「時代の証言者」 リスクを計る 中西準子
読売新聞「時代の証言者」では、11月21日から「リスクを計る」というタイトルで中西準子さんのお話。 中西先生がこんな波瀾万丈な人生を歩まれた方だなんて知らなかった!なんだかとってもチャーミングで、もうなんかNHk朝ドラにして欲しいくらい。
2011-12-03 09:58:18"...みなバランスの取り方がわからなくて混乱しているんです。/逃げずに危険を把握し、比べ、どうするかを選ぶ。そのための道具作りが、私の研究です。そこにたどりついた道のりを、お話してみたい。" 読売新聞【時代の証言者】中西準子(11月21日)
2011-12-03 10:05:25"私には、安全なんて証明できないという感じがあった。リスクというのはある程度許容しないと、結局、全体としてリスクが大きくなりますよ、ということが私の研究の出発点なんですね。" 読売新聞【時代の証言者】中西準子(11月22日)
2011-12-03 10:09:03"安全の標榜には嘘を感じますが、危険を強調しすぎるのも、問題です。なぜならば、被害者がいるわけですよね。/昔、「若者たち」という映画を見ました。田中邦衛や佐藤オリエが出た映画です。原爆被害者との結婚に家族から反対されている佐藤オリエ演じる女性が、(続"
2011-12-03 10:13:13"...「被爆者と結婚しても、子供が障害を持って生まれてくることはほとんどないのよ、それが調査でわかったのよ」とうれしそうに言う場面があるんです。私は当時、「被爆の影響は世代を超えてあるはず。だからこそ、原爆は禁止しなければならない」と信じていたし、(続"
2011-12-03 10:15:05"...こういうことは、ある程度大げさに言ってもいいと思っていたので、強いショックを受けました。/しばしば、「影響は大きい」と警鐘を鳴らすことで、特定の人が不幸になってしまうことに、その時、気付きました。(続"
2011-12-03 10:20:34"...それ以来、微量な放射線の影響を聞くたびに、佐藤オリエを思いだし、気をひきしめています。どちらにもおぼれないリスク評価をしなければ、と。これって、意外と孤独な道なんですよ。片方に偏れば、仲間はいるんです。" 読売新聞【時代の証言者】中西準子(11月22日)
2011-12-03 10:23:19このあと、“父はゼロ番「死刑囚」”“「拷問」の夢に苦しむ”“家族救ったハンスト”“家計支えた子供時代”“女もいくの?湘南高校”“技術革新見たくて理系へ”“黒い絹の衣装で論文発表”と、記事が続きます。 激動の人生なんだろうけどそう感じさせないのは中西先生のお人柄なんだろうなぁ。
2011-12-03 10:30:11中西準子先生のお父様、中西功氏は「共産主義運動の活動家・中国問題の政治評論家。元日本共産党参議院議員」http://t.co/ZfT0at1vなのだそうだけど、先生のお話からはなんだか魅力的だけどちょっと困ったお父さんみたい。個人的に筒井道隆さんに演じていただきたい感じ。
2011-12-03 10:41:08やりとりの中身はともかく。読売新聞で連載中の「時代の証言者・リスクを計る 中西準子」を読んでいると、中西先生のお話に考えさせられるところはあります。/日本では女性研究者が非常に少ないという問題について http://t.co/yDY08uRK
2011-12-17 00:01:18中西準子先生のお話"東大大学院の博士課程に進み、1967年3月に修了したのですが、就職はできずにいました。企業は、博士号を持った女なんて冗談じゃないよ、迷惑って感じでしたね" 読売新聞「時代の証言者・リスクを計る 10」 http://t.co/yDY08uRK
2011-12-17 00:06:521968年12月出産された中西先生のお話"出産が3週間早まって出産前の休暇が短くなったこともあり、「体調が悪く、もう少し休みたい」と教授にお願いしました。そうしたらね、教授は「だから女は困るんだ」って。" 読売新聞「.. http://t.co/yDY08uRK
2011-12-17 00:10:52続)"「こんなところでばかにされたら嫌だ」と、休みはあきらめました。ちょっと弱みを見せるとそういうふうに来る、何かあればいつでも追い出される存在なんだな、と思いました。" 読売新聞「時代の証言者・リスクを計る 10」 http://t.co/yDY08uRK
2011-12-17 00:13:15読売新聞連載中の「時代の証言者・リスクを計る」はオンラインでは読めないのですが、たくさんの方が読んでくださればいいなと思います。 環境リスクを研究されている中西準子先生のお話から、リスクについてだけでなく、環境問題について、女性の生き方について等、色々なことを考えさせられます。
2011-12-17 00:25:11読売新聞で連載中の「時代の証言者・リスクを計る」中西準子先生のお話についてつぶやいた部分をまとめに加えていただきました。/「日本では女性研究者が非常に少ないという問題について」に寄せられたご意見 http://t.co/Mj5w9Psv
2011-12-18 00:48:46先日もつぶやいたのですが。 読売新聞連載中の「時代の証言者・リスクを計る」はたくさんの方に読んでくださればいいなと思います。 環境リスクを研究されている中西準子先生のお話から、リスクについてだけでなく、環境問題について、女性の生き方について等、色々なことを考えさせられます。
2011-12-18 00:53:141970年田子の浦港ヘドロ公害について "川も港も海も真っ茶色。港の深さは8メートルで4メートルくらいがヘドロ。川はなにしろ茶色で泡がぶくぶく出ているんですよ。咳き込むような大気汚染もすごかった。" 読売新聞「時代の証言者・リスクを計る 中西準子 13」
2011-12-17 00:57:58"<霞ヶ浦で73年に斃死したコイは約1500トン、...コイの斃死を引き起こした富栄養化の原因に、都市・工場排水の流入、栄養塩類を含む農業、畜産の排水の流入、水門設置で水が循環しなくなったことなどを挙げた。生態系への深刻な影響が表れ始めていた>" 読売新聞「時代の証言者 13」
2011-12-17 01:07:1312月28日、読売新聞連載「時代の証言者・リスクを計る 中西準子」が終わった。中西先生は11月21日にはじまったこの連載中に、ともに40年近くを歩まれたパートナーを亡くしておられる。 「死は避けられないという事実を踏まえたリスク論でなければならない」という先生の言葉が胸に響く。
2011-12-30 00:27:13「時代の証言者・リスクを計る 中西準子」より “「リスクを計る」というテーマは、どういうリスクなら受け入れるのか、ということにつながります。 あるリスクを減らせば、別のリスクが増える。誰しも日常生活では、二つとか三つのリスクを比べながら一定のリスクを受け入れつつ生活しています。”
2011-12-30 00:48:09“しかし、放射線の話になると、リスクはゼロであるべきという議論を耳にします。”“ある値以下でも実はリスクがあるし、放射線のリスクをゼロにしたら、別のリスクが生じる。”“総てのリスクをゼロにすることは無理だし、人には寿命があることを忘れてはならないのです。” 中西準子先生のお話
2011-12-30 00:54:56読売新聞連載「時代の証言者・リスクを計る 中西準子」ネット上では読めないのですが、中西先生ご自身がブログで、読売新聞読者センターコピーサービスを利用して読む方法を教えてくださってます。http://t.co/PAU4MFCC
2011-12-31 17:40:042013年10月25日追記
一昨年11月~12月に読売新聞で連載されていた「時代の証言者」 リスクを計る 中西準子http://t.co/MVIJfSjmS0をベースに、中央公論新社から出版されています。 「リスクと向きあう 福島原発事故以後」http://t.co/O31zhjLZBy
2013-10-25 00:34:46