続「時代の風：放射能トラウマとリスク」批判－冒頭5行の誤りを指摘する

クリエネ（出口戦略なしの緩和がコロナ禍を引き延ばす） @morecleanenergy

【続斉藤環コラム批判】斉藤環は小松秀樹医師のメルマガを紹介して「福島県南相馬市で診療と内部被ばくの検査、健診、除染などにかかわっている東大医科研の坪倉正治医師によれば、現時点で慢性被ばくによる大きな実被害の報告は、ほとんどないとのことである」と書いている。

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【続斉藤環コラム批判】しかし、元のメルマガhttp://t.co/5wXLOwAQを読むと、「私（小松）が、友人から送られてきた情報を検討したり、ネット上で検索したりした限りでは、慢性被ばくによる大きな実被害の報告は、ほとんどありません」とある。

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【続斉藤環コラム批判】また、坪倉医師の意見は「坪倉医師は、環境中の放射線量と内部被ばくの測定結果から、被ばくによる健康障害はほんど起きないのではないかと予想しています」と書いている。

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【続斉藤環コラム批判】だから、斉藤環が「坪倉正治医師によれば、現時点で慢性被ばくによる大きな実被害の報告は、ほとんどないとのことである」というのは明らかに間違いだ。坪倉医師は「ほとんど被害が起きないのでは」と”予想”しているだけだ。

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【続斉藤環コラム批判】あえて突っ込むと、斉藤環の書いていることが正しいのなら、「坪倉医師のところに慢性被ばくの報告はほとんどない」＝「少しはある」ということになる。原発事故から9カ月で慢性被ばくの報告があがっていたら、少数でも大変なことだ。

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【続斉藤環コラム批判】斉藤環はTV芸人と化した評論家と違い、言葉は厳密に選ぶ方だ。それなのにこんな単純な間違いをするのは解せない。真面目に元資料を読んでいないか、それとも意図的に元資料の意図を変えたのかどちらかである。

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【続斉藤環コラム批判】本人はツイッターで「自分は脱原発なのに御用学者認定」と弁明しているようだ。御用学者かどうかはしらない。そもそも学者ではない。ただ、自分の論の誤りは認めて正すべきだろう。