元マガジン編集・樹林氏と現サンデー編集・石橋氏の漫画編集者談議

樹林伸･天樹征丸･亜樹直 @agitadashi

@samuraixryo 100％正しいアドバイスをしましょう。編集者に持ち込んだうえで、新人賞に応募するのがベストです。

樹林伸･天樹征丸･亜樹直 @agitadashi

@samuraixryo ただ、もう一つだけ。「あ、この編集者、バカだ(あるいは自分と感性がまるで合わない)」と思ったら、「すみません、もって帰ります」といちおー謝って原稿を引き上げて、別の編集者にまた持ち込んでください。

樹林伸･天樹征丸･亜樹直 @agitadashi

簡単なことです。編集者は漫画家にとって人生でもっとも重要なパートナーです。自分の人生における重要なパートナーが馬鹿では困るでしょう? それだけのことです。漫画に限った話ではないと思います。@samuraixryo 理由はなんででしょうか？

樹林伸･天樹征丸･亜樹直 @agitadashi

幻想です。バカは一杯いますよ。クズもいます。でも、ある人にとっては神に等しい編集者もいます。運も必要ですが、一番大事なのは人を見る目かもしれない。@samuraixryo わかました！編集者の方は賢いイメージが強いのでバカという存在がいなさそうなので…ありがとございましたっ!!

樹林伸･天樹征丸･亜樹直 @agitadashi

せっかくだから、編集者とはどんな人達なのかをツイート。大手出版社の編集者は、たいてい高学歴です。つまり入学試験のための勉強は出来た人だ多い。かといって頭が(本当の意味で)いいとは限らない。天才的に頭のいい人もいますが、信じられないような馬鹿もいます。それを見極めないといけない。

樹林伸･天樹征丸･亜樹直 @agitadashi

この信じられないような馬鹿っていうのはですね、たとえば漫画編集者に限っていうなら、2＋3はわかるけれど、23×45はわかりません、というレベルです。ぜっっっっったいに、信じてついていったりしてはいけません。そういう編集者を判別できるようになるためにも、普段の人づきあいは大切です。

樹林伸･天樹征丸･亜樹直 @agitadashi

めっちゃ働く編集者が、僕は好きだ。なぜ好きなのかというと、彼らが編集者として一番大事な関門をすでにクリアしているからだ。それは何かって? 編集者としての仕事が好きだってことだよ、もちろん。

樹林伸･天樹征丸･亜樹直 @agitadashi

たとえば講談社の入社試験。300倍とか500倍とか聞く。20人採用のところに10000人とかって世界だ。受ける前にぜひ、自問自答してほしい。本当に自分は編集の仕事がしたいのか。それともなんとなく面白そうだからなのか。給料がいいから、というヤツにだけは受けてほしくないな。

@mikunikko

樹林さんに反論すると、学生に編集の仕事なんか分かるわけがない。そもそも、回される編集部によって、仕事全く違うし。だから漫画編集に限っては漫画が大好きなのが絶対条件。ただ、いくら漫画が好きで漫画雑誌志望でも情報誌やファッション誌に配属されたら意味が無い。絶対部門別採用であるべき。

@mikunikko

漫画が狂ってるぐらい好きな編集者で出来ない人を見たことが無い。もちろん他部署にいったら単なるポンコツ人間かもしれないが、漫画をヒットさせることだけは出来る。逆にいくら頭がよくて、要領がよくて、愛想がよくても漫画を好きじゃない編集は当てられない。

@mikunikko

あ、漫画家の場合は別です。漫画よむのは好きじゃなくても、描くことさえ好きであればいいと思う。

@mikunikko

どこの編集部にも漫画ばっかり読んでる奴は駄目だ！映画小説音楽アニメ演劇スポーツ観戦旅行飲み会スポーツギャンブルをもっとしろ！と説教する先輩がいるがどうかと。まずは漫画でしょう、大ヒット作は読み尽くし、雑誌でその連載を追っかけるのは基本でしょ。他はその基本を押さえてからでしょう。

ヒロユキ @burumakun

@mikunikko 僕もこれはすごく感じますね！　今の漫画市場も知らずに漫画描くとか僕は無理です。周りの新人さんにも、もっと今の漫画読んでおいて欲しいと思うんですが…。

