水辺の怪異と「鞍」について
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「蓑が坂」とか「こんぶくろ」に似たかんじなもの(水辺になんか物があって、拾ったりすると本体が攻めて来る)で数が多そうなのは、鞍。鞍が浮かんでたり置いてあって、拾ったりするとお陀仏。尾州の「鞍が淵」だと鞍の正体がやまんば。水辺+鞍はバリエーションなぜか多い。
2012-02-16 23:44:20@hyousen ですね。馬が火行だから水行と組み合わされた…?そんな陰陽五行思想が民衆に膾炙していたとは思えないですし…何故でしょう?興味あります。
2012-02-17 00:01:50"白倉淵"かぁ…。「鞍」ではなく「倉」だけど、クラの音は同じだなぁ。> http://t.co/XRmgpxDB 貸椀 | カシワン | 怪異・妖怪伝承データベース
2012-02-24 13:15:26白滝さんの所在が「倉床町」だけど、この町名("倉"床町)は関係ないかなぁ…。> http://t.co/o8uQ6H8N 不思議な「椀貸し」をたずねて <ひょうご伝説紀行 - 神と仏 ‐>
2012-02-25 10:14:56小祖谷(おいや)に大倉という旧家がいるが、昔この家の娘に腕山(かいなやま)の大蛇が男に化けて通ってきたので、大倉氏が腕山の池に大蛇を退治しに行く…という話を発見。
2012-03-02 12:13:57参考: http://t.co/50V9IUUQ 庫部:角川・日本の伝説 16・阿波の伝説 目次|龍学 -dragonology-
2012-03-02 12:13:59鞍掛沼:陸前国栗原郡栗駒村沼倉という山間の里の山奥に、鞍掛沼という周囲一里程の沼がある。一方は森が繁り、もう一方は草原になっており、この岸に沿って秋田県に繋がる細道がある。(続く1
2012-03-11 14:23:32続き1)昔、沼倉飛騨守が里の城にいた。沼倉飛騨守が坂上田村麿に攻められて秋田に落ち延びる途中に今は鞍掛沼である場所(当時は谷地)に差し掛かった。そこで馬が脚を取られて動けなくなってしまった。追手も迫り、沼倉飛騨守も従者も馬を捨てて逃げ出した。(続く2
2012-03-11 13:53:02続き2)旧暦の7/7にはこの馬の鞍が水面に浮かんでいるといい、それを見た者は3年以内に必ず死ぬという。(『日本伝説集』(高木 敏雄著、山田 野理夫編、宝文館出版株式会社、1990)より)
2012-03-11 14:01:22鞍池:信濃国戸隠山の中に鞍池という池がある。天手力雄命が岩戸を取り外そうとして力を込めた際の足跡(初めての下界の足跡)だという。(続く1
2012-03-11 14:07:07続き1)別の伝説では、ある百姓が馬を牽いて通り掛かると、馬が何かに驚いたのか突然跳ね上がって水の中へ飛び込んだ。土地の者は池の主に取られたのだと信じている。この出来事は丁度七夕の日に起きた。(続く2
2012-03-11 14:10:18続き2)翌年の七夕の日に土地の者が行ってみると、池の底から金の鞍が浮かんできた。そのときから毎年七夕の日には必ず鞍が見えるといい、池の主だと言われている。(『日本伝説集』(高木 敏雄著、山田 野理夫編、宝文館出版株式会社、1990)より)
2012-03-11 14:10:43池中の鞍:加賀国石川郡倉嶽村に国司富樫氏の城跡がある。山の上に二つの沼がある。長亭2年6月8日に一向宗の僧徒が城を攻めて富樫政親を滅ぼしたが、土地の者に拠ると政親は賊の大将水巻忠家と馬上で組み合って馬諸共池に落ちて死んだという。(続く1
2012-03-11 14:17:14続き1)今は晴れた日には池の底の鞍が見えるという。また、6/8に限ってその鞍が浮かび出るともいう。山の名前が「鞍嶽(原文ママ)」と言うのも、ここから来ているそうだ。(続く2
2012-03-11 14:20:33続き2)また、遠くから見た山の形は馬の鞍に似ているという。(『日本伝説集』(高木 敏雄著、山田 野理夫編、宝文館出版株式会社、1990)より)
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