自炊の問題は難しいな。出版社は著作権管理を死守したいんだろうけど、電子書籍は10年後も読めるものでないと買う気にならない。今のところDRMフリーのePubかPDFかメールだけ。出版社主導でDRM付きePubとかできてもとてもじゃないけど信用できない。
2011-12-22 22:52:15今、自炊している人なんて大量に持ち歩きたい人か、置く場所のなくなった本を所蔵したい人だけだろう。持ち歩きタイプも要するに書庫を持ち歩きたいわけだから、根っ子は所蔵欲。出版社の著作権管理したい=読書権を売りたい vs 読者の所蔵欲。
2011-12-22 22:52:24読んで捨てるような本・雑誌・新聞なら10年持たない電子書籍でも売れるだろうけど、著者も出版社もそういうものを作りたいんだっけ?特に著者は自分の作品が10年後は読めなくなるようでいいんだろか。
2011-12-22 22:52:32まあ、それでもいいというのも結構いるだろうから、読書権タイプと所蔵タイプをちゃんと分けて売った方が短期的にはいいのかもな。後世の考古学者は泣くだろうけど、そいつらは遺跡掘る労力の代わりに読書権書籍を読めるアプリ開発の労力をかければいい。
2011-12-22 22:52:37考古学者が興味を持つのは所蔵タイプの本より、時代の風俗性の強い読書権タイプなんだろうな。残したい本より残したくない本の方が考古学的価値がありそうなのは皮肉だ
2011-12-22 22:57:52というわけで、シャーロック・ホームズ全60作品が無料で読めるようになりました。 http://t.co/fcd5W5U5
2011-12-22 23:04:18自炊問題へのもう1つの立場としてはアニミズム的なのもあるんだろうな。全ての本には精霊が宿る的な。電子書籍に限らず電子的なモノはどちらかというと実体であるのは精霊であって、モノは現象でしかないという唯心論的な存在だから、真逆なのかもしれない。
2011-12-22 23:26:41そう考えると、乱暴に言えば自炊ってのはアニミズム=唯物論的モノから唯心論的モノへの転換だとも捉えられる。自炊は心身問題における実体的紐帯の正反対のところに位置すると考えると面白い
2011-12-22 23:29:58実体的紐帯について知りたい人はこちら。と最後に宣伝を入れておこう。 魂と体、脳 計算機とドゥルーズで考える心身問題 http://t.co/8JdnIfWY
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