PKA先生の放射線障害についてのツイートをまとめてみた。

放射線がどの程度危ないのか、危なくないのか。
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横/_/田/_/充/_/洋 @wiskij

専門の方に憚りながら、遺伝子への損傷の度合いが線種により異なる(中性子やアルファ線はダメージが大きい)ことや、自然淘汰、個体差などもあるのではないでしょうか。 @PKAnzug @JAPINJAP @kiirodebu 自然放射線が非常に強い

2012-03-07 11:32:59
𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug

いいご指摘ですね。では、その部分を追加で書きます。ちょいお待ちを。QT @wiskij: 遺伝子への損傷の度合いが線種により異なる(中性子やアルファ線はダメージが大きい)ことや、自然淘汰、個体差などもあるのではないでしょうか。

2012-03-07 11:36:18
横/_/田/_/充/_/洋 @wiskij

あ、お手柔らかに^_^; 線種の違いについては右記の受け売りです。 http://t.co/4oPvLYBB RT @PKAnzug @mcas2187

2012-03-07 12:21:28
𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug

.@wiskij まずα線・中性子線といった生体影響の大きい放射線種の問題。まず大前提として、放射線の生体影響は圧倒的に「質より量の問題」です。ほとんど検出されていないようなα・中性子線核種が普通に検出されているβ・γ線核種より大きい影響を持つなどということはありません。

2012-03-07 12:45:19
𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug

.@wiskij 化学反応の場合だと、触媒作用を持った物質が延々と居座って悪さをしたりなんてこともありえますが、電離放射線はぶっ壊れた放射性物質が電離を起こさせたらそこでその分は終了、中性子線は放射化の問題があるとはいえ、放射化された物質が電離放射線を出して終了です。

2012-03-07 12:46:00
𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug

.@wiskij なので、α線を出す物質だからごく微量でも被害甚大なんてことはないわけです。もちろん、電離作用が強いから内部被曝の上では要注意なのは事実ですが、その電離作用の強さゆえにα線による外部被曝の心配はありません。今の主な問題はむしろ外部被曝です。

2012-03-07 12:47:17
𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug

.@wiskij 中性子線は非常に透過力が強いので外部被曝が問題ですが、問題になるような量が検出されたことはないはずです。原発前で一度チョロッと検出されたと報道されてた記憶がありますが、あれは結局何だったんでしたっけね?

2012-03-07 12:47:33
𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug

.@wiskij 次に自然淘汰とか個体差の話。放射線感受性は生物種によって差があることが知られていますんで、もしかしたらそういう傾向も多少はあるかもしれません。たとえば生粋のラムサールっ子はDNAの修復機構が少し優秀だとか。

2012-03-07 12:48:08
𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug

.@wiskij ただ、そういう高放射線の地域であるラムサールやガラパリって、わりと有名な観光地なんですよ。観光地って外部から移住する人も多いので、長期間住むうちに放射線に強い住人になっていったと見なすには、ちょっと無理があるのではないかと。

2012-03-07 12:48:26
横/_/田/_/充/_/洋 @wiskij

.@PKAnzug ご高説多謝です。内部被爆については同様な文献を見ております。 tweetの字数制約とはいえ、「ひとごとのような言い方」など、受け取られ方に気を付けて説明しておかないと、一部で批判されてるエア学者と同一視されかねないと思いますので。

2012-03-07 12:53:32
𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug

一応補足すると、たとえば高線量地帯のガラパリで癌の発生率が有意に高かった、みたいな報告は存在します。ただ、同じ研究の中で他の高線量地帯は逆に発癌が有意に少なかったり、他の論文ではガラパリも増えてなかったりして、高線量地帯だから癌が多いと言うにはちょい無理があるのです。

2012-03-07 13:01:43
𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug

(特定の論文だけ持ってきて反論されると面倒なので、先手を打ってみた)

2012-03-07 13:02:37
横/_/田/_/充/_/洋 @wiskij

とりまとめお疲れ様。線種の違いについてのtwも追加しておいてくださいね。 http://t.co/8DbeTHki のところ。 @NSKHRO @PKAnzug

2012-03-07 14:03:52
𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug

ところで、さっきTL見てたら「今の問題は内部被曝だろう」というツッコミがありましたが、摂取すると甲状腺に濃縮されてしまうI-131は半減期で大幅に減少し、セシウムも福島での調査で摂取量が非常に少ないことが報じられていました。現在の被曝に寄与するのは大半が外部被曝です。

2012-03-07 14:22:36