@mikunikko

自動車業界に例えれば、編集はテストドライバー。なんども車に乗って乗り心地や性能を検討する立場の人。もしその人が車の事を何も知らない人だったら、比較検討のしようがない。要するに改善のための適切なアドバイスが出来ない。何となくの感覚だけで注文をし、制作者を混乱させることになる。

@mikunikko

@burumakun マーケティングは本来編集の仕事なので、漫画家さんは本来そこまでしなくていいと思うんですけど、駄目な担当が付いた時の防衛策としてやはり漫画家さん自身が市場を知っておく必要はありますよね。

ヒロユキ @burumakun

@mikunikko あぁっ流れ読んだら編集さん側の話でしたね…。まぁでもそんな感じです！　人のせいにはしたくありませんし、センスとか古くなるのも厳しいですし…。

樹林伸･天樹征丸･亜樹直 @agitadashi

そう？わかると思うよ。少なくとも想像はできるしそこで興味を持てばOB訪問したり、知ろうとする努力はできる。現に僕はわかった上で具体的に何をしたいか面接で当時の編集長に具体的に主張して入社したしね。@mikunikko 樹林さんに反論すると、学生に編集の仕事なんか分かるわけがない。

樹林伸･天樹征丸･亜樹直 @agitadashi

実態としては部門別に選別して採用してる部分もあると思いますよ。その上で、人事が研修の段階で向き不向きを判断してある程度変えているんじゃないかな？@mikunikko いくら漫画が好きで漫画雑誌志望でも情報誌やファッション誌に配属されたら意味が無い。絶対部門別採用であるべき。

樹林伸･天樹征丸･亜樹直 @agitadashi

いくら漫画が好きでも漫画編集としてやってみたら能力がなかった、というケースも多々ありますよ。その場合は？@mikunikko 漫画編集に限っては漫画が大好きなのが絶対条件。ただ、いくら漫画が好きで漫画雑誌志望でも情報誌やファッション誌に配属されたら意味が無い

樹林伸･天樹征丸･亜樹直 @agitadashi

そう？沢山いますよ。逆に漫画は元々はそこそこ好きという程度だったが、編集やるうちに凄く好きになり結果を出す人も大勢いる。何故なら漫画編集者というのは興味の対象が広く物知りである必要があるからです。@mikunikko 漫画が狂ってるぐらい好きな編集者で出来ない人を見たことが無い。

@mikunikko

@agitadashi おおっ伝説の編集者からリプライが！恐縮です。もちろん挨拶が出来る文章が書ける等最低限の編集的素養が備わっているのが前提ですが。僕の１２年程の短い経験では、本当に好きな人は結果を残せています。ただ「漫画が好き」と口だけで言っている人は結果を残せていません。

樹林伸･天樹征丸･亜樹直 @agitadashi

順番は賛成だけど「ばっかり」じゃダメだと思う。@mikunikko どこの編集部にも漫画ばっかり読んでる奴は駄目だ！映画小説音楽アニメ演劇スポーツ観戦旅行飲み会スポーツギャンブルをもっとしろ！と説教する先輩がいるがどうかと。まずは漫画でしょう、大ヒット作は読み尽くし、雑誌でその～

樹林伸･天樹征丸･亜樹直 @agitadashi

@mikunikko なるほど。でも「漫画が好き」にもいろいろパターンがありますからね。ただ、「漫画なんか嫌いでほんとは漫画編集なんかやりたくないんだよ。俺は文芸がやりたい」なんて漫画編集者は、まあ十中八九ダメだけど(;^_^A

@mikunikko

@agitadashi もちろん。でも一日は２４時間もあるので漫画の大ヒット作を読み尽くすぐらいは出来ると思うんですよね。その上で幾らでも時間が余ると思うのです。少なくとも学生のうちは。１０００万部以上売れた作品を読んでない編集者とかに最近よく会います。大抵自称漫画好きです。

樹林伸･天樹征丸･亜樹直 @agitadashi

@mikunikko それは出来ますね。学生時代に大ヒットといわれる作品を好みじゃなくても読み尽くすくらいしておくと、漫画編集の仕事がどんなもんか、おぼろげながらにわかる気もするなぁ。千本ノック的な？（笑）　せめてそれくらいやってから目指してほしい、というのは賛成。漫画に限らず。