雑誌「gM」の美少女ゲーム特集記事から見る、1999年当時における「純愛vs鬼畜」の構図
- highcampus
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序
関連:http://t.co/y0sJ2FyF / “純愛ゲー云々 - Togetter” http://t.co/UQSiHRxR
2012-01-15 08:04:11@Oyoyoiko 雑誌「gM」1999年4月号の美少女ゲーム特集に「2極化するアダルト美少女ゲーム」という記事がありまして、エロゲを純愛・感動のニ要素からなる「純愛系」、鬼畜・凌辱のニ要素からなる「ダーク系」に分類して二極化の構図を読み取っていました。ご参考までに。
2012-01-16 01:49:03【訂正】「gM」"4月号"は"04号"の間違いでした。「週刊ザ・プレイステーション8/13号別冊」です。 雑誌「gM」の美少女ゲーム特集記事から見る、1999年当時における「純愛vs鬼畜」の構図 - Togetter http://t.co/Vav9Rzc7
2012-01-17 17:01:14@highcampus おお!ありがとうございます。「ダーク系」って確かに使ってましたね(ダークロウズとかもそういう含意だったのでしょうか)。その「二極化」の頃に「純愛」という表記が出始めたのだとしたら参考度高い資料ですね。他誌にどんな分類があったかも気になってきてしまったw
2012-01-16 08:45:55@highcampus もしまだ引用お願いできましたら(いつでも結構です!)、「2極化」の具体例として挙がっている作品を2、3本と、両方が合わさった(鬼畜と純愛セット)作品については触れられているかというのをうかがいたいです。恐縮ですがお時間ある時に、お願いできますでしょうか…。
2012-01-16 08:53:45引用・要約
では、@Oyoyoikoさんからリクエストがあったので「gM」1999年4月号の「2極化するアダルトゲーム」記事から、純愛・鬼畜二極化の具体例として挙がっている作品名を挙げていきましょうか。
2012-01-16 22:28:18この記事では、エロゲを純愛・感動のニ要素からなる「純愛系」、鬼畜・凌辱のニ要素からなる「ダーク系」に分類して二極化の構図を読み取っている。純愛←→鬼畜、感動←→凌辱がそれぞれ対極に位置する概念だという。
2012-01-16 22:30:23「純愛」"さまざまな出逢いとおつき合いを通して、じっくりと愛を育んでいくゲーム"。例:elf「同級生」「下級生」、リビドー「放課後恋愛クラブ」、leaf「To Heart」など。
2012-01-16 22:32:01「感動」"純愛の中から生まれさらに特化したジャンルで[…]ジャンル分けとしてはやや弱いが、いわゆる「泣ける」要素が[…]反響を呼んでいる。" 例:タクティクス「ONE」、Key「Kanon」、D.O.「加奈」
2012-01-16 22:34:53PC-98時代のシルキーズ「ビヨンド」、シーズウェア「DESIRE」も、1999年当時に発売されれば感動系と称されたかもしれない、という記述あり。
2012-01-16 22:35:39「鬼畜」"より多くの女性を辱め堕としめることに喜びを見い出す主人公を演じるソフト"。「凌辱」との違いは"ストーキング行為が主体であることだろうか"とある。 ”例:elf「臭作」、D.O.「せ・ん・せ・い」、ブルーゲイル「My dear アレながオジサン」など。
2012-01-16 22:40:23「凌辱」"鬼畜の行動の先にあるもの、つまり特定の女性を奴隷のごとく調教し、恥辱と苦痛に歪んだヒロインの表情を愛でるソフト" "SMや調教とは切っても切れない関係にある" 例:PIL「SEEK」、アイル「脅迫」
2012-01-16 22:42:50「純愛&感動」と「鬼畜&凌辱」が"ご都合主義でマンネリ気味のアダルトゲーム業界に新風を吹き込んだ"というのが記事執筆者の理解らしい。続いて、対極にあるこれらのジャンルの関係性に着目している。
2012-01-16 22:45:16二つのジャンル間で、"男性側であるプレイヤーと、女性側である登場ヒロインが心理面においてもスッポリ入れ替わっている"
2012-01-16 22:46:26"自らに枷を課して純愛を貫く行為と、相手を縛り付けて忠誠を誓わせる行為は、そのまま主格と客体が入れ替わっているだけだ。[…]凌辱は相手を痛めつけることによって、ヒロインの美しさを再確認するわけだが、感動は自らの過ちを知り贖罪することによって、
2012-01-16 22:48:42二極化構図以前の作品の例として、ジャスト「天使たちの午後」、ハード「はっちゃけあやよさん」シリーズ、イリュージョン「もっこりまん」シリーズといったおバカなノリのゲームもあったんだよ、という記述もあり。その系統として1999年のブルーゲイル「PILE DRIVER」を紹介。
2012-01-16 22:52:00リビドー「放課後恋愛クラブ」についても追加の記述があって、発売当初はそれまでの鬼畜・凌辱路線からかけ離れていたので賛否両論→半年後「放課後マニア倶楽部」発売で絶賛というエピソードが紹介されている。
2012-01-16 22:53:40