魔法少女マミさんの劣等感と潔癖性 #madoka_magica
3月28日のツイート
マミちゃんの魔女化についてで、ひとつ思うのが…まどかさんと自分の比較をしてしまったのもあるんじゃないかなってやつだ。自分には明確にまもりたいものがないの。曖昧なの。でもまどかさんには明確にまもりたいものが見えているの。
2012-03-28 12:50:39マミちゃんはまどかさんは強いって、自分とちがうって思っているんだろうなって。自分はさ、自分のためにたたかってるってきっとわかってるんだ。まどかさんみたいにはなれないって思ってそう。
2012-03-28 12:54:08だから、演じるの。自分をつよくてかっこいい先輩だって思っているのがわかるから。でも、ほんとはいっぱい苦しんでて、でもそれを表に出すことはできないの。まどかさんが離れてしまうんじゃないかって思うから。
2012-03-28 12:56:47まどかさんははじめてマミさんをまもってくれたひと。魔法少女になって、はじめてまもられた。ずっと、まもられたかった。そして、魔法少女になってはじめて感謝された。それは、自分のやってることへの肯定にちかい。
2012-03-28 12:58:16その、劣等感があるぶん余計に自分の弱さは見せられない。自分の為に祈ってしまった彼女は、きっと他者への祈りができた子に対してどこかしら劣等感を抱いている。いっしょにいるだけで自分を追い詰めてしまう。
2012-03-28 13:00:30マミちゃんにとって、最初の罪は生き残ってしまったこと。父母を生き返らせなかったこと。あるいは事故をなかったことにしなかったこと。
2012-03-28 13:02:44二番目の罪は、あの母子を助けられなかったこと。自分にはまもる義務があるのに、自分は助けられる力を持っていたのに、自分の能力不足で助けられなかった。
2012-03-28 13:03:57そのどちらも、マミちゃんにはそれを助けられる可能性があったもの。助けられたかもしれない。救えたかもしれない。自分は手を伸ばせなかった。あるいは、手が届かなかった。
2012-03-28 13:04:56だから、手を伸ばせるように特訓する。努力する。自分の届く範囲を最後に自分に残った「街」全体に届くように。届かせられるように。
2012-03-28 13:06:14そして、マミちゃんは強くなった。でも、罪は消えない。どんなに強くなっても失ったものはもう戻ってこない。それはどこまでもマミちゃんについてはなれない。仕方なかったなんて割り切れない。
2012-03-28 13:07:22そうだ。そもそも自分もいっしょにしんでいれば。でも、そう考えるのも、いけないことだとマミちゃんは思ってしまう。両親をころした自分は、もう誰かのために生きるしかないのさ。
2012-03-28 13:09:12追い詰める。自分がいけないのだと。助けてほしいなんて思っちゃいけないんだって。でも、ひとりはさみしい。鹿目さんとお友達でありたい。でも、…自分にそんな価値はあるの?自分はまどかさんみたいに綺麗じゃない。
2012-03-28 13:11:09さらに、彼女は一度佐倉さんをうしなっている。お友達がいなくなってしまった。そのぶん余計にこわがる。離れてほしくない。離したくない。でも、しばりつけたくない。
2012-03-28 13:13:35そんな自分がゆるせない。基本的にマミちゃんは潔癖症だ。きたない自分を許せない。できない自分を許せない。だって、魔法少女だから。もう、魔法少女であることでしか彼女は生きられない。
2012-03-28 13:15:03綺麗な自分であることに努めても、やっぱり根底のきたなさは消えないの。マミちゃんはどんなにとりつくろっても、自分のきたなさは絶対に消えないからくるしむ。
2012-03-28 13:21:00他者の為に祈ることが関心できないと言いながら、その実他者の為に祈れる子たちがたまらなく羨ましいんだろうなあ。でも、他者の為に祈った子が崩れていくのはもっと見たくなくて、しっかり考えろって言うのかなって思うと、なんかクる。
2012-03-28 13:56:54そこはマミさんにとって突かれたくないところなんだろうな。そんなことないわ、って真顔で否定して、その上でさらに突っ込んでいくと「分かったようなことを言わないで!」って。
2012-03-28 14:51:05