放射能の「開かずの間問題」について
放射線とかリスクの問題って初めてだとすごくややこしくて、ちら見しただけで嫌になると思うんだ。「なんでこんなこと勉強しないといけないハメになったと思ってるんだ!」って、まずそこからムカつくし。
2012-03-02 10:56:30私はこれって「開かずの間問題」と命名する。楽しく快適に過ごしてた家の中に突然わけのわからない段ボール箱が届き始めたと。玄関前にトラックがついて、中身の分かんない荷物がどんどんやたらめったらに部屋に運び込まれた。もう沢山すぎてここに住み続けられるのかどうかも分かんない。
2012-03-02 11:00:33で、箱には「善意の支援物資」って書かれてる。国からのもあるし、民間団体のも、個人からのもある。国からのを開けてみたら「とりあえずは無事。先はわかんない。」ナンジャコレー!
2012-03-02 11:01:55民間団体のを開けてみたら「国はむちゃくちゃ。私らだまされてる。本当はこっちの善意を受け取ってね。」これもナンジャコレー!今すぐ食べれる食べ物じゃないんかー!
2012-03-02 11:03:07個人の中に「科学者より」ってのがある。開けてみる。「実測データ」が出てくる。「今までの疫学による知識」が出てくる。「過去の教訓からここまではわかってる」が出てくる。「科学者が手を取り合って今解析してる」・・・・なら、まあ、もう少し待とうか・・・。
2012-03-02 11:05:49で、むちゃくちゃになった自宅を出て、科学者の部屋を訪ねてみる。きちんと整理されてる。同じ量の荷物が届いてるのにこの家なら住めると思う。「危険なものは外に出し」「使えるものは身近に」「この差出人のは開けずにゴミ箱へ」ちゃんと分けられてる。整理されてれば住めるんだと実感が湧いてくる。
2012-03-02 11:09:38どの差し出し人のを捨ててどの差し出し人のは箱を開けて使えるか、わかってる人なら即より分けられる。でも最初に国からの箱で超ガッカリした人や「こっちがホント」の善意のゴミを受け取った人はもう次の箱を開けるのも嫌になっちゃって、絶望と怒りの中で暮らす毎日が続くようになる。当然だ。
2012-03-02 11:13:07ほんとにね、被災地への支援物資の話でもいい話ばかり聞いた訳じゃない。支援を募ったら生ごみが入れられた段ボールが届いたこともあったと聞いた。そのショックたるや。聞いただけでも泣いたもん、ワタシ。そんな経験したらもう二度と未知の人から送られてきたものは信用しないと思うのも無理は無い。
2012-03-02 11:15:36だから放射線の事も同じで、理解するつもりが無いんだとか、そういう見方は違うと思うんだ。いきなりむちゃくちゃにされた自宅の状態に憤っててまだ怒りが収まらない状態なんだよ。片づけてきちんと住めるようにするにはエネルギーが居る。荷物=情報の整理整頓を始めようと思うきっかけが居るんだ。
2012-03-02 11:19:22大変だけど、きちんと情報整理さえできれば前と同じとはいかないまでもなんとか住めるんだと実感できること。そうできてる人がいること。それを信じられることが必要。
2012-03-02 11:20:35平気でいるように見える人も最初から何にも考えずに暮らせていた訳じゃないよ。混乱の中から一つずつ荷物を片づけてなんとか折り合いをつけられるようになっただけ。「騙されてるから平気で暮らせるんだ」と思ってほしくない。皆あるきっかけで「ここから片づければいいんだ」と気付いただけだと思う。
2012-03-02 11:23:04だから私は嬉しそうに「放射脳」なんていう人はヤダ。バカにしないで下さい。本気で悩んでる人が多いんですから。「脳」じゃなくて「悩」なんです。そりゃ中にはトンデモナイ大ウソ並べて酷い事言ってる人沢山います。でもそうでない、マジで心配で恐怖を感じてるだけの人もいるんですから。
2012-03-02 11:26:29