東京大空襲（3/9）時系列メモ

片渕須直 @katabuchi_sunao

67年前の今日は、数日続く雪まじりの天候の真ん中。XXIBCは4日のオペレーション・エンキンドル#5（目標中島武蔵製作所）以来、爆撃任務を控えているけれど、9日のオペレーション・ミーティングハウス#2ファイヤーブリッツに備えて、偵察機を飛ばしまくっている。

片渕須直 @katabuchi_sunao

その一年前の同じ3月7日、海軍鎮守府の警戒規定のうち、常時発令の第四警戒配備が「敵航空機の来襲に対し考慮の要比較的少き場合」から、「敵航空機の来襲に対し考慮を要する場合」に改正されている。常に空襲に備えなければならない状態になってしまっている。

片渕須直 @katabuchi_sunao

67年前の3月9日、朝8時より搭乗員ブリーフィング。参加各員は、市街地への集中焼夷弾空襲という話をそれなりに衝撃的に受け止めている。

片渕須直 @katabuchi_sunao

67年前、東京上空へ向う314BWのグアム離陸時刻、そろそろ。

片渕須直 @katabuchi_sunao

ゼロアワー＝17時15分（日本時間）になれば、73BWがサイパン・アイズリーから、313BWがテニアン北から、それぞれ離陸する。夜間飛行となるので、富士山を目標には飛ばない。

片渕須直 @katabuchi_sunao

離陸は2時間半に渡って行われ、19時10分（日本時間）全325機の離陸完了。

片渕須直 @katabuchi_sunao

67年前の3月9日、22時30分関東地区に警戒警報が発令される。だが、それは房総半島南端上空に占位する電波誘導機に対するものでしかない。１時間半後、爆撃本隊は地形レーダーに半島の形を捉えると、御宿から陸地を横切り、千葉で東京湾に出る。そこがイニシャルポイント（攻撃基点）となる。

片渕須直 @katabuchi_sunao

「攻撃」という言葉のものものしさは何に対してのものなのか、そこにあるのはごく当たり前な市街地でしかない。

dragoner@2日目東サ46a @dragoner_JP

67年前の今頃から東京の地獄が始まるのか

雑草スレイヤー(コミケ当選)@剥離骨折中 @gc_cic

東京空襲部隊が、IP通過から2時間くらい経ったところですね。

片渕須直 @katabuchi_sunao

67年前の3月10日午前0時15分に発令された空襲警報は、2時37分に解除となった。だが、初弾投下はそれより早い0時07分。最終弾は3時に投下されている。

片渕須直 @katabuchi_sunao

67年前の3月10日、先ほど午前6時57分、最初の機が基地に帰投、着陸した。

片渕須直 @katabuchi_sunao

67年前の3月9－10日の夜、東京は西の風、風速10ｍ強、48時間前までの降雨で建物が湿っているはずなので着火しないのではないかという爆撃側の危惧を、この強風が吹き飛ばしてしまった。

片渕須直 @katabuchi_sunao

雲量3、雲の底は高度3000フィート、頂は5000フィート。超重爆は最低高度5000フィートで飛来する。煙は7000フィートまで立ち上ったので、機内にまで煙の臭いが侵入してきた。

片渕須直 @katabuchi_sunao

地上の様子については書きたくない。

片渕須直 @katabuchi_sunao

夜中に東京上空に飛来した爆撃機の一部は、この時刻、まだ空を飛んでいる。最後の一機が着陸するまで、あと19分。

片渕須直 @katabuchi_sunao

全機帰着後、整備、補修、再搭載に入る。そのため3月10日から11日にかけての空襲は行われない。次は11日夜のオペレーション・マイクロスコープ#2、目標名古屋。大都市に対するファイヤー・ブリッツはさらに続くことになる。最終的には終戦がすでに決定済みの8月14‐15日まで続く。

片渕須直 @katabuchi_sunao

だいぶ前に森下、菊川、深川のあたりを歩き、小学校の校庭を眺めたりもした。話も聞いた。今は石川光陽さんの写真を眺めたりするばかり。

じんぺい @Jinpei

片渕監督の昨晩からの一連のツイートが良いです。67年前の空襲を実際の時刻に合わせて呟くので体験に近い感覚がある。 RT @katabuchi_sunao 67年前、東京上空へ向う314BWのグアム離陸時刻、そろそろ。

片渕須直 @katabuchi_sunao

@Jinpei 自分でも、リアルタイム的な時間経過感を得てみたかった、というのがちょっとあります。