい、という課題が出されました。

2011-12-21 17:37:36
長神_風二 @fj_n

東北脳GCOE若手フォーラム&脳科学若手の会東北支部の会。 RT @sendaitribune: マイケル ミラー博士の科学英語の講演。まず最初に、良い雑誌に論文を出すにはどうしたら良いと思うか、七つ挙げなさい、という課題が出されました。

2011-12-21 17:41:00
大隅典子@東北大学(『小説みたいに楽しく読める脳科学講義』羊土社より刊行) @sendaitribune

歴史的にいえば、科学の言葉は変遷してきた。ギリシア語、ラテン語、イタリア語、ドイツ語、フランス語、英語、、。さてこれからは?

2011-12-21 17:45:40
大隅典子@東北大学(『小説みたいに楽しく読める脳科学講義』羊土社より刊行) @sendaitribune

英語をブラッシュアップするより前に、科学的にしっかりしたものにすることが大事。

2011-12-21 17:47:21
大隅典子@東北大学(『小説みたいに楽しく読める脳科学講義』羊土社より刊行) @sendaitribune

英語の用語は日本語とは異なる。テーマはthemaとは違う。Topicの方が近い。スペルチェッカーに引っかからないミスもある。投稿された原稿なら見つかった時点でアウト!と思うべき。

2011-12-21 18:00:43
大隅典子@東北大学(『小説みたいに楽しく読める脳科学講義』羊土社より刊行) @sendaitribune

適切な句読点を用いること。そうでないと、意味がつかめない。意味の塊をカンマで切るなど。

2011-12-21 18:04:41
大隅典子@東北大学(『小説みたいに楽しく読める脳科学講義』羊土社より刊行) @sendaitribune

一般的なセンテンスは30語。カンマで意味を分けること。セミコロンは避けること。高度なスキルが必要。コロンは説明をするときに使える。

2011-12-21 18:08:46
大隅典子@東北大学(『小説みたいに楽しく読める脳科学講義』羊土社より刊行) @sendaitribune

平均して、20〜30語、カンマ2つの文を書くようにすること。エディターになったつもりで、ライターの自分が書いた文を直すこと。

2011-12-21 18:14:00
大隅典子@東北大学(『小説みたいに楽しく読める脳科学講義』羊土社より刊行) @sendaitribune

ミラー先生、毎回私が原稿読むたびに気が狂いそうになる細かいこと伝えてますね(^。^)

2011-12-21 18:17:12
大隅典子@東北大学(『小説みたいに楽しく読める脳科学講義』羊土社より刊行) @sendaitribune

付図説明のために必要なこと。必要があれば解剖学用語を使うこと。図の下の方、とかではなく。明瞭に、簡潔に。用語の統一。

2011-12-21 18:23:55
大隅典子@東北大学(『小説みたいに楽しく読める脳科学講義』羊土社より刊行) @sendaitribune

良い英語を書きたかったら読むこと。一日10分でも、BBCやニューヨークタイムズのオンライン版など。サイエンティフィックアメリカン。

2011-12-21 18:28:22
大隅典子@東北大学(『小説みたいに楽しく読める脳科学講義』羊土社より刊行) @sendaitribune

グラマーの本、Michael Swan 英文校正に期待しすぎないこと。科学論文のエディターとして適切かどうかはレベル色々。

2011-12-21 18:30:53
大隅典子@東北大学(『小説みたいに楽しく読める脳科学講義』羊土社より刊行) @sendaitribune

ジャーナルのスタイルはそれぞれ異なるので、気をつけること。カバーレターのリサイクルとかも。

2011-12-21 18:33:37
大隅典子@東北大学(『小説みたいに楽しく読める脳科学講義』羊土社より刊行) @sendaitribune

カバーレターは簡潔に。エディターは忙しい。あなたの人生や以下にVIPであるかなど知りたくもない。

2011-12-21 18:37:01
大隅典子@東北大学(『小説みたいに楽しく読める脳科学講義』羊土社より刊行) @sendaitribune

最後の3つの文がテークホームメッセージ。それが、最初と呼応しているように。

2011-12-21 18:42:05
大隅典子@東北大学(『小説みたいに楽しく読める脳科学講義』羊土社より刊行) @sendaitribune

1.ある分野で貢献し、新しい発見をしたことを伝える。 2.適切な雑誌を選ぶ。 3.その雑誌の基準に合致する論文を書く。 4.エディターとレフリーに理解してもらうために、簡潔で、適切な句読点で区切った、論理的な構成の文章を書くこと。

2011-12-21 18:46:56
大隅典子@東北大学(『小説みたいに楽しく読める脳科学講義』羊土社より刊行) @sendaitribune

5.すべての図が本文テキストで説明され、付図説明も合致していること。 6.簡潔なカバーレターを書くこと。 7.論文の改訂が必要な場合は、レフリーと良い連携を図ること。 最後が難関?(^_^;)

2011-12-21 18:51:30
大隅典子@東北大学(『小説みたいに楽しく読める脳科学講義』羊土社より刊行) @sendaitribune

最後に質問に答えて。イントロの書き方、トビックの歴史から始まり、今回の研究までの背景の流れを述べ、何が新しいかを伝える。

2011-12-22 00:21:42