私が「●人中▲人が■になる」を間違い、と主張する理由

http://togetter.com/li/256010 の纏めのあとがき的纏めです。 私の想いを纏めただけなので、資料的価値はありません。
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まとめ 「1万人でわけたら誰かひとり死にます」という表現は不適切 ※改題しました。旧題:「死亡率0.1%なら1000人にひとり死ぬ」は間違い 題名のとおりです。 大学教授とかがこう言ってしまうので(話を簡単にするためと思うけど)、字義通りに捉えて不安になるかもしれないけど、実際には「誰も死なない」確率もあります。 中学生の数学レベルですので、最後までお付き合いいただけると幸いです。 なお、これをもって「安心してください」と言うつもりはありません。 安心するか、より不安になるかは「あなた次第です。」 ※最後の確率計算に補足を追加しました('12/2/12) ※@anlyznewsさんのブログと、あとがき的纏めへのリンクを追加しました('12/2/14) 23586 pv 241 50 users 3

上の纏めの反響について

夢乃 @iamdreamers

先日の纏め(http://t.co/NQ36PUJX)に予想を遥かに上回る反響をいただいた・・・皆様、ありがとうございますm(_ _)m

2012-02-13 23:32:59
夢乃 @iamdreamers

ただ、意図と反して、個人批判と受け止められたためか、コメント欄が個人批判に偏ったり、「批判の本質が違う」というコメントも戴きました・・・入口をもうちょっとオブラートに包むべきだったなぁ・・・と反省。

2012-02-13 23:33:19
夢乃 @iamdreamers

私の意図としては、批判対象は一個人でなく「1万人中ひとりが死にます」という表現方法に対するものであり、伝えたかったことは「必ずひとりに当たるわけでない」ということだけです。

2012-02-13 23:34:00
夢乃 @iamdreamers

でも、「わかりやすかった」「違いがわかった」という感想もいただき、それなりに目的を達成できたかな、と思います。

2012-02-13 23:34:33

「●人中▲人は■になる」を間違いと主張する理由

夢乃 @iamdreamers

ところで、「x人中y人がzになる」という表現は、何件か指摘いただいたとおり数学的には正しいのですが、不特定多数への説明に使用するには不適切であると思い、かつ嫌っています。

2012-02-13 23:34:49
夢乃 @iamdreamers

その理由は、二つの異なった意味で間違った解釈をされる可能性があるからです。先の纏めで引用した「1万人中ひとりに当たる」を例にとると、①1万人中必ずひとりに当たる(不安になる)、②1万人中ひとりにしか当たらない(自分でないだれかに当たれば安心)、の二つです。

2012-02-13 23:35:10
夢乃 @iamdreamers

①については、先の纏めで示したとおり、誰にも当たらない確率も無視できないほど高いのです。②についても、誰かひとりに当たったからといって、他の人に当たらない、ということにはなりません。

2012-02-13 23:36:18
夢乃 @iamdreamers

そういう、間違った解釈をとる可能性を否定できない以上(統計をとったわけではありませんが、ツイートを見ていると、結構な人数がいる印象です。あくまで私の印象だけです)、「x人中y人がzになる」という表現は避けるべき、というのが私の意見です。

2012-02-13 23:37:18
夢乃 @iamdreamers

(もちろん、数学的には正しいので、専門家同士で語るにはどんな表現でも構わないと思います)

2012-02-13 23:38:32

結局のところ

私は数学を好きなんだと思います。たとえ理解が中途半端だとしても。
だから、数学を使って恣意的な解釈に誘導するような表現が嫌いなんだ、と思います。