ライスのアニメ感想：＃１５４　戦姫絶唱シンフォギア(11)

テリー・ライス @terry_rice88

戦姫絶唱シンフォギアep.11「月を穿つ」クライマックスアゲアゲ回。えー。やっぱり了子＝フィーネで弦十郎始め司令部はそれを感知していて泳がせていたと。さらにフィーネの目的とは人間のコミュニケーションの弊害になっているバアルの呪い＝言語をその根源である月を破壊して解き放つ事か。

テリー・ライス @terry_rice88

結構、敵の目的としては珍しいテーマと言うか興味深い感じだなあ。要はコミュニケーションの弊害になっている「言葉」を破壊して、みんなが自由にコミュニケーションをする事が目的。月が不和の象徴となっているのもバベルの塔の神話が端を発している。要は「世界平和」の為でもあるから間違ってはない

テリー・ライス @terry_rice88

まあ、その意志と行動が割りと一貫しているのがフィーネの一筋縄じゃいかないところか。というかわりと余計なお世話でもあるからか。そもそもそんなの誰も望んじゃいない所が、フィーネの行動理念をエゴと見えてしまう一因じゃないかなあ。クリスの言うとおりに「安い!　安さが爆発しすぎてる！」

テリー・ライス @terry_rice88

フィーネのしようとしている事は間違いなく人類的には大きなお世話であって、そもそも同じ言語を話せたって、相互理解できるってものじゃないとは思うな。それ故にエゴの大きさが目立つわけで。作品テーマ的には「音楽｣が根幹に来ていて、9話で翼が語ったとおり「歌」が好きだから繋がるって事かな。

テリー・ライス @terry_rice88

フィーネの語る「コミュニケーション」って問題はおそらく作品の根幹である「音楽」と直結していて、音楽と歌があればこそ、人間は繋がっていけるしコミュニケーションが出来るんだ、世界を救えるんだって言う帰結に落ちそうな雰囲気を今回の会話など感じたかな。あくまで作品世界的に、って事だけど。

テリー・ライス @terry_rice88

それだから聖遺物を持つ少女たち＝シンフォギアの歌には「血が流れている」ってことかな。多分、「総合言語」としての立ち位置である「歌」において、シンフォギアは命を賭して神の勅を歌う巫女と言う解釈が出来るかな。真言って言ってもいいか。聖遺物を携えている事からもそういう神聖な存在であると

テリー・ライス @terry_rice88

神の言葉を歌うと言うことは人間の身には荷が重過ぎるために、みだりに使ってはいけない。その命を燃やし尽くしてしまうからだ。それほどに危険な事であるのでそれを歌うと「絶唱」となってしまうって事かな。という風に考えると、解釈はしやすい気がする。

テリー・ライス @terry_rice88

まあ、あくまで戦姫絶唱シンフォギアと言う世界においてはそんな感じ。クライマックスで黒幕がコミュニケーションという言葉を持ち出すのは作品の中心に音楽をすえているからこそ出てくるテーマなんじゃないかなあという気がしますねそれが現代的テーマでもあるからなお興味深くもあるわけなんですが。

テリー・ライス @terry_rice88

とはいえ、今回は響を始めとするシンフォギアたちの方にはあんまり動きがなかったかなあ。翼は9話で夢を語り、クリスは前回で人間らしさを取り戻したおかげで、それを守るために絶唱した。響は状況に戸惑っているけど、クリスが絶唱したことで覚醒しそうか。活躍してたのは小川さんと弦十郎さんだし。

テリー・ライス @terry_rice88

恐らく次回、響がカディンギルの地下にあるデュランダルと共鳴して暴走するんじゃないかと睨んでるけども、そこでどう自我を取り戻すかがミソなんかなあ。暴走すると自分でも手を付けられない感じになるようだし、翼や未来がとめられるかどうかというのも気になる所。

テリー・ライス @terry_rice88

一話冒頭のシーンが覆るのか、やっぱり死んでしまうのかと言う点についても注目だろうなあ。ベタにベタを重ねてるから盛り上がってはいるので失速せずにこのまま行って欲しいですね。

テリー・ライス @terry_rice88

それにしても、小川さんといい、弦十郎さんといい、大人がきちんと活躍してるって点でもシンフォギアは稀有な作品だと思います。責任感をもって、問題を対処しようとしているカッコよさがありますよねえ。1クールなのにサブキャラがちゃんと立っているのもこの作品の凄くいいところだと思います。

テリー・ライス @terry_rice88

残り2話。どう決着するか、楽しみになってきました。それでは今回は以上。ありがとうございました。また次回です。