受信系と発信系 /DAYBREAK healing room(special thanks! めんたね)
「できるけどやらない」と、言ってみるのは気持ちいいかもしれんけど。その実、単に「出来ないから出来ない」ってなことだったりなんかして(笑)
2012-04-04 14:35:58受信系と発信系、ということを考えてる。人類すべてがこの2つに分かれてるとまで断言できないので、1人の人の中で、受信系と発信系が混在することはあるかもしれない。が、ある興味の対象に対して、受信系として興味をもっているのか、発信系として興味をもっているのか、という視点はある気がする。
2012-04-04 20:59:37たとえば今日は美大というところへ行って来たんだが、あそこの学生さんたちは、基本、発信系として美術に興味をもっているのだと思う。観るのも好きだろうが、それは、発信するためのベースとして消化されていく興味のもち方だ。受信系として、観るのだけが好きなら、描く必要はないのだ。
2012-04-04 21:01:53かたや、受信系の人だって、発信することはある。けれどもそれは、更に多くを受信できる畑を作るための整地のようなもので、たいがいは、「これ面白いよね」「すてきだよね」を親しい人と共有するというスタイルで行われるように散見する。
2012-04-04 21:09:51どちらも、自分の心情を説明する際、それが絵なら「絵が好き」という言語表現になるので、表面的には似通って見える。でも、自分は受信するのが好きなのか、発信するのが好きなのかは、区別して認識しておいた方が有利な気がする。
2012-04-04 21:12:11そうでないと、巷によく言う「好きを仕事に」なんてコトバに踊らされて、本来、受信系として好きなことを、発信する仕事をしようとして、失敗する。あ、失敗するは言い過ぎで、がっかりする。これが自分のやりたいことじゃないとわかる。みたいなことが起こる。
2012-04-04 21:15:23絵を観るのが好きで、ちょっと描いて周りの人に見せたりするのが好きで、その先だ。発信系として仕事にするなら、仕事にすることにまつわるいろんなメンドクサイことを乗り越えることができてしまう。なぜなら、発信することこそが目的だから。発信しきるまで、「好き」が止まらないからだ。
2012-04-04 21:18:24でも、受信系として好きだった場合は、「気が向いたときだけ発信できればいいんだけどなー」と考えてしまう。自分の欲求がないときに、メンドクサイを前にすると、心底めんどくさくなってしまう。
2012-04-04 21:20:14もっと簡単な例を出すと、レストランで美味しい料理を食べるのが好きな人は多いと思う。でも、料理が好き→料理を仕事にする、とは、結びつかないっていうことだ。
2012-04-04 21:23:25マッサージを受けて気持ちよかったからマッサージ師になれば幸せかと言ったら違うし、セラピーを受けていい経験したからセラピストになる、っていうのも違う。学校時代に先生に憧れた子が、いい教師になれるわけでもない。
2012-04-04 21:26:10受信系として好きなことと発信系として好きなことは違うし、受信系として好きかどうかと、発信系として「その能力がある」かどうかは、もっと違う。でも、そこを混同してる人が多い気がする。で、そういう人たちが「好きを仕事に」を目指して混乱してしまう人たちなんじゃないかと思う。
2012-04-04 21:28:30で、なぜ混乱するかと言うと、受信系であるにも関わらず、発信系の人がやってる仕事の仕方を真似しようとするからだ。まるで傘が雨になろうとするようなもんで、無理があるんだと思う。受信系の人なら、受信系であること自体が強みになり、仕事になるような方法を探すといいんじゃないかと思うのだ。
2012-04-04 22:11:16割と色んなところで言ってることだが、私の場合、受信作業の一貫として発信しているようなところがあるな。一旦「発信」という形でまとめておくと知識として整理しやすい。『桃の侍、金剛のパトリオット』も、自分自身が極東近代史を整理しておきたかった、という部分が結構大きい。
2012-04-04 22:35:08@p_moon これは面白いですね。今、色々なことを受信系、発信系でわけて考えてみています。たとえば、大学受験って受信系的に勉強が好きな人が一番向いていると思います。網羅する喜びに浸れる人。発信系的に勉強が好きな人はその時必要で知りたいことに特化して興味を向けそうです。
2012-04-04 22:53:07@mentane 面白がっていただけて光栄です。以前は生産者と消費者という分け方で考えていたんですが、コトバのニュアンスに自分でも違和感を感じて行き詰まってました。今日、美大に行って、先生方や学生さんの話してることを聞いてるうちに「受信」「発信」というイメージが出て来たんです^^
2012-04-04 22:47:40@mentane そうそう。わたしも受験については同じイメージです。あと実は、第3の型として反応系というのもありそうな気がしていて、まだ考えがまとまっていません。対面したときの体感がemptyな人がたま〜にいて。発信してるみたいなんだけど、反射してるだけなんじゃないか?みたいな
2012-04-04 22:57:40@Asailuck あなみさんの方が確実にぼくよりも受信系サイドで学ぶのがうまいですよね。本の読み方を見ていて思う。きちんと網羅するの偉いなあと思うけど決して真似ができません。ぼくはエリクソン本ですら、興味が乗らないと読めない。興味を持つとずっとその話してますけど。
2012-04-04 22:58:00どうしても受信系のことをやらなくてはいけなくなったときには、それを人に教えるという場を作って無理やり発信系的興味を自分の中にかきたてるというのがあるな。発信の必要に迫られると急に興味が持てたりする。時間が残り少ないのに妙に面白くなってしまって、あれこれ調べ始めたり。
2012-04-04 23:04:39@mentane あるある(笑) 発信スタイルの方が自分にとって楽なので、そこにアクションをもってこないと動きにくいのです。
2012-04-04 23:08:42と、わたしもそう思う。受信系の人が世の中を圧倒できるものと言えば、まずは膨大に集めた知識や情報。そこに、意図せずとも現れる(=楽に発信できる)視点や一貫性があれば可能なジャンル。 RT @ mentane 受信系の仕事というと批評家とか評論家なんかはそうなのではないかと思う。
2012-04-04 23:37:35同種のニオイのするもので、音楽番組のDJもそうだし、あとは、古本屋のオヤジさんなんかも受信系な感じ。要するに、発信の部分に負荷がかからないやり方で、自分に合うもの、できるものを見つけるといいんだと思う。
2012-04-04 23:41:11批評家とかDJとかやってる人はきっと受信が好きな人が多いはず。そういう人じゃないとなかなかつとまらない気がする。発信ももちろんするんだけど。
2012-04-04 23:56:47