第1回丹波農業グランプリ審査員講評

第1回丹波農業グランプリの審査員を務めていただいた神戸大の中塚先生と立命館大の高嶋先生による講評ツイートです。
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中塚雅也 M.Nakatsuka @m_nakatsuka

今日は第一回丹波農業グランプリ http://t.co/5zSSXTRB に出席させていただきました。論評という時間を頂いたのですが,慣れないことで…。うまくお話できなかったことも含めて改めてご紹介を。

2012-02-13 23:52:12
中塚雅也 M.Nakatsuka @m_nakatsuka

1)グランプリを選ぶのは困難を極めました(一律の基準ではなかなか選べません)。39件の応募から今日発表されたた最終ノミネート6件を選ぶ過程でも3時間の協議。改めて丹波の農業の多様性と潜在力を学ばせて頂きました。

2012-02-13 23:53:43
中塚雅也 M.Nakatsuka @m_nakatsuka

2)その中で,RT @tksmmshr グランプリは高見牧場さん!奥丹波・市島町の牧場での神戸高見牛としてのブランド化への取り組みが評価されてのものです。丹波の有機農業を支える堆肥づくりへの貢献や「グルメリア但馬」などのレストラン事業の展開といった6次産業化もまた評価される点です

2012-02-13 23:53:52
中塚雅也 M.Nakatsuka @m_nakatsuka

3)また,今回のグランプリは,行政等が主催するものでなく,若手農家のみなさんが,”希望となる農業”,”胸をはれる農業”を示したいと実行委員会を組織し企画されたもの。そのこと自体もすごいことですし,その過程での学びやネットワークの拡がりも意義深いものであったと思われます。

2012-02-13 23:54:14
中塚雅也 M.Nakatsuka @m_nakatsuka

4)グランプリ,準グランプリ,新人賞,パートナー賞,奨励賞,そして,特別賞の各賞を受賞されたみなさんには,その技術や経験を,地域の仲間に広めていただければと思います。それらの蓄積が地域の力となり,地域のブランドとなると思います。(様々な難しさはあるでしょうが)。

2012-02-13 23:56:48
中塚雅也 M.Nakatsuka @m_nakatsuka

5)コンテストは,続けていくところにまた難しさがあると思いますが,対象の地域,テーマなどなど,アイディアを出し合って,継続されることを期待します。またご協力できることがあれば…。以上,簡単ですが,忘れないうちに。

2012-02-13 23:57:28
中塚雅也 M.Nakatsuka @m_nakatsuka

あっ高嶋さん @tksmmshr が同時に受賞者の取組を端的に紹介。勉強になります^^;。

2012-02-14 00:04:14
takashima masaharu @tksmmshr

本日の第1回丹波農業グランプリ。グランプリは、高見牧場さん。準グランプリは、桑村農園さん、まるきん農林さん、東芦田営農組合さん、丹波野菜工房さん、兵丹農場さん。また、新人賞は奥丹波ブルーベリー農場さん、パートナー賞は株式会社やながわさん。そして特別賞は小豆工房黒さや会さんでした。

2012-02-13 23:30:57
takashima masaharu @tksmmshr

丹波農業グランプリ、準グランプリの桑村農園さん。西条柿やつるし柿、渋柿などを丹波市市島町の自家直売所で販売。柿それ自体の栽培にも安心安全の工夫をされているだけでなく、カキナリエやコスモスの自由摘み取りなど、直売所を交流の拠点としても活用するユニークな取組もまた高く評価されますね。

2012-02-13 23:37:01
takashima masaharu @tksmmshr

第1回丹波農業グランプリ、準グランプリの東芦田営農組合さん。東芦田の集落支援型の営農で、農地荒廃の抑制や環境配慮型の農産物生産だけでなく、田植えや除草などの農作業それ自体も受託したり、また、都市との活発な交流として「ふるさとむら会員」や「小学生による生き物調査」の取り組みも。

2012-02-13 23:51:02
takashima masaharu @tksmmshr

第1回丹波農業グランプリ、準グランプリの兵丹牧場さん。親子三代を経ての家族経営。繁殖和牛からの堆肥で土づくり(土壌分析も)をし、有機米などを栽培、その藁を和牛の餌に、という自己循環型の農業を実践されている他、農作業の受託や水稲苗販売も。顔の見える農業を、という言葉が印象的でした。

2012-02-14 00:57:15
takashima masaharu @tksmmshr

第1回丹波農業グランプリ、準グランプリの丹波野菜工房さん。地域外部の流通と手を組んで、ややニッチとも言えるベビーリーフの生産に取り組まれています。流通に支えられた「下流からの」需要に応えるという「マーケット・イン」になっていて、地域では有効な転作として広がりも見せているとのこと。

2012-02-14 00:41:34
takashima masaharu @tksmmshr

丹波農業グランプリ、準グランプリのまるきん農林さん。品種にこだわった売れるコメ作りに専心され、丹波ひかみ米のブランド化や、有機栽培アイガモ米などにも取り組まれています。地域での農地集約による作業効率化や米の買い上げなど、地域的なまとまりを意識した事業展開もまた高く評価されますね。

2012-02-13 23:43:13
takashima masaharu @tksmmshr

第1回丹波農業グランプリ、新人賞の奥丹波ブルーベリー農場さん。就農10年目のご夫妻が4種のブルーベリー(と野菜)を有機・無農薬栽培に取り組まれ、地域にその輪を広げておられます。また、「わかさ生活」さんとの協力で、地域の保育園や幼稚園の子どもたちに摘み取り体験を提供されたりも。

2012-02-14 01:05:14
takashima masaharu @tksmmshr

第1回丹波農業グランプリ、農業者と組んで事業を行っている企業・団体などを対象としたパートナー賞は株式会社やながわさん。特筆されるのは、丹波栗の加工と和洋菓子づくりの取り組み。丹波栗の加工の難しさを見事克服され、和洋菓子として商品化。メディアでも人気でよく取り上げられていますね。

2012-02-14 01:17:08
takashima masaharu @tksmmshr

第1回丹波農業グランプリ、特別賞は小豆工房黒さや会さん。丹波市春日町の東中地区を中心とした在来伝統品種の黒さや大納言小豆の栽培。この丹波の固有の種の保存に向けたこれまでの努力は丹波の農業の一つの財産になるものであり、これを次世代へ継承することの重要性を改めて深く想います。

2012-02-13 23:59:05