「まどか☆マギカ」と「偽物語」の共通点は、主人公は一方的に理想を押し付けていいのかもしれんけど、それを押し付けられた側の心境を拾いきれてないというのが共通点。故に終われない。
2012-01-08 17:39:14門矢士は「物語を持たない」という事に悩んでいたが、それは終わった後の特撮ヒーローも同じ。後発のWでも左翔太郎やフィリップ、照井竜の物語は概ね完結している。
2012-01-08 17:41:34ちなみに東方で「物語を持たない」のは主人公の霊夢と魔理沙なんだよね。「博麗神社とは実際どういう所なのか」「魔理沙の実家はどうなのか」とか背景はあるけど、そういうものは語られない。
2012-01-08 17:42:22でも霊夢も実の所は「サポーター」でしかない気がするんだよなー。人間でありながら神の視点とも言えるけど。実際にZUN氏が語りたいのは常に「敵の物語」だと思う。
2012-01-08 17:43:56西行寺幽々子はしっかりした物語が背景にあるはずなんだけど、あの人は恐らく自分に物語がない事を自覚してるでしょう。神霊廟で霊夢や妖夢らに丸投げするのもそういう証拠。
2012-01-08 17:45:22ほむらと月火がなんか似てる気がしたんだが、あの二人の共通点は「物語」が提示されるまでが遅すぎて消化しきれないまま丸投げされてるという気はする。アニメに換算して2~4話じゃさすがに厳しすぎる。
2012-01-08 17:53:20化物語というのは、「怪異に出会ってしまった少女達」の物語でもあるわけで。「重し蟹」に想いを仮託した戦場ヶ原、「猿の右腕」に嫉妬を仮託してしまった神原、「障り猫」をアレンジしてストレスを仮託してしまった羽川。
2012-01-08 17:54:48阿良々木家の兄とデカい方の妹も怪異を頼るようなタマではない。阿良々木兄は結果的に不死を頼ってるけど、ただ大本を辿れば「助けてしまった」という所に彼の本質がある。
2012-01-08 17:57:50火憐は、全く頼らない。あれは怪異に襲われはしても頼るようなタマじゃない。故に彼女には物語が無い。なくても困るような子じゃない。ただバカな妹なだけだから。
2012-01-08 17:59:08物語シリーズは他人が無理やり解決するのは結局「姑息療法」で根本的な解決にならないという忍野メメの持論が結構大きい。助けてやることは否定出来ないけど、そいつがどう思うかがポイントなんだよね。魅了の魔眼なんてない
2012-01-08 18:03:56物語シリーズのセカンドシーズン……つまり猫・傾・花・囮・恋は、それぞれのヒロイン(いわゆる阿良々木ハーレム一期生)の物語にケリをつける物語でもある。
2012-01-08 18:10:26まどかマギカはどうなのかというと、鹿目まどかは自ら物語を閉じたが暁美ほむらは物語を閉じれなかったという話だと思う。
2012-01-08 18:13:43ただ、そうした物語に翻弄されたのが美樹さやかで、彼女は物語を強制的に終わらせられたとも言える。巴マミや佐倉杏子の物語は再生したが、美樹さやかの物語は終わってしまった。
2012-01-08 18:15:03美樹さやかの物語は、そもそも上条恭介の腕を治した段階で7割方終わってしまっていて後は仁美と戦うつもりがない以上は発展のしようがないという。
2012-01-08 18:19:24ただ仮にさやかが上条の事を仁美に投げる事を許容したとしても、それでさやかの物語はおしまいなんだよな。後は死ぬか魔女になるか、それともサポートに回るか。
2012-01-08 18:26:05さやかに残された物語は、「上条とくっつく」か「マミ・杏子・ほむらの物語のサポーターになる」かというIFしかない。
2012-01-08 18:27:08ひだまりをdisる気はないんだけどもね。ただ、あれは「ゆのの物語」みたいなものはあるにはあるけど乗り越えるべきかどうかは分からない。彼女の物語は絵を描く事をどう受け止めるかという曖昧なものだし、別に消化しきる必要もない。
2012-01-08 18:28:52