善悪に関係なく、質疑防衛法を素人考察

陳腐な言葉かもしれませんが、技術に善悪はないです。 ただ、書かれ方によっては、悪質に見えるので、もうすこし冷静に書き直してみました。 http://togetter.com/li/205226 の質疑防衛法についての考察です 私の中では、件のまとめにある技法で、殊更オルグであると注意すべきは、序の「勝ち負けに拘った議論」と「過剰攻撃性」ぐらいだと思っています。連帯云々については、組織運営として、悪気なく使ってる企業さんも居ると思いますしね。 続きを読む
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巡礼者 @Hagiasophia765

正直ねぇ。相手を説得する上で、たいていの人間は、( http://t.co/LBiBZaUQ )で使われてる手法の一部は使ってるのよねぇw 使ってないって、言い張ってる人間ほど無意識に使ってるパターンがあって、怖い。

2012-01-07 07:48:35

認識操作と争点操作

巡礼者 @Hagiasophia765

認識操作、争点操作、この二つの確認については、実のところ正常な議論を円滑に行う為には必要。用語や事件・テクストに対する認識がずれても、主題となる争点が食い違っても、秩序ある対話は成立しないからね。

2012-01-07 07:51:46
巡礼者 @Hagiasophia765

ただ、実際には、認識条件・争点条件が食い違ったまま、議論が開始されるパターンや合致している事を確認できないまま開始されるパターンはある。とくに、未確認の場合が多い。いわゆる遭遇戦ですね。

2012-01-07 07:53:27

前提操作と次元操作

巡礼者 @Hagiasophia765

次に、前提操作 次元操作 について、考えてみるかな 

2012-01-07 07:54:21
巡礼者 @Hagiasophia765

前提操作と次元操作だけど、これも本質的には、認識・争点の問題と同じ。人間原理や社会原理、いわゆるコモンセンス(一般常識程度の意味での)に近しい話題や、当事者たちの共通認識に沿った話題ならば、どちらも行う必要がないものだと思う。

2012-01-07 07:59:08
巡礼者 @Hagiasophia765

逆に、それが専門領域に踏み込む話題だと、とたんに前提条件と次元条件が必要になってくる。

2012-01-07 08:03:14
巡礼者 @Hagiasophia765

具体例を出すのが難しいけど……。よく、入門書的な立ち位置にある学術書を読む時に、「この本を読むには、○○学生程度の××と、ちょっとした忍耐が必要ですが、わかりやすく書いたつもりです」みたいな事が書いてある場合があります。

2012-01-07 08:06:13
巡礼者 @Hagiasophia765

この場合の、○○学生=中学生とか高校生。××=算数・初等代数学や初歩の関数、という事になる。この辺は、高校生という項目を除外すれば、実はほとんど義務教育の範囲なので、まだコモンセンスと呼べるかもしれないが、実際には忘れている成人も少なくないと思う。忘れるのはしょうがないしね。

2012-01-07 08:13:55
巡礼者 @Hagiasophia765

で、これが後期中等教育の分野になると、正直わたしも分からんw という話になる。しかし、実際には一部の専門分野や最新の概念を正しく理解するには、これらの知識を要求される場面も少なくない。

2012-01-07 08:15:50
巡礼者 @Hagiasophia765

けど、難しい法律の話だって、難しい放射能の話だって、分かりやすく説明してもらえば理解できるじゃん!と思う人は居ると思う。が、冷静に自省してほしい。

2012-01-07 08:17:20
巡礼者 @Hagiasophia765

分かりやすい話をする段階で、たいていの場合は、前提を飛ばして省略(誤魔化しの場合もある)したり、前提を無理やり話に詰め込んでいるパターンだったりする。

2012-01-07 08:18:35
巡礼者 @Hagiasophia765

そうなると、結局、目の前の話題は理解できても、その先の対話で齟齬が起きたりする状況も少なくない。

2012-01-07 08:19:34
巡礼者 @Hagiasophia765

まあ、だからといって、必要のない知識まで前提条件に加えて、小難しい論文を読めって言ってる人もいるので、そういうのは悪質と考えて良いと思います。

2012-01-07 08:20:20
巡礼者 @Hagiasophia765

次元操作だけど、これも前提操作と良く似ているかもしれない。こちらは、簡単な逸話で話せます。

2012-01-07 08:21:52
巡礼者 @Hagiasophia765

【誤字訂正】象を見たことも聴いた事もない、視覚を一時的に失っている人々に、象を触覚のみで知ってもらう。という話です。足を触った人は、象を大木のようだと言うでしょうし、鼻を触った人は大蛇のようだと言うかもしれません。牙を触った人は、なんていうんでしょうねぇ?少し興味があります。

2012-01-07 09:47:20
巡礼者 @Hagiasophia765

次元操作は、タイムスケールで語られていますが、本質的にはこれと同じです。一つの事象を扱うにしても、捉え方(道具・技術・五感・時間)が、変われば時にはまったく別の性質や振る舞いに見える場合もあるという事です。

2012-01-07 08:26:35

立場操作

巡礼者 @Hagiasophia765

立場操作についてですが……。これは、私も熟議や安全な対話において必要性の認められない手法ですね。特定の事象を分析する際に、何かをカテゴライズするという手法を、対話の場で悪用している例とも見えます。

2012-01-07 08:29:50
巡礼者 @Hagiasophia765

まあ、安全な対話や熟議を行いたいと思うなら、あらかじめお互いの立場を表明した上で、それらを始めたほうが良いと思います。そして、立場を思い直したときは、率直に対話相手にその理由と変更後の立場を伝えた方が良いでしょう。

2012-01-07 08:31:48
巡礼者 @Hagiasophia765

あらかじめ、立場を表明しておくことは、対話に必要ないくつかの確認事項を省略したり、話の筋立てを考える上で役立つ場合もあるので、当事者同士で合意できるなら、あらかじめ表明しておくのも良いかもしれません。

2012-01-07 08:33:17

戻し質問

巡礼者 @Hagiasophia765

戻し質問。これは……。扱いが難しいですね。はっきり言えば、知ってる人間は悪用し放題ですし、知らない人間からすれば、厄介な手段です。ただ、必要な場合も、一応あります。それは、質問者が自分の質問内容を理解していなかったり、質問の意図と質問テキストがズレている場合です。

2012-01-07 08:42:54