データリンクに見る各自衛隊の考え方の違い

keenedge1999 @keenedge1999

F-15近代化用のFDLはEOL(End Of Life)だったんで、まとめ買いさせられたって話を聞いた(EOLが絡むとよくある話)。だもんで筐体がやや大きめだそうな。

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ここからは想像でしかないけど、FDLはVHSIC(新型C/C)とは1553経由でポン付けできるんだろう。(MIDS-LVTは1553でインターフェイスする)　ところが、1553を持たない在来機や国産機であるF-2ではそうはいかない。

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もちろん、それらとI/Fするのは不可能ではないが、かなりカスタマイズが入ってしまって割高になる。

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LINK-16は数年ごとにメジャーなアップデートがあり、否応なく対応機器のソフトウェアの更新が迫られる。デファクトスタンダードな機器だったらすぐに対応できるんだけど、カスタマイズを加えたガラパゴスな機器だとソフトの作り込みや検証を別途特別に行わなければならない。

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だったら、LINK-16に縛られない独自なデータリンクを構築した方が手っ取り早いし、お得じゃないというのが航空事業部の考え。そこで出てきたのがJDCS(F)。

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それに対して、海洋事業部はあくまでもLINK-16命って考え。F-15と同様にMIDS-LVTを搭載する某機種では、LINK-11と16の既存システムに日本独自仕様を盛り込んで構築。

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はて、どーなることやら。各事業部の考え方の違いが感じられて面白い話ではある。

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そんなJDCS(F)だが、既に搭載機器の試作みたいなことは始まっている。機体屋さんは実機を模擬する1553のシュミレータを使って、インターフェイスの検証をしてるとのこと。プライムは順当にNさんのようだ。

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Nさんと言えば、10式TKのデータリンク機器もやってた筈。